写真を撮る手が止まらない街、ブラチスラバ〜スロバキア🇸🇰| 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #22-5
【Day77: ウィーン↔︎ブラチスラバ】
ウィーン郊外のシェーンブルン宮殿を見学した後は、隣国スロバキアの首都ブラチスラバへ。壮麗なウィーンから一変、可愛い街にときめく
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##ウィーン市民の憩いの場
次の日は地下鉄に乗ってハプスブルク家の居城、シェーンブルン宮殿へ。中心部からそう遠くない街中に突如これだけ大きい宮殿と広大な庭園が広がるのだから何だか不思議だが、街の中心部でも全ての建物が壮大だったことを思うとハプスブルク家の趣味なのかな、と思ってしまう。

選んだのだとか。マリア・テレジアイエロー
海外旅行の際は必ずその国の歴史を本で読むようにしているのだが、ヨーロッパという広大な土地を旅するお供として選んだ本は『ハプスブルク帝国』。
毎日忙しすぎて全部読み切れていないけれど、このあたりを中心に強大な権力を持っていたことはよく分かったので、はぁーさすがハプスブルク家!マリア・テレジア!と感嘆しながらの観光となった。
宮殿の内部見学は残念ながら飛び入りでは何時間かかるか分からない行列だったため諦め、無料エリアであるゴシック庭園を散策する。

宮殿のはるか正面に小高い丘があるのでそこまで歩いてみるのだが、これが丘というよりちょっとした小山くらいの高さがあり、頂上から宮殿越しに見えるウィーンの街がとても素敵。

登った甲斐がある!
これは自然の山じゃなくて作られたものなのか?それとも自然の地形を活かしたものなのか分からないが、あの頃の絶大な権力を持つ王なら街を一望する山を作るくらいやりかねん、と勘ぐってしまう。


街を一望して楽しんだのだろう
この小山の斜面ではたくさんの地元っ子らしき若者がゴロゴロのんびりしている様子が見えるので、ここが無料開放されていること自体、現在のウィーン首長もなかなかに太っ腹だな、と羨ましく感じてしまった。
##昼間のゲリラ豪雨
シェーンブルン宮殿を後にし、市庁舎でも見学しようかと中心部に戻ったのだが、雲行きがどんどん怪しくなり突然の大雨に見舞われる。

雨宿りがてらビアバーみたいなお店に駆け込み、ビールとウィンナーソーセージを頼むと美味しそうな丸パンとセットで出てきた。

ソーセージ2本は長すぎてパンのサイズと全く合ってないけれど、挟んで食べろということなのだろうか、付いてきたマスタードやケチャップと一緒に食べるとビールとの相性抜群!
思いがけず美味しいランチになったのだが、自分がいつの間にかワインが美味しい南ヨーロッパからビールが美味しいエリアに入っていたことに気付かされる。

しかも美味しい!
##ちょっとそこまで、気軽に隣国へ
この日はもう一つ考えていたことがあり、小雨の中鉄道駅に戻り普通列車で1時間ほどの隣国にショートトリップすることにする。

隣国スロバキアの首都ブラチスラバは、首都なのに大きな国土の最西部にありオーストリア国境のすぐそばなのだ。
地図で確認するまでここまで近いとは思わず、なんてアンバランスな場所にある首都なんだ、と不思議に思えてくる。
せっかくなのでユーレイスパスを使って行ってみたのだが、到着した終点の駅はブラチスラバの歴史地区より3キロほど手前の郊外にある駅で、特に何もない住宅地やショッピングセンターを地図を見ながらひたすら歩く羽目に。

無機質な建物をパステルカラーでカバーしてる感じ
ドナウ川にかかる橋を歩いて渡るとようやく旧市街に辿り着く。
早速パステルカラーのこじんまりした建物がそこかしこに見えて何だかとても可愛らしい。

##私好みの可愛い街
ウィーンではすっかり写真を撮る気も失せていたのに、この街は私の好みに合うのかあっちもこっちも可愛くて、建物の屋根瓦や窓枠タイルのデザインまで素敵で写真を撮る手が止まらなくなる。
昨日は、長旅に慣れてしまって心が動かなくなってしまったのかと自分に心配していたのに、単に好みの問題だったみたい、ここではキュンキュンしっぱなしだ。




天気が悪いのが残念だが、中心部だけでも可愛らしい建物の連続でワクワクが止まらない。
##絵本の世界のような教会
ブラチスラバの地図を見てこれは見てみたい!と思った“青の教会”へ。
新しい建物のようだが、可愛いが詰まったまるでテーマパークのお城のような建物。

ただ可愛らしいだけでなく、細部まで青のタイルや瓦で埋め尽くされていて、なかなかなこだわりが感じられる。
扉から覗いた内部も水色で可愛くて、同じタイミングで見に来ていたアジア系女子とSo Cute!!と盛り上がってしまった。


近くで見るとまたこだわりがすごいんだろうなぁ
##銅像やオブジェがいっぱい
小さな街の中心部にはあちらこちらにナゾの像があって、最も有名なものはマンホールから顔を出すおじさんのオブジェ。

お土産物屋さんのマグネットで、このおじさんは何なんだろう?と思っていたら街のシンボル的存在のオブジェだったみたい。
こんなところも可愛らしいブラチスラバの街がすっかり気に入ってしまった。

##ドナウ川を一望するお城
市庁舎広場から広がる中心部から少しだけ離れた丘の上にブラチスラバ城が聳えている。
質素なお城だが堅牢な城壁に囲まれていて、日本の城造りと共通する雰囲気も感じられる。


マリア・テレジアが住んでいたというこの城は、ハンガリー王国の玉座が置かれたとのことだが、スロバキアと言えば私の世代では、”チェコスロバキア”として、チェコと一緒だったよね?と混乱。
ドナウ川沿いに広がる要衝として、複雑な歴史を持つ街ということなのだろう。

高台のお城に登ると、ドナウ川の向こう側には先ほど歩いてきた住宅地エリアが見え、巨大な団地が建っている。
社会主義時代に建てられた集合住宅だろうか?無機質なデザインを取り繕うようにパステルカラーでワンポイント彩られた建物は可愛らしくもあり寒々しさも感じる。

##よく歩いた一日
たくさん歩いて足が痛いが、ブラチスラバの色々な顔をこの短時間で見られたので良しとしよう。
駆け足で回れてしまう街ではあるが、この街は一泊して朝の散歩をしたり博物館をじっくり見たりするのも楽しそうなところ。
なぜだか妙に気に入ったこの街に、足を伸ばして良かった。私の旅心を取り戻せた気がした。

こちらも中心部から結構歩くもう一つの鉄道駅まで行き、やる気のなさそうな駅構内のレストランでスロバキア産ビールとシュニッツェルで軽く空腹を満たした。

🚊次回、ウィーンから北上し、プラハへ。雨の翌日に備えて夜景の美しい街を歩き回る。
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。全編はこちら↓
