【字幕の違い】映画字幕を全部書き起こしたいARMYの話【速読と要約】
映画の字幕は一期一会
ナムさんの映画「RM: Right People, Wrong Place」が、WeverseでVOD公開されましたので、早速観に行ってきました!
VOD字幕楽しみだったんですよね( *´艸`)
同じコンテンツなのに、言ってることが違う!?
ご存じの方も多いと思いますが、同じ動画でも字幕は固定ではありません。
同じ発言でも映画・動画・VODの字幕やパンフでそれぞれ翻訳者が違うため、ニュアンスの差があります。
また、プラットフォームによっては制限があります。特に一時停止できない映画は制限が厳しく、視聴者が読み切れるよう「1秒当たり4文字」「1行10~13文字×2行まで」といったルールがあります。
口が早くて言葉数の多いラップラインは相性悪いですねw
だから映画の字幕はわりと要約&意訳されてます。ローカライズ(文化差対応)も含むから、そうならざるをえないんですよね。自分の印象だとカタカナ語も少ないですね。漢字の方が文字数を節約できるから。
映画と番宣ショート動画見比べたら印象違う……という案件は、ここから来ることが多いのではないかと思われます。
Weverseの字幕はもっと制限が緩いですし、他言語もついてるので情報量が多いです。映画で拾い切れなかった部分を埋めるチャンス!
日本語で意味がよくわからない時は、英語はどう理解してるのか確認しに行ったり、韓国語を解読したりします。
CCもあるといいんですが、なかったです。残念~。
CC(クローズドキャプション)
聴覚に困難を抱える人用の字幕で、話者や効果音の情報なども含まれているため、他言語話者にとっても非常にありがたい存在
私は要約好きなので、映画の字幕の方が読みやすいと感じることが多いです。自分がやる情報整理をもうしてくれてるから、楽なんですよね。
映画字幕は映画版でしか出会えないので、VODになりがちなバンタンコンテンツの中ではレアな存在と言えるかもしれません。逐語訳も好きだから、両方欲しい……!(マニア)
ただバンタンが好きなだけなのに気づいたら字幕ガチ勢
映画「RM: PRWP」は初日2回観て感想を書き、後日もう1回行きました。
感想を書いた際、覚えてる限りの言葉を書き残しておいたおかげで、VOD観ながら「ああ、そういうふうに訳したんだ……」「ここは全体じゃなく一年を指してたのか」などと非常に興味深く楽しめました。
グクの映画「I AM STILL」も同じパターンでした。
ちなみに字幕を覚えているということはシーケンスを覚えているということなので、後からオリジナル版が来た時、どこが追加されたのか追いかけるのに役立ちました。
「The Original」を見ながら、
映画館で脳に焼き付けた記憶と合わないところを全部メモり、
自分が前書いた映画版の記事読み返してWチェックしました!
映画観てから時間経ってるのでもう忘れたかなーと思ったけど、
まだわりと残ってました。良かった……!(*ノωノ)
VOD観ながら思い出したのですが、上記の記事を出した時、何回か「どうやって記憶したんですか」という質問をいただきました。本業の方からもDMをいただいて、驚きつつも嬉しかったです。
「がんばっておぼえたよ」的な返事になってしまった気がするのですが、今回改めてどうやってるのか振り返ってみましたので、共有しますね。ご参考に……なるでしょうか(; ・`д・´)アヤシイ
内容把握が全てのスタート
どうやって映画字幕を書き起こしたのか
私が映画字幕を再現する方法は、こうです。「I AM STILL」も「RM: RPWP」もやり方は同じでした。
事前確認
関連映像を観て、どの場面がいつなのか判断できるようにしておく
当日
映画を観て、話の流れや台詞の要約を記憶する
日付や場所は正確性が重要なので、観ながらメモる
観終わったら覚えている限りを書き出し、わからない部分をチェック
パンフを読んで何が収録されているか把握し、どこにフォーカスすべきか決める
もう一回観て、抜けていた情報を補完する
記憶定着と補完のためには、連続で観る方が効率がいい
帰宅後
映画内の日付や場所を手掛かりに、エピソードを再構成する
ちゃんと把握できてないと、ここで意味が繋がらなくて苦しむ
Teaserやパンフから発言を拾って足し、完成(後は感想を書くだけ)
根っからの効率厨なので、映画観るにもつい「一回で最大の情報を得たい!」と思ってしまうため、こうなりました。
ネタバレ禁止派にはまったく向かない手法ですいません。
どうやって文章を把握するのか
私は元々本を読むのが好きなので、いつの間にか速読するようになっていました。文章は以下のような流れで読んでいます。
文章ではなく、文脈を読む
文字列ではなく文脈の「塊」として捉え、全体像を把握しながら読む
「何を言いたいのか」「どう展開するか」を予想し、書かれている内容と自分の予測を並走させる
自分の予想と違うところで引っ掛かるので、前後を把握して方向を修正し、また読み進める
常に見直しながら読んでいる状態になり、要約しやすくなる
読み終わったら「こういう話だった」とまとめて振り返る
まとめの段階で、要約が言語化される→効率的に情報ゲット
文脈がないテキストの場合は、ルール違反を読む
ざっと見て自分の中にルール(分類・法則・パターン)を作り、合わないものを弾きながら読む
何が弾かれるかで実際のルールがわかるので、把握が進む
「仮説を立てて合わなければ捨てる」を繰り返すことで、常に見直しながら読んでいる状態になり、要約しやすくなる
文章を読む時は、眼球が文の流れを追って上下または左右の動きを繰り返すことが多そうですが、私は大抵全体を目に入れています。行じゃなくて面で捉えて、必要なとこにピントを合わせてフォーカスしながら読んでます。
これをサポートするのが文脈の理解です。
情報の核だけあれば枝葉はいらないので飛ばせますが、どこを飛ばしていいかを判断するには、流れを把握しておく必要があります。
「言葉の展開=思考の順序」なので、思考の癖や言葉の使い方、論理展開が自分と合わない文章は、先読みが外れて引っ掛かることが多くなり、把握に時間がかかります。「目が滑る」が起きやすいのもここです。
これはバンタンの発言や韓国語の自動翻訳文章も同じで、読み慣れたり、キャラや背景を理解したりすることで文脈把握が楽になり、読むスピードが上がります。事前情報超大事。
「文脈がないテキスト」は、例えばコンテンツリストとか株価とかIR資料とかも入ります。要するに、「物語」じゃないものです。
これらは自分の中で分類することで理解しやすくなりますし、背景を理解すれば自力で物語性を与えることができるので、把握が進み、記憶もしやすくなります。
例としては、うちのランキング記事がそんな感じです。ジン君の恋愛ゲームも、データ把握という意味では一緒かなあ。
目に入るテキストを弾くのはもう癖になってるらしくて、夕方のスーパーとか行くと、よくポップの誤字だけが浮かび上がって見えます。「ブッコロリー」とか。
読んで気づくというより、周辺視野にポップが入った時点で「ルールに合わないものがあります」ってエラーが出るので、見直したら誤字がある感じ?
ちなみに、まとめ読みは「チャンキング法」、要約読みは「スキミング技術」っていう名前があるようです。世の中何でも研究されてますね!
読書中、頭の中で読み上げ音声が聴こえたり、絵が見えたりする人もいるそうですが、私は情報の印象を捉えてスキップしていくから、音や絵がありません。
強いて言うなら、ところどころクローズアップされた文面スクショが流れて行くような、言葉の輪郭だけ追ってるようなイメージ……?
脳内処理って人によって色々ですね。普段見えないので、たまに訊くととても面白いです。
映画の場合はどう把握しているのか
映画館はリアルタイムなので、文章読む時よりすっごい忙しいです。脳内をパーテーションしておいて、それぞれの担当が超頑張ってます。
視聴班:「きゃーかわいい~( *´艸`)」「ねえあれインスタに載ってなかった?」「これBOMBの動画からじゃない?」
理解班:「さっきと言ってること合いません」「どこが抜けたんだ!」「話終わってません続いてます!」「次パンフに載ってるとこだから今のうちに解釈して早く」
記憶班:「要約できたやつから映像ラベルつけてしまっとけ!」「次が来たぞ!」「ちょ無理メモ班頼む」
メモ班:「日付出ましたメモります」「地名来た注意」「これ誰」「待って時系列遡ってる」
こうやって見ると視聴班が平和だなw
文章の場合はパッと見て視界内の全体像を把握できるんですが、ドキュメンタリーの場合は「発言」を追うため、要約が難しいですね。
人間は、毎回オチがあったり論理が通ってたりする話をするわけじゃないので、「要するにこういう話をしてた」に収まりきらないことが多くて……。
個人的な理解の易しさとしては、「他人へのスピーチ(原稿あり>即興)>他人との会話(前後がわかる>不明)>独り言」の順です。他人向けを意識している話は筋があるのですが、独り言に近づくほど難易度が高いです。
「RM: RPWP」は仲間内の会話やつぶやきみたいなものも拾っていますし、シーンがコラージュされてることも多くて「誰が話してるのか」「どこで話が切れてるのか」あたりから勝負が始まっており、手ごわかったです……!
物事って、一回自分で噛み砕くと記憶されやすいんですよね。私の場合は、「要約」がそれに当たります。
映画の場合は映像が記憶を助けてくれます。「文脈」は圧縮情報なんですが、そこに映像というラベルを貼ることで思い出しやすくなり、アウトプットしやすくなります。
映画の場合、文章と違って「把握・要約・記憶」を繰り返し続けないと覚えられないので忙しく、しかも一発勝負なので脳内メモリが圧迫されます。
だから、先に情報を入れておき、何を覚えるべきなのかの取捨選択をしておかないと、途中でパンクすると思います。
あ、わからない、と思ったらすぐ捨てて次へ行く判断も大事です。パンクすると、一瞬思考が停止してタイムロスになるから。👈脳内RTA(リアルタイムアタック)状態
これは完全に感覚なのですが、翻訳者の文体をイメージで捉えておきます。
再現する時「それっぽい」と感じるためには、文体が一致している必要があるので、一言一句覚えるというよりは、語彙とセットでアウトラインを覚えます。
記憶の取り扱い方
私は基本的に映画館で見て、家で記事に書き起こして行ってるんですけど、そこで重要になるのは記憶の取り扱い方です。
他人は知らないのであくまで自分の場合の話になりますが、基本、家に着くまで記憶の扉は開けない方がいいです。
何故かというと、最初の記憶って五感で受け取った色んなものが圧縮されてるモヤッとしたパッケージ状態で、開けるまでは確定してないんですよ。シュレディンガーの猫みたいなものです。
人の記憶は、一回開けて言語化を始めると一気に劣化します。
劣化というか、言葉にしちゃうと、見聞きしたそのままの何とでも解釈できる状態に「形」が与えられ、自分の中で事実化してしまうから、それに合わない部分が消えたり変質したりしやすくなるんですよね。
だから、記憶を開ける時は「本当にそうだっけ」と思った時に調べて修正できる環境=PCの前でやった方が、精度が高まります。
できるだけ正確に再現したいことがある時は、最低限の要旨だけ言語化して思い出すためのフックを作っておき、記録・検索・照合できる状態で開けましょう。
私の場合なら、「絵と単語をセットで記憶する(現場でキーワードだけ言語化しておく)」「公演ならセトリを記憶していくなど、時系列を叩きこんでいく」がポイントです。
人間の脳みそは時系列順に思い出さないので、わーっと出てくるととりとめないメモみたいになって混ざるし忘れやすくなるんですよね。情報を補って記憶を並べ替え、物語としてしまっておくと思い出しやすくなります。
文章を把握するやり方の応用テクニック
私は文章をただ読むだけでなく、塊や面として見たり、意味で捉えたりしています。
基本、「意味を理解する」がベースなので、理解できないものは色んな手法で解読したり要約したりします。
例えば、すごく感情的で長くて何を言っているのかよくわからない文章があったとします。
その場合、読みづらさの原因は大抵「形容過多」なので、主語と述語だけ読みます。「事実(起きたこと)」だけを拾って読んで、意味のある内容があまり残らなかった場合は、感情を訴えている文章だと判断できます。
普段は自分の目で拾ってますが、最近はAIにやらせることができるので便利な世の中になったな、と喜んでいます( *´艸`)
この形容詞と主語述語のバランスが、ミン・ヒジンとNewJeans保護者アカウントの文章は似ているなと……あ、今それ関係なかったですねゲホゴホ
参考になるのだろうか
私はこういう感じで、情報を理解・記憶し、再構築しています。もちろんじっくり味わいたい時とか、文章そのものを愛でたい時は丁寧に読みますが、集中する必要がある時はこうやっています。
映画字幕の書き起こしがしたい人……はそんなにいなさそうなので、せめて情報整理のヒントなどになれば幸いです( ;∀;)
最近はAIが手伝ってくれるので要約も楽ですが、まだまだ解釈間違えたり偽情報を生成したりするのでダブルチェックが必要なため、自分でやった方が早いことが多いです。
映画館では自力でやるしかないので、もう毎回真剣勝負ですね。脳トレになってるんじゃないかしら。
ちなみにこれに慣れると、普通の映画鑑賞を暇だと感じるようになります。脳内班が「出動まだですか?」って訊いてくるw
やりすぎると脳細胞が過労死しそうですが、メンバーのドキュメンタリー映画なんか滅多に来ないので、もし次来たらやっぱりやっちゃうと思います。
あ、ライブの時は脳内班が「視聴・チャント・アミボム・ダンス」で忙しいので、そうはならないかも。多分。
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