コーヒーは水分になるの?タイ伝統医学から見た正しい水分補給
こんにちは、安藤梨鈴です。 タイ伝統医学と薬膳タイ料理を通して、40代からの「頑張らない体質改善とダイエット」をお手伝いしています。
今日は、よくいただくご質問「コーヒーは水分になりますか?」についてお答えします。
結論:コーヒーは水分にカウントしないでください
先に結論をお伝えすると、コーヒーは利尿作用が非常に強いため、水分補給にはなりません。
「1日2リットルの水を飲みましょう」という目標がある場合、コーヒーはその中にカウントしない方が良いでしょう。
コーヒーを飲んだ分だけ、体内の水分が排出されると考えてください。
その上で、しっかりと「お水」を飲むことが大切です。
タイ伝統医学から見たコーヒー
タイ伝統医学では、コーヒーはすべてのエネルギーを強める性質があります。
取りすぎるとエネルギーバランスが崩れてしまうため、量を適量に保つことが重要です。
基本的には「あまり摂らない方が良いもの」に分類されます。
火のエネルギーを強める
特に、コーヒーは「火のエネルギー」を強める働きがあります。
仕事で集中したいとき、バリバリと活動したいときにコーヒーを飲むことが多いと思いますが、そういう時は既に火のエネルギーが高まっている状態です。
そこにさらにコーヒーを加えると、火のエネルギーが過剰になり、体調不良を引き起こしやすくなります。
比較的向いている体質
一方で、「水のエネルギー」が強い方、つまりのんびりゆったりとした体質の方には、コーヒーは比較的向いています。
適量であれば、停滞しがちなエネルギーを動かしてくれる働きがあるためです。
ただし、それでも利尿作用は変わりませんので、水分補給はしっかり行ってください。
どれくらいなら飲んでも良い?
カフェインの摂取量として、1日300mgまでが目安とされています。これはコーヒー約1〜2杯分です。
また、睡眠の質に影響することも考慮して、午前中に飲むことをおすすめします。
実体験:夫の場合
実は私の夫も、会社で好きなだけコーヒーを飲んでいました。
「コーヒーを控えた方が良い」とアドバイスしたところ、やめてみたら体調がかなり良くなったそうです。
特にこれからの季節は火のエネルギーが強くなる時期です。仕事でバリバリ働いている方ほど、アドレナリンが出やすくなり、時には攻撃的になってしまうこともあります。
コーヒーを控えることで、そういった状態も少し緩和されるかもしれません。
コーヒーの「毒性」を緩和する方法
タイ伝統医学では、コーヒーは刺激物であり、「毒性」のあるものとして扱われます(飲んだら毒というわけではなく、取り扱い注意という意味です)。
その毒性を緩和するために、スパイスを使うことをおすすめします。
おすすめのスパイス
ナツメグ
カルダモン
シナモン
これらのスパイスをコーヒーに加えて飲むことで、刺激を和らげることができます。
また、体質によっては牛乳を加えるのも良いでしょう(ただし、水のエネルギーが強い方には牛乳はあまり向きません)。
コーヒーの代わりになるもの
コーヒーが飲みたくなったら、以下の飲み物を試してみてください。
ハーブティー
カフェインが入っていないので、コーヒーの代わりにおすすめです。
ただし、レモングラスなど利尿作用が強いハーブもあるため、これも水分補給にはカウントしないでください。
ルイボスティー
熱を持っている体質の方には特におすすめです。
体内の熱を取ってくれる
抗酸化作用がある
ミネラルとビタミンが豊富
湿気がこもりやすい時期の体調管理に最適
お肌のことを考えるなら、ハトムギとの組み合わせも良いでしょう。
タンポポコーヒー・大麦コーヒー
穀物系のコーヒー代替品もおすすめです。
ただし、これらも体質によって合う合わないがありますので、ご自身の体調を見ながら調整してください。
これからの季節の注意点
これからの季節は、消化力が落ち、胃腸が弱まりやすい時期です。
刺激物であるコーヒーは、この時期は特に控えた方が良いでしょう。
もし飲むなら、食後のコーヒーがおすすめです。食事が胃に入っている状態であれば、空腹時よりは影響が少なくなります。
レッスン後にご希望の方にコーヒーをお出ししているのも、食後だからという理由があります。
まとめ
コーヒーは利尿作用が強いため、水分補給にはならない
1日の摂取目安は300mg(コーヒー1〜2杯)まで
午前中に飲むのがおすすめ
スパイス(ナツメグ、カルダモン、シナモン)で毒性を緩和できる
代替飲料として、ハーブティーやルイボスティーがおすすめ
何事もバランスが大事。過剰摂取に注意しましょう
コーヒーの香りは素敵ですし、私も好きです。でも、飲む量と飲み方を工夫することで、より健康的に楽しむことができます。
ご自身の体調と相談しながら、適度に取り入れてみてくださいね。
