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【推し活】「コンプしたい欲」は過去のものか【世代差】


【追記:2026/1/1】公式が全消しする問題が発生した旨を最後に追記

最近考えていたこと

私はK-POP界隈でBTSバンタンというスターを推しており、普段はnoteとXで遊んでいます。
だからよく見ているのは、その2つのプラットフォームにいる人々で、よそではちょっと違うかもしれない……という前置きをした上で、最近考えていたことを語らせてください。

最近の人も、推し活する時「コンテンツを全制覇したい!」って思うんでしょうか。

今回は、そんな疑問について考えた回です。

多すぎる供給に押し流される人生

K-POPって、基本供給が多すぎるくらい多い世界だと思います。そうすることで、飽きやすいファンを繋ぎ止め、ファンダムを形成して、それを商売のベースに組み込んでいるように見えます。

ジン君のアルバム見てても、まず先行曲のTeaserやClip、Concept Photoなどが出て、MVが出たら付随して「ショート動画・Sketch・Visualizer・Lyric Video・Behind」が芋づる式で出てきます。

しかも本人や参加者を含めインスタやWeverseコメントは動くし、ミュス界隈や投票も盛り上がるし、プロモで外部チャンネルも動くし……。
バンタンて一大産業だな、と思いました。

「【軍白期とは】推しが頑張りすぎて寝れない問題【効率的摂取】」より

バンタンの場合でも、まず発信するプラットフォーム自体がWeverse、YouTube、Instagram、TikTok、Facebook……と超多層構造になってます。事務所やアーティスト側がインフルエンサーにならないとやっていけない時代、と言えるのではないでしょうか。

これは、推しだけを見ていればいいわけでなく、アンバサダーをやれば広告主が宣伝しますし、コラボをやれば相手方のSNSからも発信が出ますし、メンバーが自分のインスタに写真を上げれば周囲のメディアアカウントもこぞって転載するので、恐ろしく忙しいです。

「推しのことを全部知りたい」という欲求

ここで疑問なのが、「推しのことを全部知りたい」系の人はどうしているのか、という点です。

念のためにお伝えしますが、「別に知らなくてもいい」人が除外されていることからわかる通り、私はコンプ厨なので「人類は何でもコンプしたがるはずだ」くらいの発想で生きています。すみません。

えっ、でもまだ見てない推しがいて、それがめちゃめちゃ良かったらどうしよう!?って思うといてもたってもいられなくないですか?
ロマンチックに表現するならば、大好きなあの人のことを一番よく知っている私でいたい、は乙女系ヲタの根本的欲求じゃないでしょうか。いや私はもう乙女じゃないんですが。

現実的に言えば、推しコンテンツにはサブスクも多いので、一回課金したら最大効率で見られるだけ見たいですよね。そうなると、まずチェックリストを作って優先順位を決めないといけませんよね?
同意を求められても……と途方に暮れている人がいる気がしますが、まあとりあえず私の発想としてはそうなんです。すみません。

今は「Are You Sure?!(イゲマジャ)Season2」が来てるので、Disney+のターンです。せっかくなので、こういうタイミングでちゃんと全部観たか振り返っておきましょう。

「【BTS】Disney+で見られる動画は?【20251211時点】」より

「推し方」は変わってしまったのか

自分はコンプ厨と効率厨のハイブリッドなので、よくわからない状態であれこれ少しずつつまみ食いするくらいなら、一回全一覧表を作って、見たかどうかチェックして行けばコンプリートへの最短ルートになるでしょ、と思ってますし、そうしてきました。
データ系限界効率厨のサラブレッドとお呼びください。

大量にあるバンタン情報を集計&グラフ化し、効率よく把握することで、情報同士の紐づけがしやすくなり、物語の読み取りが容易になるので、妄想が捗ります。いやえーと、バンタンコンテンツ制覇は諦めないぞという気持ちで頑張ります!

「【Excel】BTS情報を整理したいARMYの話【マシュマロ回答】」より

しかし最近ネットを見ていて、こういう疑問が湧いてきました。

「コンプしたい、という気持ちは過去の推し方なのか?」

私は子育てと仕事で忙しく、しばらくネット遊びをしていない時期がありました。バンタン沼にハマって久しぶりに帰って来たんですが、そうしたら世代が進んでいて、めっちゃビックリしました。

一番大きいのは、スマホ勢の台頭です。
昔のネット界って、PC全盛なんですよね。それしかなかったから。
でも今は、PCないけどスマホやタブレットで見てるよ、っていう人が凄く多いと思うんです。むしろ、家にデスクトップPCある人は少数派になったんじゃないかという気がします。

それに伴いネットでの情報流通も変化したように見えるのですが、一番大きいのが「ソースをつけない」でした。

短文系SNSが主流になってるせいもあって、出所の分からない切り取り映像やスクショが大量にあります。
AI生成画像や合成・編集済み映像も混ざってますし、騙されないためには「これが何なのか」を判断できるよう、自分がバンタンソムリエになるしかないんじゃないかと思いました。

段階的に深まっていく現状の理解

ここで自分は「やっぱコンプリートが一番手っ取り早いな」と思ったのですが、その後ネットを見ていて、この段階で理解を諦めている人はめちゃめちゃ多いのではないかと思いました。

何故かと言うと、例えば動画があったとして、その原本を共有しているケースがすごく少ないからです。

最近SNSにあるコンテンツなら、大抵「共有」ボタンがありますよね。でもあれを使わず、誰かが切り抜いた動画を共有しているケースが圧倒的に多いです。
YouTubeには動画の一部を切り抜く「クリップ」機能があり、それを使えば切り抜き+元動画への案内ができるのですが、それを使っている人もほぼ見ません。何故なのでしょうか。

私は大量にあるYouTube動画を効率よく管理するため、ブラウザブックマーク→YouTubeチャンネルの再生リスト→YouTubeチャンネル+note記事、という形で管理方法を進化させていきました。
しかし、もしかすると世の中のXユーザーはポストのブックマークで切り抜き動画をコレクションしているのでは!?という疑問が湧きました。

私にとって、それは「切り抜きなどがソースの位置にある」ということを意味します( ゚Д゚)ウソ!

環境の違いが合理的撤退を生む

自分のスタートは「全部観たい」です。
一番情報量が多いのは公式なので当然追いかけますし、見たことないものと遭遇したら、まず「これはどこから出たのか」を探します。
でないと、後から見直したい時とかに探せませんし、今目の前にあるもので全部なのかどうかがわからないからです。

しかしその対処方法は、PC管理型に特化しています。
私もスマホだけ渡されて、これでバンタン追いかけろって言われたら泣いて許しを請います。無理だもん。

  • 自分の発想

    • 全一覧表を作って、コンプ用のチェックリストを作る

    • ソースをつけ、原本をいつでも辿れるようにする

もしスマホしかない世代だったとしたら、多すぎる物量の前にコンプ欲やら詳細確認を放棄するというのは、ある意味合理的な撤退だと言えます。

  • 新世代の発想

    • AIのアルゴリズムで出てくるオススメを見る

    • XやYouTubeの切り抜きやまとめ動画を見る

    • 別サイトへ行くと戻るのが面倒なのでリンクも辿らない

そもそもソースをつけるという行為時代が薄れているのは、別にネットリテラシーやマナーや責任感のなさとかではなくて、その必要性自体が弱まってるんじゃないかと思いました。
いずれ「引用権」などの考え方も変わっていくかもしれません。
(ア〇ブロによくある「お借りしました(ソースなし)」はちょっと謎の文化ですが、あれはどういう経緯で生まれたんでしょうか)

1. ファンや発信プラットフォームが入れ替わるため、長期観察が難しい
2. まとめ動画や切り抜き動画が拡散されるので、全体像が分からない
3. 特に短文系SNS(Xなど)だと、情報の横にソースがないことが多い
 ・翻訳文のスクショだけ回ってくることも多く、ソースにならない
 ・そもそもソースの概念が薄れたように感じる
4. 翻訳が挟まるので、誰かの解釈の入った二次情報が残りやすい

「【noteの活用】ファンダムの中で、情報の行方を考える【記録と共有】」より

スマホ世代、普段見えてないからURLの概念も薄いですしね。URL削って隠しコンテンツ探してた旧石器時代の人間からすると、色んなところで感覚の差を感じます。

大きく言うなら、世界を理解する手法の設計自体が変わったんだなと思いました。
前述した新世代スタイルだと、わりと「流れて来た情報やAIを信じる」スタイルになると思うのですが、それ自体恣意的に変化させられるものなので、陰謀論とかへの耐性が低くならないでしょうか。子育ての課題がまた一つ増えたような気がします……!( ;∀;)

  • 昔の考え方

    • 人口が少なく、PCを持ったオタクがほとんどだった

    • 正しい情報を流すべき、のこだわりが強かった

      • 何か言うとすぐ「ソースは?」と問い詰められた

        • 他人の言葉を検証する文化だったと言える

        • 逆に言うと、他人を疑う世界

  • 今の考え方

    • スマホ勢が参入した上、AIまでやってきた

    • 情報が多すぎるので、アルゴリズムが選出している

      • 「ソース」という考え方そのものが死につつある

        • 流れてくる情報を疑わない文化だと言える

        • エコーチェンバー現象が常にかかっている世界

エコーチェンバー現象
SNSでは似たような意見の人が集まるので、実際より同意者が多く感じる。

AIに当てはめるなら、AIがユーザーが提示した意見に寄り添った形で回答を生成しているのに気付かず、「AIがそう言ったから正しい」と思いこむ現象が発生する。反論したり違う証拠を提示したりさせたり、という検証過程を挟んでいないとそうなりやすい。

今日のTMI(豆知識)

この変化にどう対応したらいいのか

こういうスタイルの推し活があるというのは、確かに理解できる変化ではあります。私の発想に全くなかったので気づくのが遅れましたが。
まあそれはそれで他人のことだし気にしなければいいじゃない、というご意見もあるでしょう。確かにそうなんです。

しかし一つだけ、悩ましい点があります。

私は色々調べたり、資料を作ったり、それを共有したりするのが好きなので、バンタン沼でもそうしたいと思っています。

私はこの沼に来てから、好奇心の赴くままめっちゃBTSデータ取ったんですが、それは基本私専用なんですよね。
noteで結果発表的な記事は書きますが、データ自体は大きすぎて公開に向きません。スマホ派の人も多いし。

だから、皆が便利にアクセスできるデータを作ってみたいって、いつも思ってます。
そうすれば、もし私がいなくなっても情報が残るし、無駄になりません。どこまでも効率厨発想でお恥ずかしいですが( ;∀;)
誰でもアクセスできる情報ですが、まとめられてると便利ですものね。

皆がもっと簡単に情報を入手できれば、誤解や誤訳に基づく妄想や都市伝説も流布しにくくなり、興味深い考察も生まれやすくなるんじゃないでしょうか。
そうなると結果的に私が楽しめていいので、私にとってこれはWin-Winなのです。多少(?)獣道方面に走ってるかもしれないけど、これが私の推し活スタイルなんだろうなあと思います( *´艸`)

「【AIと推し活】つぶやきがなくなったからアプリでも作るか」より

でもそれは、
「皆も全部見たいと思っている」
「皆もソースを探したいと思っている」
という前提あってのことなんですよね。

アミヨロブン(BTSファンの皆さん)は、どうやってバンタンコンテンツを楽しんでいるんでしょうか。
コンプしたいという欲求はあるんでしょうか。ある場合、再推しだけやってるんでしょうか。その場合はブックマークとかで対応してるんでしょうか。

旧石器時代代表みたいな顔して語ってますが、私も自分がどの世代だろうとわりと獣道走るタイプであるという自覚はあるので、正直色んなARMYの推し方を知りたくてたまりません。
もしよかったら、ご意見をお聞かせください。

マシュマロを使ってたんですが、手軽な分やり取りが一期一会だったので、今mondをお試中です( *´艸`)

環境の進化が推し活を変化させる

私は今子育て中なので、ある意味子どもと一緒に2周目の人生をやっているようなものです。
「今は学校でこんなことをやるんだ」「これは変わらないのね」など、色々学びが多い毎日です。

しかし推し活においても、わりと2周目の人生をやっているような気がします。
自分が馴染んでいたインターネッツ文化や同人文化と比較し、何故こうなったんだろう、これからどうなるんだろう、と考えるのは非常に面白い経験です。今後子どもが入っていくネット界の予習にもなりますし。

見ていると、技術が環境を変え、環境が人の感覚を変えるのだなという感想を持ちます。
「推しが好き!」という情熱は今も昔も変わりませんが、それとどう付き合っていくかは、かなり変化を見せてきたように感じられます。私は私で三葉虫のように生きていくと思いますがw

生きていると色んなものが見られて面白いな、というのが現状の感想です。驚くことも多いですが、それもまた一興( *´艸`)

【追記:2026/1/1】
その後、ジミンちゃんが心機一転のためインスタを全消しする事件があったのですが、新年には公式インスタまで全消しするというサプライズがあり、「公式が不定期に消える場合、ソースリンクはどこに貼ればいいのか!?」というショックに襲われましたw


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実際どんな一覧表を作っているのか。

写真整理もPC前提の発想。

ベースは「映像系をコンプしたい」派。


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