30年プラス1、ここから始まる新たな視座を目撃する
2026年5月22日開催
「FIELD OF VIEW 30th + 1st Anniversary Live」
@EX THEATER ROPPONGI
の、アーカイブ配信を見た感想です。
今回は、KORGが開発したLiveExtremeでの配信でした。7月31日でアーカイブ配信は終了しています。
当日参加した際の感想は、コチラのnoteです。
やっぱり、LiveExtremeの配信は、映像がとーっても綺麗!
音は臨場感がありつつも、全体がバランス良く聴こえます。特定の音が小さかったり、途切れたりはしません。ライブの音をCD音質で聴いている感じです。
曲ごとに感想を書くと
全曲とまではいきませんが、何曲か感想を認めました。セトリは、ボーカル浅岡雄也さんのnoteをご覧ください。
「キミガスキダ」
令和FOVになってからのシングルが1曲目。
ライブのプラス1の意味を考えてみると、新たな一歩を踏み出したこのライブで、今までたくさん聴かれてきたおなじみの曲ではなく、これからたくさん聴かれるであろう、まだそれ程歌い慣らしていない、聴き慣れていない曲を持ってきたのは、そういう事か、と思う。
サビの振り付けが可愛らしい(あくまで振り付けが)。しかも浅岡さんが「キミが」で左腕を前に出す時のスーツの裾の翻り方が、めっちゃカッコいい(あ、当方、左斜め下の独特目線で突っ走りますのでご了承ください。今後も、ソコ?!っていう目線が大量発生致します)
「セピア」
シンセ音が増しています。イントロがとても印象的な曲で、ここでは少し音が軽やかになった感じ。その代わり、ベースがドシドシ重く来ます。
歌いだし「降り出すRain Drops」からBメロまでの間に、雨粒のような音が入っている。
ちょいちょい入るギターのフレーズも良いですね。更に、後奏の森本さんと小田さんのツインギターのユニゾンの音が良いですね、これ好きです。少し後奏が長くなっている。
「桜咲くこの場所で」
浅岡さんがセトリから外そうとしたところ、小橋さんと小田さんが反対してセトリ入り。
ありがとうございます!小橋さん、小田さん!聴きたかったので嬉しい。
原曲はアコギから入るが、今回はアコギはない。よりバンドらしい音になっている。2番の頭に入る、ギターの切り裂くような音は健在でした。これは森本さんかな。浅岡さんの低いコーラスも良いですね。最後、後奏のベースがカッコいい。
「Last Good-bye」
配信だと、小田さんと森本さんのどちらがイントロギターの主旋律を弾いているのか微妙に分からず…。この曲は、イントロギターの手元を見たかった…。
ライブでは森本さん側の席だったので、森本さん、前回よりうまくなったなぁ…と親のような目線で思った覚えがあるのだが。記憶違いか?
この曲の肝は、イントロのギターなんですよ!
浅岡さんの曲中の手の振りとかではないっ!(断言)。
なぜならば!
聞かれてないのに答えますが、筆者が初めてイントロだけで「何このカッコいい曲?!」と認識したFOVの曲だからです。
すごく切ない旋律なのに、カッコいい。
その後に来る、怒涛のドラムとギターに続く浅岡さんの、切なさをまるで知らない無垢な歌声。
このギターイントロの憂いを帯びた旋律と浅岡さんの陽の響きを持つ明るい歌声の落差が、よりこの曲の切なさを増幅しているのです。イントロを聴いただけで、キター!となります。
編曲者の葉山たけしさんがこの曲を演奏なさったライブを見て、さすが…と思った覚えがあり、輪を掛けてイントロのギターにはウルサくなってしまったのでした。
素人ながら、このギターの旋律は難しいだろうな、とは思います。森本さんのこれからの更なる進化に期待して、「Last Good-bye」の感想とさせていただきます(どういう締め方)。
この曲については、まだありました。
2番に入る直前に、小橋さんが右手を正面に持ってきてスティックを立てて動きを一瞬止めてから手首を返しつつシンバルに振り下ろす瞬間が映っていますが、なんすか?!なんすか、このカッコいい手の動き!え、まさかこの曲では毎回この動作をなさっているのですか…?
今回は偶然この瞬間が映っていたのですが、このシーン、できれば毎回拝みたいです。
ギターソロが来るところなので、なかなか難しいかなあ。いや、今回の配信チームの皆さま、小橋さんのこの瞬間を選んでくださって、ありがとうございます。
なんだかこの曲は、メンバーの手の動き、がポイントみたいですね。
「THINK OF MYSELF」
原曲からイントロのシンセが印象的で主役の音なのですが、今回のイントロは、ドラムが主役の音になっています。
間奏の、森本さんギターがカッコいい!原曲そのままに聴こえたが、なんか、よりカッコいい音なんだよなー。拍手を送ります!
「Dear old days」
イントロのパイプオルガンのような音が、もう感動的(ストリングスっぽい音もする)。
「数え切れない思い出を胸に抱いて」の直前にある間が、少し長くなった。曲が終わるのが惜しい感じが出ているなあ。
「Beautiful day」
この曲だけ、浅岡さんの声が違う感じに聴こえる。ライブ時はライブ用耳栓をしていたので、本来の生音とは若干違う聴こえ方だった。浅岡さんの生の歌声は、かなり高く耳に刺さるのだが、耳栓をするとそれが少々減ってしまうのは仕方がない(自分の聴力保護のために使っているので)。
それが、配信でもこの高音が生きて聴こえてくる。この曲が大好きだから、思い出補正もあってそう聴こえるのかもしれないが。
後奏長いバージョンだ。浅岡さんがマイクを通さずに歌ってくれる箇所あり。声量があるからできる事です。
「ララララ〜次のForever〜」
ん?イントロの一音、CDとは変えてきましたね。半音上がっている気がする(当方、絶対音感なるものは持ち合わせておらず音階では言えません。曲をひたすら聴くと自然に覚えるので、ココ覚えてるのと音ちがーう!と分かるだけです)。音源だと、イントロの6〜7秒の間に入っている音です(小節も分からないので、確実な時間で)。少し上がるだけで、いい意味での違和感が生まれている。元の曲を聴き慣れているせいかもしれないが…不安定な感じというか、なんとなく甘酸っぱい感じというか。
サビにかけて入るギター音が、とても爽やか。これがFIELD OF VIEWサウンドの素になっているんじゃなかろうか。今回は森本さん演奏でしたが、ここも拍手です!
「突然」
まだ演奏回数の少ない最新シングルの後には、今まで数え切れないほどに演奏してきたであろうこの曲。
この曲も、ギター音がずーっと響いています(ヘッドホンだと、右側から来る)。
原曲よりも入っている楽器が多くなり、ベースもかなり来ているので、音に厚さがある。だが、暑苦しくはなく、原曲の爽やかさはそのままだ。チューブラーベルの音、こんなに入ってたっけ?
「ガラクタ」
まだ曲名は仮なのか?正式なのか?未発売だから、まだ仮だろうな。
99年頃に作った曲、とのこと。この感じを当時出していたら、どんな音になっていたのだろうか。それはそれで面白いことになったと思うが。今のFOVだからこそ、このカッコよさなんだろうな。当時は毛色が違う、と外されたそうだが、うん、確かにこれは違う。よりロック色が強い曲だ(「CRASH」の系統と勝手に分類)。
うーん…惜しい。この曲は森本さんのギターが主役なので、映像でも森本さんの演奏姿を見たかったな。ツインギターだと、どちらが主旋律を弾いているのか分かりにくいのかも知れないが。小田さんと森本さんとで弾き分けている曲が多いので、仕方ないのかな。
森本さんのグリッサンド(ギターでも言うのかな?ネックの下から上に指を動かすやつ)がカッコよい。
その後の、裏拍になる小橋さんのドラムがっ!
何という音だ。めっちゃカッコいい!ここは前回のライブでは裏じゃなかった。こういうところに出して来ますよね、未発表ならではの、ライブでの多彩なアレンジ。これは完成盤はもっとカッコよくなる事間違いなし。音源化を楽しみに、お待ちしております。
余談だが、ライブ直後は2024年に書いたこの曲の感想noteのビュー数が、謎に上昇した。未発表新曲で情報が少ないせいで、Google検索の上位に来た模様。その割にスキは全く増えないが。皆さま奥ゆかしいですね。1回スキしたからとて、取って喰ったりしないのに。ただ、タイトルに「ガラクタ」を入れていないので、読むまでに至らない可能性大、プラスして筆者の文章力のなさと4100の文字数が原因か。
「奇跡の花」
全体にシンセの音がかなり増してます。
飛行機のエンジン音のような音が入っていますが、これも森本さんの仕業か?確か、会場で見た時に、何かやってるな、と思った覚えがある。
途中、ドラムと鍵盤の掛け合いがあり、コレもまたカッコいい。hanaさんが映っていたが、小橋さんの方を確認しながら演奏しているのが、バンドならでは、なんだよなあ。
「Still」
原曲はベース音がかなり前面に出ている。徳永さんのベースもかなり来ているが、ボーカルと張り合うのではなく、下から支えている感が強い。
間奏の森本さんと小田さんのギターバトル!
こういうの、ツインギターならではで面白いですね、カッコよい。
実は小橋さんも歌を口ずさんでいたんだな。
hanaさんの鍵盤が、イントロと要所要所で効いてます。
この曲の後半、カメラのアングルが少し乱れたのが気になったな。
「大空へ」
シングル気分で聴きました!
なんとなくやってみると
今回のセトリで、シングル曲とカップリング曲がどちらも演奏されたのは、次の3枚。
1stシングル
「君がいたから」・「セピア」
3rdシングル
「Last Good-bye」・「夢見続けて今も」
23rdシングル
「ララララ〜次のForever〜」・「DANDAN心魅かれてく〜30thVer〜」
「DANDAN心魅かれてく」と「Dear old days」のペアもあるが、今回は「DANDAN心魅かれてく」は30周年バージョンでの演奏のため、カウントせず。
配信を改めて見ると
配信を見直してみて、気付いた事をいくつか。
メンバー紹介の時、キーボードのhanaさんが奥、ギターの森本さんが手前にいるので、そのままだとhanaさんが見えにくい。手前にいる森本さんが屈んで、hanaさんがよく見えるようにしていた。素晴らしい配慮です。森本さん、ギターだけじゃなく、こういうところもデキる子なのね。そして、「親戚の集まりみたいになってきた」に笑いました。
浅岡さんの三つ揃い、中のベストだけ黒だったら、もう少し貫禄が薄れるかもしれないな。スーツと柄が違うベストの合わせはお洒落だと思う。ベストが柄、スーツが無地でも合わせ次第でいけます。
曲全体を改めて書くと
曲全体については、次のとおり。1stアルバム収録の曲や、カップリング曲などを新たな音にして演奏していたので、それについて書いておきます。あまりまとまっておらず、断片的です。
削ぎ落としたものに、新たに付け加えている感じ。原曲は削ぎ落としてギリギリまで余白を調整して、極限まで削ぎ落とされて違和感のない状態。完璧に削ぎ落とされた曲から、これ以上削ぎ落とすことはできない。引きの美で完成している。
原曲が、削ぎ落とした上で完璧に完成された曲であるが故に、それを再構築する場合には、これ以上は削ぎ落とす事ができない。ならば、落とした部分に付け加える事で、原曲の要素を保ちつつも新たなFOVの音としての表現ができる。
または、入れ替える。
元々入っていた音の楽器を変えて表現する。
建築に増築する時、明らかに増築しましたね、と分かる場合と、元の建物のどこに増築したのか全く分からない場合とがある。これは楽曲にも言えるのではないか。
建築の職人技で全く増築部分が分からないのと同じ、音の中に密かに今の音を忍ばせる。
明らかに増築しましたね、と見て分かるのと同じ、音の中にはっきりと加えた部分が聴こえる。
曲によって、付け加え方が違う。あるものを一度全てバラバラにして、再び戻す際には今の自分たちの音にする。
この辺りの匙加減は、浅岡さん始めメンバーの皆さんで決めていらっしゃるんだろうな。
しかし、削ぎ落としたものに付け加えるって、自分で書いといて何だが、とても大変そう。
一度完成された完璧な美を、どうやって別の美にするのか。だが、それを大変と思うか、挑戦してやってやろうと思うか、どちらを選ぶのか?と言うと、やってやろうじゃねぇか!を選ぶのが、浅岡さんなんだろうな。めっちゃ大変!て言いながらも目を輝かせながら音を作ってる様子を妄想します。
31年前は、やりたくてもできなかった事や当時は考えていなかった事を、31年後にやる、できる、その状況が既に素晴らしい。
特にFOVの楽曲は31年前に作られた音だ。今とは制作方法も違う。それを、今の制作方法で再構築するとなると、出来上がる音から何もかもガラッと変わりそう。
想像の範囲内であくまでド素人はこう思う、ですから。今回のライブで見せた視座から始まる次なる視座も、楽しみにしています。
インターネット情報は2026年8月1日確認。
