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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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【映画感想】SUGA: Road to D-DAY【BTS】


SUGAのアルバム制作ドキュメンタリー

これ、まだ右も左もわからない赤ちゃんアミの頃に見たので、また見返したいと思ってました。
やっぱドキュメンタリーって、時系列や背景をどれだけ理解してるか、出てくる人や物事を「あ、あれだ」と思えるかどうかで、受け取る情報がかなり違いますからね💦

先日、WeverseのタグとYouTubeの再生リストをチェックしていたら再会したので、思わず一気見しちゃいました。
コメンタリーがないので、ある意味見返しやすいボリュームです。いや、「D-DAY」とソロツアー入れたらそれどころじゃないんですが、今回は映画に集中するということで!

改めて「シュチタ」のAgust D回を見返したらこの映画のビハインド状態でしたし、ナムさんの映画「RM:RPWP」も見た後なので、また新しい感想が生まれたりして、バンタンコンテンツは豊富な上に何回見ても楽しめるお得さがたまりません。どれだけ見直したら満足できるんだろうw

まだ感想書いてなかったので、この機会に書いてみます。
よろしくお付き合いください!

補足情報

映画内に出てくる最後の日付は2023/2/6

映画には「D-2」リリース後から「D-DAY」リリース前までの約3年が含まれています。
ちなみにソロツアー「D-DAY」は、2023/4/27開始。

悩みも夢も多かったミン・ユンギは、28歳にして世界的に有名なアーティスト、BTSのSUGAとしての地位を確立した。天性の才能、多大な努力、そして輝かしい成功で、唯一無二の遺産を残した後、彼はAgust Dとしてソロアルバムに取り組み、新しい物語を発見する旅に出る。ラスベガス、マリブ、サンフランシスコ、東京からチュンチョン、ピョンチャン、ソウルまで、SUGAは再び自分の夢を見つけるために出発する。

Disney+番組説明より

SUGA: Road to D-DAY

やりたいことがないのが、悩みです。
今は――やりたいことや、話したいことがない。それが悲しいですね。たくさんあったはずなのに、たくさんの夢を叶えてしまったから、そのせいで忘れてしまったのか。どうして……どうしてだろう。

SUGA
黄昏の残る空の先を見やる視線と、ハンドルを握るでかい手がたまらない

いきなりけだるげな独白からスタート。
自分探しのロードムービーとは、何という王道。始まった瞬間、優勝確定のゴールへ向かってハイウェイを疾走している状態。さすが狂王・Agust D。

イケメンにもほどがある凶王陛下

ミックステープは元々3部作の予定でした。
「Agust D」では不安を表現しました。そうしないとBTSとして役割を果たせない気がして。
「D-2」は過去と現在を行き来するストーリーです。
そして今回は……これまでのものを全て込めたかった。しかも"SUGA"ではなく、"Agust D"として。

SUGA

"Agust D"としては最後のアルバムになるかもと思いながら作った、という「D-DAY」。響き渡る銃声が、振り返る旅の始まりを告げます。ばーん。

何かあったらとりあえず心のユンギに撃ってもらうので、職場でよく発砲事件を起こしがち

2021/12/09 ラスベガス

のっけからプールサイドに座るボサボサ頭+ピアスのユンギが刺さりすぎて震える……!( ゚Д゚)

しかもこの映画、作曲してるSUGAが頻出=手元アップが多いので、手フェチにもたまらん仕上がりになっております。
すみません、話が全く頭に入りませんので、お手柔らかにお願いします!

迷いなく動く有能な指先に惚れる

今作っている曲に、『三十の頃に』をサンプリングしようかと考えているSUGA。

キム・グァンソクさんの最も有名な曲で、多くの韓国人に愛されている曲がある。
それは『三十の頃に』という楽曲で、以下の歌詞に心を打たれる人は多い。

"だんだんと遠ざかっていく。ずっとここに停まっている青春だと思っていたのに。また1日忘れ去られていく。毎日別れを告げながら生きていく……"

Danmee「BTS メンバーが趣味を作る理由‥不安と自我の境界線で失われた ’名札’」より

「何故その曲を使おうと?」と訊かれて「30歳だから」と気恥ずかし気に笑ってるすっぴん卵フェイスがかわいくて死にます。しかも捻りなしのストレートなお答え。こんなおぼこい三十路ラッパー、ありなのか。
「書けることが増えそうです。30歳だからこそ、できることは多いはずです」だそうです。

涙の防弾会食の後、すわBTS解散かと騒ぐ記事が多く書かれ、2週間はメインの記事になっていたと語るSUGA。

当時は兵役問題も佳境で、K-POP業界の慣習から行くと解散も十分現実味があったため(もちろんバンタンは否定しましたが)、かなり騒がれたようです。
トレンドも大きく動いてて、ネット解析系の過去ログ追いかけてると、これをネタにしたデータが出てきて当時の様子を推し量れるくらいの影響ぶりでした。

該当の動画が公開された後、6月14日21時~翌日6月15日の間に投稿された「BTS」を含むツイートを対象に、書き手の感情を分析すると、「わかってるけどどうしても悲しい、泣」などの「恐れ」や「悲しみ」に分類されるネガティブな感情が優勢となりました。一方で、「めちゃくちゃ泣ける会食だった」「BTSの次のチャプターも楽しみ。ネガティブじゃない、必要なこと。ずっと大好き!!️」といった「愛情」「楽しみ」を含んだポジティブな感情も見られました。

SDGs ONLINE 編集部「ツイート数の推移から振り返る!「BTS」に関する2022年上半期の話題TOP3とは?」より

韓国メディアによる怒涛の記事ラッシュは、色んな意味で災害みたいな印象です。会社やアーティスト側も、度を越したもの以外は無視することが多いように見えます。

ただ騒がれるとやっぱりARMYも動揺するし、そういう様子を見ている本人たちはもどかしかっただろうなとも思います。
SUGAの「あいまいな内容で変に書かれるし……世間の声を認めたくなかったんです」とのつぶやきには、押し隠しきれない憤懣が滲んでいるように感じられました。

ツーブロックのヘアをかわいくセットした後は、『Mic Drop(Steve Aoki Remix)』『The Truth Untold』でお馴染みのSteve Aoki宅へ、おうち訪問。
家の中にはBTSメンバーのパネルがいっぱい飾られてます。集合1枚じゃなくて個別のを7枚置いてるパターンが多く、かなりの強火ペンハウスw

家にトランポリンあるの面白すぎるwww

Steve Aokiとの初顔合わせっぽいシーンが挿入されています。
「コラボしたい。ビートはできてるから、サビのアイデアをくれたら、まずそこから曲を作る。その次にAメロを作っていく。サビやメロディーがあればいい」って、初手からいきなり具体的な話を始めるAoki。すごい熱意ですね。それだけ、彼らに可能性を感じたんでしょうか。

「【第2話】『BTS Monuments: Beyond The Star』」より

SUGAの曲を聴いたSteve Aokiが、「なんて美しい曲なんだ」って褒めたたえてたので、「なんて聞く耳のある人なんだ」と絶賛の念を送っておきました。

SUGAも、リル・ウージー&アオキのコラボ曲や、彼の宇宙船のコックピットみたいな明るいスタジオが気に入った様子。

SUGAは音楽の天才で、僕の大好きなアーティストです。それに、常に先のことを考えてる。彼の曲を聴くたびに思いますが、BTSとソロ2つの顔があり、いつも期待以上のことをやってくれます。だから彼には最高を期待するのです。

Steve Aoki

焼肉を食べながら、「レッドロックキャニオンは近い? じゃあ日没に合わせて行こう」と旅行の計画を立てているSUGA。帰ったら減量だ、と言いながらレインボーカラーのミルクレープまで食べてます。

1日に3食食べたのは、1年半ぶりかと思います。

余計なお世話ですが、もっとお食べください(オンマ属性ARMY)

僕は大人になるのが嫌でした。ずっと夢見て生きていたかった。夢を見なくなったら大人だと思っていました。でも今、夢がありません。それに、見つからない。
渡米は夢を叶える手段でしたが、2018年に言われました。"この時代を代表する人だ" と。想像もしなかった。アジア人として、アメリカのチャートで1位になるだなんて。

SUGA

ここで刺さったのが、「僕は大人になるのが嫌でした」の一言です。

SUGAは、BTSメンバーの中で一番「仕事とお金」「ビジネスとしての音楽」についての言及が多い印象です。
お金の苦労もし、PDとしての仕事の中で「何を求めてオファーされたのか、それに応えるにはどうすればいいか」と思い悩む経験を続けた上での、地に足のついた現実感を持ってる感じ。

でもその反面、「夢を見ていたい」「大人になりたくない」という青少年のリリカルな潔癖性みたいな感覚も、忘れてないんですよね。

例えば、「売れたものがいい音楽」とするビジネス感覚と、「いい音楽は受け入れられる」とする理想論は、どっちもありなんだけど相反しやすいので、一人の中で両立させるのは難しいように思います。
葛藤を消化するか飲み込むか、何かする必要があるのではないでしょうか。

でも、SUGAの中にはこういう相反するものが共存している気がします。
どっちも受け入れた上で、その端的で明快な言葉に乗せて出してくれるので、聞いてる方は驚きます。「そんなこと言うんだ(言ってくれるんだ)」という、ものすごく大きな落差を感じます。
この高低差は、「雨の中で仔犬拾う不良の笑顔効果」でクソ深い沼を生んじゃう罪深いやつですね。知ってる……( ゚Д゚)ゴク

SUGAの魅力はたくさんあると思いますが、彼が自分の中で多様な価値観を受容している様子は、人に「私も受け入れられる」という感覚を抱かせやすいように思います。

SUGAの持つ価値観の多重構造は、彼が男性性やメンタルについて、固定概念に捕らわれない発言をするところからも垣間見えます。
それが、BTSの楽曲が世界中の人から共感を得る理由の一つとなっているのではないかという印象を受けました。

食事後、お店の店主らしき人に「韓国を広めてくれて誇らしい」と感謝されています。
帰途につきながら、「広めるつもりはなかった」と複雑な心情を吐露するSUGA。でも海外に来たら、在外韓国人や移住してきた人たちによく言われるのだそう。

私もThreadsやXで、BTSのおかげで生きやすくなった、子供に良い世界をくれてありがとう、と感謝するレスを集めた一連のポストを読んだことがあります。
BTSの知名度やARMYの結束力がネガティブだった世界を変えた、むしろ韓国にいる人が一番BTSのもたらした恩恵や影響に気づいていない、とする海外からの意見は新しい視点で、非常に興味深く読んだものです。

BTSの成功と人気が、私のような韓人、さらにはアジアを離れて暮らすアジア系移民たちに及ぼした影響は桁外れだ。それはファンではなくても否定できないだろう。アジア人の顔をした彼らが、アメリカのメインストリームのステージに立ち、大いに愛され、影響力を及ぼす姿は、生きている間にそのような光景を目にするとは想像もできなかったアジアン・アメリカンたちにとっては、特別な感動だ。特にこの地で育っているアジアン・アメリカンの子どもや青少年たちにとっては、私たちが子どもの頃にできなかった経験が溢れているようで、大人としてより一層胸が熱くなる。私はもはや、初めて会った人に韓国がどんな国かを説明する必要がない。

Weverse magazine「BTSのホワイトハウス訪問が、在外韓国人−境界人である私に意味すること」より

店主や経営者家族が幸せなら嬉しい、と率直な気持ちを口にするSUGA。
自分たちはけして国の名を高めるために活動したわけではないし、そんな立ち位置でもないけれど、少しでも縁を持った人たちの幸せを願う……というスタンスは、とても共感できますね。

このSUGA、外国人の子供みたいでかわいい( *´艸`)

小5~6の頃中国へ行ったのが、最初で最後の家族旅行だった、と話すSUGA。
これが最初の旅行だと言ってたんですが、どこから見て初めてなのかがいまいちわからない。
「旅コンテンツは?」「プライベートでバンタンと行ったイチゴ狩りのアレは?」ってソワソワしたARMY多そうだなと思いましたw

レッドロックキャニオンの壮大な景色を前に、旅行の楽しさを実感

ずっと出かけるのが嫌いだと思い、長期休暇があってもずっとアルバムを作っていた自分を振り返って、「どうして自分で自分を制限するんだろう」と呟いています。

でもSUGAは、苦手だと思ってたことも気が向いたらやってみますよね。そういう意味では、お尻が重いタイプな感じはしません。ドキュメンタリーでも、普段写真を撮らないんだよ~って言いながらチャレンジしてたし。
ていうかユンギ、仕事と音楽好きすぎて、他の選択肢はあまり深く考慮してないだけなんじゃないのかという気もします。

普段は気恥ずかしくて写真を取らないと言うSUGAも、誰かに「もったいない」って説得されたらしく、撮影してみてます。

「【第5話】『BTS Monuments: Beyond The Star』」より

2021/12/15 マリブ

戦場のメリークリスマスを弾くSUGAが刺さった人は、以下の記事もどうぞ💜

時とともに、自分の好きなものがどんどんなくなっていくんです。
20歳になった時は、20代が楽しみでした。30代はピンとこない。
作詞や作曲をするには、1つのことに集中して何かを生み出さなきゃいけないんです。30代は何をすれば? 仕事だけ? それは耐えられないかも。
旅行が楽しいなんて、初めて知りました。楽しんで生きることを考えなきゃ。

SUGA

退職を前にして趣味がないことに気づく熟年サラリーマンみたいなこと言い出すSUGA。
BTSはもう一般的なK-POPアイドルとしての寿命(7年)を超え、二回目の人生に突入してる状態なので、悩むのは当然なのかもしれません。ロールモデルになる先輩が少ない、というのも、難しい点なのかも。

次のお出かけ先は、ホールジーの家。彼女のことを「チング」って言ってますね。仲良しさん( *´艸`)

SUGAが男性(ホールジーのパートナーかな?)にスマホ見せて、「この魚知ってる?」「青……ギャラドス?」って盛り上がってるんだけど、何でそこでポケモン出てきたのか全く分からないwww

ポケモンのギャラドス。ちなみに色違いは赤です。
ホールジーに髪を結ってもらい、自分の姿に高い声で爆笑する様子がかわいい

彼らは僕が子供の頃から知っているスターですが、同じ人間でした。
僕たちを嫌いな人がいるのは、知っています。僕たちがやって来たことを評価しない人もいるでしょう。そういった評判や評価を全部抜きにして理解して埋めてくれる、そんな人たちです。普通の人でした。言葉は違うけど、心が通じる。

SUGA

ホールジーとSUGAの仲の良さは記事でもよく見かけてましたが、本当に楽しそうで良かったです。

この言葉のように、彼やバンタンは基本的に、自分たちに向けられる負の面に対し「見ない」より「見て知っているが気にしない」というスタンスを選んでいるように思います。
アカウントも自分達で管理してるからアンチコメントが来たら見えますし、ARMYが荒れてる時は気にかけてますし、時々メンタルが心配になります。

そのへんはわかった上での選択だと思いますが、彼らを心から理解し、愛してくれる人が一人でも多く傍にいてくれるといいと思います。心をくるむ毛布は、何枚あってもいいですからね。

でもそれ以前に、Weverseで生配信してファンと触れ合ってるのも、私はビックリしました。
いやファンからしたら嬉しいと思うんですが、アイドルのメンタルが心配すぎて……。初めてWeverseライブについて知った時は、正直若干引きました( ;∀;)

「【BTS】アイドルとメンタルケア【BIG HIT】」より

私はホールジーがSUGAについて語った、「勇気ある暗闇」という表現が好きです。ナムさんのSUGA曲評に通じるものを感じます( *´艸`)
ホールジーは難病を患っているそうですが、彼女のファンとしても、そして同じ子を持つ親としても、少しでも快癒に向かい長く人生を楽しめるよう心から祈っています。

彼は真のアーティストです。そのエネルギー、多才さ、創造性、そして勇気ある暗闇を目の当たりにして圧倒されました。

Billboard JAPAN「ホールジー、“双子”と呼ぶSUGAとの共演を振り返る「彼は真のアーティスト」」より

SUGAさんの曲は不安や暗闇に向き合いながらも、一筋の希望や光を手放さない、何か清らかなものがすごく感じられるんです。

「BTS【シュチタ】EP.9 ナムさん×Agust D【슈취타】」より

SUGAは『AMYGDALA』や『D-DAY』の歌詞で「蓮」を比喩に出してるんですが、このナムさんの曲評は泥の中で白く咲く蓮のイメージと完璧にフィットしていて、さすがリリックマスター・ナムジュンのキャッチ力は正確だなと感心しました。

話がナムさんにそれましたが、SUGAとホールジーがコラボした曲はこちら。
『ディアブロ IV』はネトゲなんですが、このシリーズめっちゃ好きなので、私の好きなSUGAが私の好きなディアブロとコラボだと!?って超悶えたものですw

三件目のお出かけ。誘われたから、といきなり遊びに行くSUGA。フットワーク軽くていいですね。
って、初対面でSUGAにポッポしたというおまえは誰だ名を名乗れwww

調べたら、『Yet To Come』オンラインライブの時のドラマー、アンダーソン・パークさんでした。君だったのか……!
ちょっとスポナムさん思い出させるおかっぱヅラなんですが、どういうことなんでしょうか。いい人そうですが、ツッコミどころが多すぎる。

わあ、見分けがつかないわー(棒読み)

挨拶代わりに互いの曲を聴かせ合う2人。焼酎を飲んで盛り上がってます。

「今21歳?」「29だよ」「まだ子供かと」って赤ちゃん扱いされてるSUGAがかわいいです。どうりでコマみたいな形の真っ赤な椅子に座らされて、クルクル回されてたわw
まあ7歳違うのを置いといても、このモチ肌ユンギはどう見ても30手前には見えないから、致し方なし!

「マイベイベ」「チャギヤ」呼ばわりで、めちゃめちゃかわいがられたユンギ。帰り際に、「ホールジーに匹敵する天使です」って超いい笑顔見せてます。
私の錯覚かもしれないけど、なんか……バンタンて、かわいがられると機嫌が良くならない? 韓国人は皆そう?

僕が曲を作ってる姿が、ほとんど録れてないよね。カメラの前ではできないんだw
韓国でも、あんな雰囲気で曲作りはできるはず。ノリのいい人はいるから。でもさっき気が付いたと思うけど……僕がシャイだからw
……いい人だったな。

恥ずかし気に笑うユンギが刺さりすぎてリピりました……!!

ホテルでひたすら作曲にいそしむ、ワーカホリック・SUGA。アンダーソン・パークとのフィーチャリング曲を作りたいのに進まないらしく、もぞもぞしてます。
キーボードと電子ピアノとペンタブを駆使して作業してるの、面白いですね。ペンタブは何してるんだろう。歌詞や音符配置?

ミュージシャンの寿命は短い。アイドルの寿命は7年と言われてます。実際に7年間売れ続けるのは難しいです。
曲の流行のサイクルは早いから、作り続けないとすぐに忘れられる。他のアーティストたちがどんなスタイルを求めてるのか、確認しながら作業を進めてます。それに聴く人にも僕がプロデュースした曲を「いいね」と思ってほしい。実力を証明したいという思いもあります。
どれくらいやるべきかを考えると、多すぎて言葉が出ません。自分なりに頑張ってます。

SUGA

「寿命7年説」は、K-POP業界の契約から来るものですよね。
ナムさんも、「寿命と言われた年月を越えた」「8年目に入ったことはとても深い意味を持つ」という話をしてました。

私たちからしたら生き急ぐなあって印象も受けますが、男性アイドルの場合は兵役もあって二重にゴールがある状態ですし、これまでそういう前例をずっと見てきただろうSUGAにとっては、普通の感覚なのかもしれません。
「これが僕の人生だ」という言葉には、全部引き受けてここで生きてやる、という諦観に近い覚悟を感じました。

7年固定というわけじゃないんですが、慣習的に7年が多いようです。
損益分岐点(要は元が取れるタイミング)とか、デビュー年齢と兵役開始年齢との兼ね合いで、その辺に落ち着いたらしいです。
実際は、7年持たずに解散しちゃうグループも多いとか。

「【練習生】BTSと契約更新【専属契約】」より

スタジオなら韓国でいいんだけど、世界一のポップミュージックを生み出すアメリカで、曲が作られる環境を見てみたかった、と話すSUGA。心底音楽を愛してるんだなあと感じます。

2020/05/25 春川

ここの場面では、「In The Soop Season1」でキャンピングカーの中にいる春川のSUGAと、それより未来のHYBEにいるSUGAとが折り重なるようにして描かれています。

「アルバムタイトルは "D-DAY” です」
「MVは2本、『해금(Haegeum / ヘグム)』と『AMYGDALA』」
淡々と内容を説明していく未来SUGAには、過去SUGAの煮詰まってあがいてる感じがなく、ドライなお仕事顔が垣間見えてまさにSUGA PD。あっこれはめっちゃいい!!

こんな人会議室にいたら、議事録何書いてるかわからんようになる自信がある

一方、過去の春川SUGA。キャンピングカーの中にいるヒョンのところへ、ジミンちゃんが遊びに来てます。
作業に集中したいから帰れというわけでもなく、横に座るのを普通に受け入れて「聴く?」って尋ねるSUGA。関係がすごい近くていいですね。

「頭から聞く?自信作だ。ここ最近の曲で一番気に入ってる」
「(聴いて)いいね!」

作成中の『AMYGDALA』を聞く2人
ユンギ兄ちゃんと弟の図

ジミンちゃん、普段からこうやってヒョン達の作業室へ入り込んで、曲や話を聞かせてもらってるのかなあとか、どうりで曲作りの方向性がラプラ直系って感じするもんなあとか、めっちゃ妄想が捗りました!!

例えばボーカルラインのうち、育ての親であるラップラインから楽曲作成の姿勢を一番濃く受け継いだ直系の後継者は、ジミンちゃんだと思います。

「BTS楽曲のルーツとソロ曲に見る個性」より

語られているのは、偏桃体の話。あっいきなりまたそんなヘビーなとこを……!( ;∀;)

(AMYGDALAは)偏桃体のことだよ。脳は不快な記憶やストレスを、そこに蓄積する。似たような状況に対応するためだ。
作業中はかなり感情を揺さぶられたよ。嫌な記憶を思い出す必要がある。だけど実はそれこそが治療の大事な過程なんだ。嫌な過去を思い起こして、扱い方を身に着ける。

過去SUGA

要約すると「今自分のトラウマに関する曲書いてて、傷口開きながら作ってるんだけど」って内容を、話しづらそうにするでもなく普通に語り出すSUGAと、居心地悪そうにするでもなく普通に聞いてるジミンちゃんと、動揺する新規( ゚Д゚)ギャー

いやこれでも大分慣れたんですが、この人達普段からこんな話してるんだな……っていうことを改めて目の当たりにし、震えました。
SUGAは吐き出し慣れてるのかもしれないし、ジミンちゃんもそんな彼に慣れてるのかもしれませんが、相手に引かれる心配をせずに内面の奥底を共有できる信頼関係の深さには、毎回驚かされます。

私にとっては「生の部分を手づかみで……!」的な衝撃案件であるため、バンタンのこういう姿を見る度に( ゚Д゚)ギャーってならずにいられません。「家族だから」では収まりがつかないんだけど、どう理解したらいい?
ボーイズアイドルグループを愛してるつもりが、気が付いたらすごいとこに流されてきてる気がするなあ。

即時の反応です。例えば蛇に噛まれたら蛇を怖がり避けるとか。生きるための、脳の働きなんです。
これは僕の体験談です。実は20歳になるまでの間に、色々ありました。この曲の中には、目に傷がついたエピソードが入ってます。
傷を負うのは自己責任です。でも最初の矢は刺さっても、次の矢が飛んで来たらよけようとしますよね。そんなメッセージを込めたのが、『AMYGDALA』です。

未来SUGA
挿入曲は『AMYGDALA』

スランプなのか、作業室で一人苦しんでるSUGA。ああ、「シュチタ」でグクが真似してたシーンですね!

ああくそっ、受けたのが間違いだ!
パンさんに言われました。「成功してるのに、どうして働くんだ?」って。
何故働いてるのか、僕にもわからない。何に追われてるのか。
受容。手放すにはかなりの忍耐が必要。勇気が要るけど、僕には足りないんだ。諦められない。
――頑張って来たのに!

SUGA@にゃんにゃんパンチ
字幕「受容」
「Road to D-DAY」の兄を完コピ。はしゃぐ字幕w

あ、勇気? 勇気が足りない。なるほど。

最近、勇気が足りないSOPE見すぎて、「RUN BTS! (EP.51)」開くとバイキングのシーンから始まるんですよね……。
でもほら、本人にネタ振りされたらやらざるをえないから貼っときます。いやされてない。

あ、いえけして、素材化して使い回しそうとか思ってません!

2022/06/23 平昌

煮詰まったので泊まりに来たSUGA。PSYさんとのコラボの後、しばらくスランプだったそうです。
イジョンさんの背中を、「カッコいい」と言いながらスマホで録ってるユンギがかわいいw

泊まりと軽く言ってるけど、少なくとも10人くらいはいて、ソングキャンプ状態になってますね。自己紹介しようと声掛けしてるから、仲良し仲間というわけでもなさそう……と思ってたら、イジョンさんの作曲チームらしいです。

ソングキャンプ(Song Camp):
作曲家、作詞家、プロデューサー、アーティスト などが一堂に会し、短期間で集中的に楽曲制作を行う合宿型のワークショップ。
多様な楽曲を量産しやすく、人脈形成・コラボが活性化する他、新人発掘・育成の場としても活用される。

現状の理解

EL CAPITXN(チャン・イジョン)
SUGAの盟友として名高いイケメン。93年生まれ。

「バンタンと一緒に曲を作った人たち【BTS×音楽PDニム】」より
Team SUGAかな?

皆お行儀良く座ってますし、SUGAがジャッジして欲しい音を決めてるので、彼を頂点としたヒエラルキーを感じます。
Team RMがナムさんを囲む人の輪なら、ここはSUGAのための蜂の巣ですね。どっちも違ってどっちもいい。

ソファで仮眠してる白Tシャツのユンギがたまりません。私は腕を上げて顔を覆いながら寝る人がツボ、ということを生まれて初めて知りました。
これだけ生きて来て、まだまだ新しい自分を発掘できるなんて……バンタンはいつも扉を開いてくれるな!

会社員の気持ちで曲を作ってます。
一気に曲を作れるクリエイティブな人たちも、世の中には存在します。でも僕は先に作っておくのが楽なんです。
やっておかないと、苦しむことになります。アイデアが出ない時もあるから。曲さえあれば、トレンドに合わせて出せる。
いつ誰と組むかわかりません。僕のアルバムのためにも、作ってから考えます。

SUGA

まあ、1日12時間働く会社員は労基召喚マシンなんですけどね。気持ちはわかる、わかるよ! 私も社畜属性アミだし!!
こういうところ、SUGAの不安性で先を心配しがちな性質が良く出てると思いますし、ずっとこの道で生きていきたいという強い気持ちも感じます。ハングリーだなあ。

お夕飯はBBQタイムで、お肉焼いてますね。
バンタンコンテンツ見てたら皆めっちゃお肉焼くけど、そんなに肉食なの?って思って調べたら、ほんとにそうでした。いらんTMI挟んですみません。

最近はネットを見ません。多くの情報が簡単に手に入るけど、そこから解放される日が「D-DAY」です。
"あいつよりうまくやらなきゃ"
曲作りを始めた頃はそれを原動力にしてたけど、そんな考えに疲れました。しんどくなってきた。
"ネガティブな思考から解放される日"
それがこのアルバムの原点です。
ここ2年間、いいこともあったけどノイズが溢れてたから、振り回されたくなかった。

SUGA

ここでユンギが「しんどさ」を感じた、というのが印象的でした。
がむしゃらな競争心が原動力になる時期は過ぎた、ということなのでしょうか。怒り続けるのはエネルギーがいりますしね。

私は、ユンギは「怒り続ける人」だと思っています。彼の反発心や反骨精神は個性の根幹にあるので、そうなくならないでしょう。
ただ、その対象や、怒りの噴出の仕方は時と共に変わっていくだろうと思います。

例えば、後輩のためにかけてあげたい言葉があったとして、それが彼らを苦しめるものへの憤怒になるか、『Snooze』のような慰めになるかは、出し方の違い。
でも「後輩のためにかけてあげたい言葉」が出てくる、というのはSUGAの根本の性質なので変わらない。

受け取り方は人それぞれだと思いますが、自分にはそういうふうに見えています。今後はどういうふうに出してくるのかな。

SUGAは、過去の過ちや未来への不安ばかり考えていたけど、最近は現在に集中することを心がけるようになったとのこと。
不安を覚える自分の感受性を宿命と受け止め、どうポジティブに捉えていくかをすごく考えたそう。

「BTS【シュチタ】EP.9 ナムさん×Agust D【슈취타】」より

ご飯食べながら、ふと「アイドルじゃなかったら……」と呟き、沈黙した挙句「母さんに会いたい」「このまま実家に帰ろうかな、車を飛ばして」って笑うSUGAたまらん。
会ったばかりの人もいるソングキャンプ中に、何でそんなかわいいことを言えちゃうのかなあ!!(謎の激昂)

ナムさんがTeam RMに「君はもう十分正直だよ」って言われてたの思い出します。
バンタン、内輪以外でもビックリするくらい率直すぎて怖いわ。誰にでもおなか見せちゃいけません!( ;∀;)イヤイイケド!

「来月中旬までに形にならなければ、カメラ2台を持って山にこもる」と宣言しているSUGA。
フラグ立つからおよしなさいって思ったけど、そういえば「シュチタ」で山籠もりしたって言ってましたね。残念、形にならなかったかw

アルバムの準備はかなり進んでいたのに、メイン含む3曲がなかなか出来上がらず、山籠もりをした話。

「BTS【シュチタ】EP.9 ナムさん×Agust D【슈취타】」より

曲を作る時、いつも思うことがあります。排泄のようなものだと。排泄だよ。アイデアが出たら、綺麗に整えるのは後でいいから、全部出し尽くす。それを世界に浸透させるのが、僕の役目です。
とにかく出してから、酔ってない時に整理する。いつも言ってるけど、今は良くても明日聴くと駄作になる。

SUGA

「夜中に書いたラブレターを朝読み返すと死にたくなる現象」ですね、わかります。
このソングキャンプでは20曲くらい生まれたけどまだ寝かせてる、とビハインド動画でSUGAが言ってました。めっちゃ出しましたね……!

成功して稼いで時計や車を手に入れても、ちっとも心が満たされません。成功者だからそう言えると思われるかも。でも、実際楽しくないんです。
だけど、仲間と曲を作ることは楽しんでます。1日のうち12時間も打ち込めることなんて、そう多くない。幸せなことです。音楽を辞めたいと1日に何度も考えるのに、皆で集まると長時間集中できます。
こんなに楽しいのに、仕事としてしか音楽を扱えないことが、最近辛くなってきました。コラボが苦痛な時も。それでも活動するのは、曲が出るのを僕やBTSのファンが待ってると思うからです。

SUGA
挿入曲は『People』

2021/12/07 サンフランシスコ

船を出して釣りに出かけているユンギ。30分時間があるから作業しよ、になるあたり重症のワーカホリックw
まあ、私も30分時間があったらバンタン見ますけど。バンタンホリック?!

発売されたら聴きません。制作中に何千回と聴いてるから。一万回以上かも。数えてないけど。
聴き飽きてうんざりです。でも2~3年経てば聴けるようになります。
『People』が好きです。疲れてしんどい時に、よく聴いてます。そして号泣する。その時、初めてリスナーの立場で聴いてるんです。”興味深い歌詞だ” って。 
『People』にはかなり励まされました。そんな曲です。

『People Pt.2』は同じような気持ちで作ったので、今回収録したいなと。『People(사) Pt.2』か『Love(사)』かで悩みました。”人(람)”か”愛(랑)”か、聴き手に任せようかとか。結局『People Pt.2』に。

SUGA

『People Pt.2』でコラボしたIUちゃんのことを、「頼んだらすぐ形にしてくれるのですごく楽」と表現してます。グクといい、有能な表現者が傍にいてうらやま……!

2022/09/30 東京

いきなり『戦場のメリークリスマス』演奏する姿に被弾不可避

以前スケジュールの都合で会えなかった坂本龍一さんに連絡したところ、"僕も会いたい"と言ってもらえた、と若干緊張気味の真顔で語るSUGA。
亡くなられる半年前ですね。えっ、坂本さんが韓国語で挨拶しながら、握手しない方の手を添えてる……!(悶絶)

恐縮しながら両手握手に移行し、何度も頭を下げるSUGAの姿に、こっちまで悶絶します。推しに会う推しを見守るのは初めてですが、画面越しに緊張が感染しますね!

握手
礼儀の国・韓国では、握手にも作法があります。基本的に、格上・年上の人と握手をする時は、握手をしないほうの手を、自分の胸にあてるか、または右ひじに軽く添えます。そして、あまり強く握らず、ソフトな握手を交わします。

「習慣とマナー(マナー編) | ATI韓国 - ATI アジア観光インフォメーション」より

小さい頃、大邱の映画館で「ラストエンペラー」を見て、坂本さんの音楽に心を打たれたというSUGA。
よく、オープンソースの曲をサンプリングに使っているそうなのですが、曲作りを始めた頃は彼のサウンドからよくインスピレーションをもらっていたそう。

SUGA「長く音楽活動を続ける秘訣は何ですか?」
坂本龍一「いくつ作っても、100%満足できない。満足したら終わりだと思う。上には上が限りなくあるので。どんなに頑張っても。ちょっとでも、一つ一つ階段を登ろうと努力はするんだけども。何とか一歩でも近づきたいという気持ちがある」

SUGA×坂本龍一

坂本龍一さんの初期曲にインスパイアされて作った『Snooze』を聴かせている間、目を泳がせ生唾を飲み込んでいるSUGA。
絵に描いたような緊張の面持ちで、見ているこちらも手に汗を握ります。

SUGA「曲のタイトルは『Snooze』で、居眠りを意味します。後輩に伝えたい内容を曲にしました。この曲を聴きながら、元気を出してほしいです。辛くても乗り越えられます。
僕は幼い頃から、夢に関する曲を作ることが好きでした。だから今回もそんな曲を作りました。居眠りをしても大丈夫、という内容です。"墜落が怖いなら受け止める"という歌詞など。
ミュージシャンは、けして楽な仕事ではありません。食事や睡眠の時間を犠牲にして働いてる若い後輩が多いです。時々そんな後輩が、僕やBTSを見て夢を抱いたと言ってくれます。僕の曲を聴いて、音楽を始めたと言ってくれる後輩もいます。そんな後輩に伝えたい曲です」
坂本龍一「すばらしいと思います。自分に対してもケンチャナと言っているような気がします」

SUGA×坂本龍一

歌詞の内容を訊かれ、「後輩に言いたいことを曲にした」と語っているSUGA。最近BTS×TXTの記事書いたりしてたんで、グッときました。SUGAヒョン愛してる……!

実際、SUGAやバンタンは弟グループに対し、とても親身に接しているようです。
世の中には子育ての経験を通して、子供と一緒に自分を育て直し癒される人もいます。バンタンメンバーも「あの時叶えられなかったこと」を後輩たちに返していく中で、曇った鏡や床に溜まった水を拭いた屋根の低い練習室や靴の溢れた玄関、廊下やトイレで着替えた日々を、過去に昇華していくように感じました。

スビンは続けて、(中略)「諸々悩み相談をしに行ったが、とてもいい話をたくさんしてくださった。RM兄さんの家に行ってきてから、本当に一生懸命生きなければならないと誓った」と振り返った。

これに対し、パク・ミョンスが「家を見て?」と冗談を言うと、スビンは「それもあった」と笑った。 またテヒョンは「どうしても『BTS』先輩たちが(アドバイスをたくさんしてくれる。)僕はSUGAさん、JIMINさん、 J-HOPEさんだ。SUGAさんの家に伺ったこともある」と話した。

InfoSeekニュース「「『BTS』RM・SUGAの家?すごく大きいです」…「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」、先輩の後を追って成功を決心」より
「シュチタ」TXTのヨンジュン&テヒョン回より

そして語られたのは、次の夢。
OPで「夢がない」と言っていたけど、あれは正確には「満たせる欲がなくなった」んじゃないかという気がしました。
彼の中には夢や願望がたくさん詰まっていて、疲れて枯れたように感じる瞬間が来たとしても、新しい雨が降ればそれが呼び水となってまた湧き出す、そんな印象を受けます。

僕の夢は、世界中を回りながら各国の曲を作ることです。現地で演奏を録音して、曲を作ることが僕の夢なんです。

SUGA

印象的だったのは、「世界は音で溢れている」という言葉です。
僕は音楽について正式な教育は受けず、独学で曲を作って来たので、共感を覚えました。
「どんな音も音楽になる」
僕自身いつも後輩に言っていますし、世界に溢れる音で、音楽を作り続けたいです。

SUGA

ちなみに、ここで言及されている坂本さんの言葉や番組は、『BS1スペシャル「坂本龍一 音が溢れる世界で」』のことではないかと思われます。再放送来ないかな~。

作曲家にならなければ、民族音楽の学者になりたかったと語る坂本さん。人がやってないことをやるのが好き、という旺盛なチャレンジ精神が印象的ですね。

ピアノの前へ移動する二人。
坂本さんの前で『戦場のメリークリスマス』を披露するSUGA。ドギマギしすぎてミスタッチしてるあたり、見てる方も口から心臓が出そうです。
お返しに本家の演奏も聴かせてもらい、もう完全に成功したオタク。幸せそうで良かった……!

別れを告げた後も、興奮の余韻が消え去らぬ様子のSUGA。
喜びを噛み締めながら、「年をとっても音楽を続けたいです」「どんな姿になるか楽しみですね」と言っています。あ、なんかすごくポジティブでかわいい( *´艸`)

自分の将来像をいつも考えているというSUGA。
50代になっても、60代になっても、SUGAは音楽と共に歩むだろうと思っていますが、その姿を具体的に思い描ければ、不確定要素が減って不安を感じにくくなるんじゃないかなあと思います。

SUGA「坂本さんも、ポピュラー音楽から映画音楽を始めた方なので、僕もそういった形で年を取るのかなと思います。ポピュラー音楽もやりますが、インスト曲も作っているので」

ビハインド動画では、坂本さんのように音楽ジャンルを変えて生きて行く可能性も選択肢に入れていましたね。父親より年上の坂本さんの姿は、彼の未来像のモデルに加わったようです。
教授と過ごした時間が、これからのSUGAを支える力になればいいなと願わずにいられません。

先生、遠い旅路が安らかでありますように。
R.I.P SAKAMOTO RYUICHI

Weverse「Artist」よりSUGAのコメント
R.I.P = Rest In Peace = 安らかにお休みください

この映画に挿入されてるどの曲も大好きですが、私は特にこのLive Clipが好き。ウソンさんの歌声も美しいけど、一度テテとのユニットで『Snooze』を聞いてみたい……!(*´Д`)ハアハア

2023/02/06 ソウル

予想以上の結果も不安でした。ツアーの中止も『Dynamite』の大ヒットも不安でした。不安は友達です。誰でも、不安を抱えてる。

今でも不安だし、"Agust D"が成功するかどうか、未来を知らないので不安です。
でも新たな挑戦は好きですね。僕らの新たな挑戦が、業界の標準になるのも面白い。BTSのメンバーで誇らしいです。僕はK-POPを愛してます。

SUGA

「不安は友達、怖くないよ!」って思わず口走った古のオタクは挙手お願いします( ゚Д゚)ハイ!

「僕らの新たな挑戦が、業界の標準になる」で、バンタンの後K-POP界隈で色んなアイドルが「Love Myself」って歌った、というまとめ動画見たの思い出して笑いましたw
他にも、SNSを通じての発信やタリョラみたいな自前コンテンツ、あと海外チャート集計に合わせたリリース(それまでは韓国の音楽番組集計に合わせていた)などがネオスタンダードになった、という話かあった気がします。また探しておきますね💦

『해금(Haegeum / ヘグム)』の作曲は大変だった、と語るSUGA。
キャンピングカーでの録音の様子なども挿入されています。3年かけて作ってるんですね。すごい熟成されてそう。

アイドルって言うのは、犯罪行為や物議を醸すような行為をしなくても、些細なことで叱られたりします。反発はしないけど、納得できませんでした。
MVにタバコを吸うシーンがあります。もう31歳なのに、それさえも問題視されたんです。どう受け止めるべきか悩みました。禁止を解除したかった。

SUGA

便利である情報社会が、逆に自分達を縛り付け、考えなくさせているようだと感じるSUGA。「人目を気にせず、好きに生きなきゃ」と呟く姿は、自分を解放しようとしているようです。

人目という意味では、バンタンほど注目を集めている人類もそういないと思うので、彼らがどうやって心の安寧を確保していくのかは、私にとっても大変気にかかるトピックです。
転役後、特にSUGAを巡っては話題が再燃するでしょうから、できる限り彼が守られ相応しい尊敬を受けられるよう祈っています。

常に人に囲まれた仕事環境や、個人情報さえすぐ流出するプライバシーのない日常。
しかしそういった状況下でも、彼は自分だけの空間を確保する方法を編み出し、自身の安定を維持しているように見えます。

「BTS萌え語り:彼が「小さな世界」にいる時【ジョングク】」より

未来を自分でコントロールできる。そんな日が本当に来るのかな。
恐れている未来は来ない確率が高い。そんなことを伝えたかった。
人は不確かな未来を心配して怖がるし、変えられない過去に苦しめられますが、現在だけは自分でコントロールできる。だから今に集中しようと言いたかった。過去は過去、現在は現在だし、未来は未来です。過度な意味づけは苦しくなるだけ。

SUGA

シュチタのAgust D回でも、「そんなに悩まないで、そんなに心配しないでということを、すごく言いたかったんです。このアルバムを通じて」と話していたSUGA。
それは過去の自分にかけたい言葉でもあり、自分を通して同じように苦しむ人に触れる指先であるようにも感じられました。

SUGA「(兵役後の活動は)もちろん、以前とまったく同じようにはできないけれど。だから、あまり不安に思わないでほしい。僕自身、以前はそれがすごく不安だったから 」
字幕「まだ来ていないし、けして来ないかもしれない未来」「僕たちは心配のせいで『大切な現在』を失ってしまう」――「シュチタ」セブチのホシ君回より

僕の数万の思考を整理し、歌詞にしました。
自分としては満足してます。評価は聞く人がするもので、時が来ればわかります。

SUGA

この最後の一言が、とても印象的でした。
誰かと比べるわけではないのですが、これを言える強さに関しては、SUGAがダントツだと思います。例え自分自身を信じられない時でも、彼は己が作り出す音楽の力を信じられるだろうと感じます。
この先何があろうと、「音楽」は彼を裏切らず、心強い人生の道連れとなって、生涯SUGAを支えてくれるだろうと信じたくなりました。

この映画の頭と最後を繋ぐのは、地平の果てまで続く長いハイウェイと、行く手に広がる黄昏の空。迫りつつある闇の中に残る、太陽の痕跡。
煮えたぎる何かを包み込んで疾走し続ける、SUGAの旅はここで一旦おしまいです。次の旅は、どこへ向かうのでしょうね。

感想

ペルソナを使い分けるSUGA

とても面白かったです。「求められているものを作る」大衆音楽家のSUGA PDと、自分の中に語るべき物語が残っていないと悩むAgust D、焦点が「これからも音楽/BTSをやっていく」に固定されているのである意味迷いのないSUGA、30代を前に惑うミン・ユンギと、色んな面を見せてもらえたように受け取れました。

SUGAも「ラッパーネームの使い分け」という話をビハインドでしていましたが、この「場面によってペルソナを使い分ける」感覚は日本人にはわりと馴染みがあるので、理解しやすかったのではないかと思います。
私も職場では〇〇さん、ネットでは音色、家ではお母さん、ですしね。

ドキュメンタリーの作りの問題かもしれませんが、ナムさんが煩悶しているステージの、その先の展開を見たような気もしました。

何故そう感じるのかと言うと、SUGAは名前を使い分けながら自分の中にあるものを出してるから、ある意味ナムさんのような「1人で多くの役割を引き受ける」的な混乱を解消できてるようにも見える点が大きいように感じます。
あと容赦なくDisらせたら天下一品なAgust D先生が、クサズなら一歩引くところもガスッと踏んでいくし。

しかしこうやって思い悩むナムさんを見てると、別名義のミクテとはいえ「便乗したやつ全員〇ね」って言い放ってたユンギはすごいですね。さすがBTS怒りの面担当w

「【映画RM: RPWP】モヤモヤの理由とMMM振り返り【I AM STILL】」より

わすれないで

今回この映画を観ながら考えていたんですが、SUGAの歌詞には、よく「Don’t Forget」というメッセージが現れますね。何度も出るということは、それだけ彼の芯に近い思考だということなので、気になりました。

初期曲から「D-DAY」収録曲まで一貫して、
「今のお前を絶対に忘れるな」
「過ぎ去った日を忘れるな」
「また会える日を君は絶対忘れないで」
といった表現が使用されています。

SUGAにとって「時がもたらす変化」は「忘却=消滅・喪失」とセットなのだな、と感じさせられます。
彼が仕事を詰め込んでしまうのも、「出し続けなければトレンドに乗れず、聞かれなくなり、忘れられる」という忘却への恐れから来る焦りが、影響しているのかもしれません。

忘却に抵抗するSUGAが選んだのが、出会っては消えて行く記憶や感情を曲にし歌うことで、長く世界に刻み付ける生き方だというのは、興味深いです。

残された自身の欠片を折々に振り返り、ルーツを思い起こすことで、彼は今自分がどこに立っているのかを、常に確かめているのかもしれません。
綴られた曲達が星座になり、SUGA自身の道しるべとして座標を指し示してくれているように感じられました。
今回の映画も、彼の星座の1つになるでしょう。

2020年から2023年の彼が、アルバムだけでなく、ドキュメンタリーでも残してもらえていることには、喜びしかありません。関連動画もめっちゃあるし、新規も後から追いかけられてしまう。
私たちの頭上にも満天の星を輝かせてくれて、本当にありがとう……!

道の先にあるもの

「夢がない……」で始まったロードムービーは、坂本龍一さんとの出会いを経てこの先の生き方を夢見るものになり、最後は変えられない過去や不安定な未来ではなく「現在」にフォーカスする形で終わります。

ジン君が言った「過去は忘れて」が思い出されますね。まさか長男による長期洗脳完了なのかw

良いこと、悪いこと……
覚えておきたいことは覚えておいてもいいけど、
大抵のことは全部忘れて!
そう言ったのを、SUGAさんは
僕が言ったとおりに実行してるんだよ!

「BTS【シュチタ】EP.12 SUGA×ジン君 【슈취타】」より

とはいえ、これは2023年のSUGA。
2025年のSUGAは、今どう感じているのでしょう。考え方はまた変わったのでしょうか。彼の言葉を直接聞かなくなって長く経ったのだなあと、改めて思います。
それ以前に私は軍白期堕ち組なので、現世にいるSUGAを見たことがないんですけどね。テヘ

この冬が終われば、SUGAのセンイルが春を連れてきます。ホビがソロツアーを走り抜け、再会の月までの日々を埋めてくれます。
あと少しの残り期間、この映画を観て得た新しい視点を元に、また他のコンテンツを見返して楽しみたいと思います。ああ、時間が足りない……!


追記

関連コンテンツ

「D-DAY」の意味はこれ。SNS住人として大反省w
アメリカ編のモチモチした蒸しパンSUGAを許せないユンギw


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