不屈の街は曇り空がよく似合う〜ワルシャワ・ポーランド🇵🇱 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #24-3
【Day82: ワルシャワ】
冷たい強風が吹き荒れる中、ワルシャワの中心部を散策
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
*********************
##ワルシャワ街歩き
雨が止んだワルシャワの街に繰り出す。
ちょうど7月に入ったこの日は季節外れかのように寒く、強い風が常に吹きつけ立っているのもやっとというほど。
冷たい風に震えながらも、好奇心に駆られてまずはスターリン建築に近づいていく。

スターリンの圧を感じるがカッコ良くもある
こちらは1950年代にスターリンからの贈り物という形で建築されたものらしく、この時代の建物にも関わらず42階建てなんだとか。
間近で見るとさらにすごい迫力で、どこからでも見えるこのビルはある意味ワルシャワのシンボルのようになっているのかもしれない。

ここだけソ連の香りを感じる
ワルシャワも駅周辺は近代的な高層ビルや個性的な建物がたくさん建っているので、この独特なフォルムの建物が実は近代的な街と調和しているようにも見える。

賛否両論あるらしい
##風の中から聞こえるショパンの調べ
街の中心部を適当に歩き王宮の方面に歩いていると、ピューピュー吹く風の音に紛れてショパンの音楽が流れてくる。

ポーランド出身のショパン。
このあたりはショパンのゆかりの地なのかな?博物館とかあるしなーなどと思っていたら、どうやら音の発生元はベンチらしくボタンを押すと音楽が流れるベンチがいくつか設置されているらしい。

場所によって違う曲が流れるらしい
さすがショパンの街!と思うものの、この日の寒さではベンチに座るのも冷たそうでゆったりベンチに座って音楽に耳を傾ける、なんていう気持ちには到底なれない。

ポーランドの有名人たち
足早に先を急ぐと、段々と人通りが多くなってどうやら観光エリアに近づいているようだ。
両脇に並ぶお店の軒先に人だかりができていて、時折歓声が上がるので近づいて見てみると、サッカーW杯の試合中継をしているらしい。

開催国ロシアの試合だが、ロシアのゴールが決まると大歓声が沸くところを見るとロシアからの観光客も多いのかもしれない。

##美しい旧市街エリアへ
王宮広場から先は美しい旧市街が広がっていてカラフルな建物が立ち並んでいるのだが、ちょっと今までのエリアとテイストが違っていてそれぞれの壁に細かい絵や文様が描かれているのが興味深い。



じっと見ていると、この建物の商売を表しているのか何なのか、いろいろな絵が描かれていて、文様もデザイン性に富んでいるので1軒1軒見ているだけで楽しい。

このエリアはワルシャワ歴史地区として世界遺産に登録されていて、古い街並みを保存しているかに見えるこの街は、第二次世界大戦中のナチスドイツ侵攻やワルシャワ蜂起の弾圧で完全に破壊されたのだそうだ。
それを昔の画家のスケッチや学生が残した記録をもとに壁の傷まで忠実に再現したのだというから驚きだ。

街づくりが評価され世界遺産に登録されているのだ
広場の脇に破壊された当時の様子が写された写真がいくつか展示されていたので、足を止めて一つ一つじっくり見てみる。
まさに焼け野原、瓦礫の山といった白黒写真を見ていると今の姿が信じられない。

いい感じで年季も入っているのがまたすごい

復興前の様子を知らずに見ていると、ただただキレイ!カワイイ!となるであろう素敵な街は、市民たちの復興への執念と努力の賜物なんだと、その不屈の精神に敬意を感じながら美しい街並みを歩いた。
##寒さを凌ぐスープ料理
それにしてもいい加減寒すぎるので、夕食にしようと目に付いたカジュアルなレストランに入ってみる。
外の看板に大きなパンのボウルに入れられたスープの写真があったので、この料理一択でしょ!と即座にオーダー。

意外にボリュームは少なめ
寒すぎて凍えていたのだが、一応ビールもいただいておく。
こちらはジュレックという定番スープらしいが、アツアツではないものの卵やソーセージがゴロゴロしていてなかなか美味しい。
少しはあったまることができたので足早に部屋に戻り、素敵なお部屋で飲み直し。

ボロアパートだが駅前だけあって、窓から顔を出すと高層ビルの向こうに怪しくライトアップされたスターリン建築が見えるなかなかのロケーション。

部屋を広々と使って久しぶりの民泊ナイトを楽しんだ。
🚊次回、ポーランドから北欧に向かう中継地ベルリンへ。偶然の出会いで日本人女性と楽しい2人飲み🍺
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。全編はこちら↓
