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ASEAN制覇!ラストはブルネイ|静けさと豪華さに驚いたアラフォーアジア旅

Hola,テレサです。
2025年1月に母と二人で行ったブルネイ・ダルサラーム国への旅行記。

Youはなぜブルネイへ?

ボルネオ島の北西海岸に位置し、マレーシア領に囲まれている三重県と同サイズの小さい国。

そもそも、なぜ私がブルネイという“ちょっとマイナーな国”に来たのか。理由はシンプルで、ASEAN最後の未踏の国だったから

実はわたしは2008年からのライフワークとして「ASEAN加盟国10カ国を訪れる」という目標を立てていて、今回ブルネイに来たことでようやくコンプリートされたのだった㊗️※記念すべき1か国目はこちら

ブルネイ ✅️
カンボジア ✅️
インドネシア ✅️
ラオス ✅️
マレーシア ✅️
ミャンマー ✅️
フィリピン ✅️
シンガポール ✅️
タイ ✅️
ベトナム ✅️

ロイヤルブルネイ航空で成田からブルネイへ!

成田で朝ごはんを買って、いざブルネイへ。普段LCCばかりの私には飛行機の座席にブランケットがあるだけでご褒美みたいな気分。「こういう“普通”が妙に嬉しいんだよね」と思わずニヤニヤw

今回利用したのはロイヤル・ブルネイ航空。東京(成田)からバンダルスリブガワンまでは 直行便で6時間30分。出発は1月3日(金)11:45、第1ターミナル北ウイングのカウンターでチェックインして、現地到着は17:15。
ちなみに帰りは 0:50発 → 7:30着(5時間40分、直行便)。深夜便なので少し寝不足気味にはなったけど、朝には日本に着いているというのはありがたいスケジュール。(家は広島なので、羽田に移動し、羽田→広島行きに乗り無事帰宅。)

そして嬉しかったのが 往復合計料金 ¥85,010(諸税込み)。これはかなり早くに決めて取ったし安いとは思いますが…正直「え、この値段でASEAN最後の国に直行で行けるの?」って感じで、即決レベルでした。こうやってフライトスケジュールを振り返ると、ブルネイは「ASEANの最後の未踏の国」なのに、日本から直行便が出ているのは本当に便利だったなと思う。時間も短いし、アクセス的にはかなり恵まれた国!短い休暇しかとれなくても2泊で十分OKです。

Ahamoって素晴らしい

到着してまず思ったのは「え、もうネットつながった!?」という驚き。2024年にそれを目当てにかえたんだけどAhamoって素晴らしい。SIMを差し替えたり現地でWi-Fiを探したりする手間が一切なく、空港に降り立った瞬間からサクサク。これだけで旅の安心感がぐっと増すし、「ああ通信会社変えてよかったな」と思えた。笑

入国は拍子抜けするくらいスムーズで、事前にオンラインのアライバルビザを登録していたけどそれの効果があったのかどうかは謎。まあいい、入れたからOK。

空港からは「Dart」というアプリでホテルへ。GrabやBoltと同じ仕組みで簡単に配車できた。ただし注意点として、アクティベートには電話番号が必要。私は日本にいるうちに登録しておいたのでスムーズに使えたけど、現地でいきなりやろうとすると詰まるかも。旅行前に日本で設定しておくのがおすすめ。

空港から市街地への幹線道路は3車線、右側は90kmでスムーズに流れていて、「東南アジアの道路インフラってやっぱりすごい。日本、なんでこんなに道路の流れが悪いんだろ」と思わずつぶやく。

ホテルは外観こぢんまり。でも部屋は広い!40平米はありそうで、窓の外は賑やかなエリア。パン屋の香りがふわっと漂ってきて「これ、明日の朝絶対寄ろう」と心の中で決定。


夜に歩き出してすぐ悟った。「この国、徒歩の国じゃないな」。歩いている人が全然いない。バスもタクシーもなく、広すぎるお堀を迂回しながら「私たち、いま貧乏旅行者に見えてない?」と笑い合う。

ナイトマーケットは東南アジアなのになぜかびっくりするほど清潔。ゴミひとつなく、看板も派手すぎず、屋台は整然としていた。もちろん暑いんだけど… ラムのケバブ、ヤギ肉のスパイシーソース、2種類の麺が同居する“ソト”。ブルネイで人気みたい。「ソト・ミー・カウイン・ブルネイ」。「カウイン」は結婚という意味で、米麺と中華麺の2種類を半分ずつ使うのが特徴らしい。

汗が滝のように流れるけど、美味しいから箸が止まらない。でも現地の女性たちは全身長袖+ロングスカートで汗ひとつかいてない。「なんで!?人間って慣れでここまで体が変わるの?」と、またカルチャーギャップに驚かされる。

猫だらけの一角はまさに“キャットパラダイス”。毛並みつやつやで痩せているのに目がキラキラ。テーブルの上に飛び乗る行儀の悪い子もいて、「お行儀?知らんがな」って顔がたまらなく可愛い。


手っ取り早く観光地を回れる半日ツアーに

翌朝は半日ツアー。ホテルロビーで「本当に迎えに来てくれるのかな」とドキドキしていたら、ちゃんとガイドさんが登場。「Good morning! Any questions, ask me anything.」と笑顔で言われて、内心ホッ。

ジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスク(Jame' Asr Hassanil Bolkiah Mosque)

ブルネイのバンダルスリブガワンにある国内最大級のモスクで、1992年に当時の国王即位25周年を記念して建てられたものらしい。

私がここを訪れたときの印象は、とにかく「豪華絢爛」。ドームは金色に輝き、敷地内の庭園も手入れが行き届いていて、モスクというより宮殿のようでした。観光客が入れるのは決まった時間だけで、礼拝の時間になると閉じられるので、訪問は事前に時間を調べておくのが必須のよう(これもあってツアーがラクかも)。

モスクの金色のドームは18金や24カラット、シャンデリアはイギリス製、カーペットはベルギー製。質問するたびに「Good question!」と褒めてくれるから気持ちよくて、ついあれもこれも聞いてしまう。※英語あるあるで、多分べつに褒めてはいないw

宗教庁では「ハラールをどう判定するか」という話に釘付け。正しいプロセスを踏まないと認定が降りないから、時には国外までチェックしに行くんだとか。「ルールは人を縛るためじゃなく、守るためにある」って、こういう場面で実感する。


街はとにかく静か。

モスクの外観のきらびやかさもすごいけれど、とにかく心に残ったのはむしろその静けさ。バンダルスリブガワンの街全体がそうだったけど、ここに立つと「人の気配が薄くて、建物の存在感だけが強い」不思議な感覚になりました。東南アジアの他の国の賑やかさに慣れていると、この落差は本当に印象的。あまりに人が少なくて、映画のセットに迷い込んだみたい。子どもの声もなく、音楽も流れていない。車は走っているのに歩行者はいない。

主要産業は石油と天然ガス。けれど国王や王族が大株主で、民間というより半分以上は国のもの。所得税なし、病院は1ドルだけ、困らない生活が保証されていると聞いて「こんなに満たされた生活が保障されていて…夢や野心ってどう育つんだろう」と考え込む。

王族と国民の距離も近く、祝賀イベントでは握手や写真もできるらしい。日本なら「危ない」と距離を置くところだけど、ブルネイではそれが信頼の証。「They care for people, and people care for them.」とガイドさんが言ったとき、なるほどなと思った。

蒸し暑くてもモスクでは長袖のマントを着ないといけない

水上集落カンポン・アイール

水上集落カンポン・アイールでは1万人が生活し、学校も商店もすべて完結している。

桟橋を歩きながら「靴底ツルツル…これ絶対頭打つやつ」と震えたけど、家の中ではドーナツやパンダンの甘いおやつを食べて幸せ気分。

そう、世界最大級の水上集落カンポン・アイールでは、ただ外から眺めるだけでなく、実際に住民のお宅を訪れる機会があったのです(これがツアーの最後)。木造の家に足を踏み入れると、驚くほど広い。

整えられたリビングに通されてちょっと緊張。

たまたまだけどwwwwww

テーブルにはお菓子や揚げパン、そしてあたたかい紅茶。いわゆる「ハイティー」なのだけど、ホテルのアフタヌーンティーとは真逆の素朴さ。もちもちした緑色のパンダン菓子をひと口食べてみると、仙台に祖母がいてなじみのある私は「ずんだっぽい!」と声をあげ、ひとりで盛り上がってしまった。

外を見れば、すぐ下には濁った川の水が流れている。だけど家の中では談笑しながらお茶をすする時間が流れていて、そのギャップがなんだか不思議。「観光地としての水上集落」ではなく「誰かの生活空間」として触れられた瞬間。豪華なモスクやエンパイアホテルとは真逆で、これもとっても心に残る体験になった。

午前中のツアーは本当にあっという間だった。わずか半日で6〜7か所をぐるっと回ったのに、渋滞がなく移動も観覧もすべてスムーズすぎて「え、もうこんなに見たの?」という感覚。やっぱりコンパクトな国だからこそできることなんだろうなと思う。

ガイドさんとブルネイの英語教育

ガイドさんは終始にこやかで、知識も豊富。英語もとっても聞きやすい。モスクの装飾から王族の暮らし、水上集落の成り立ちまでいろいろ伺った。ただ知識を伝えるだけじゃなくて、文化や歴史の背景を物語のように話してくれるので、どの場所もただ“観光スポット”としてではなく“人々の生活が息づいてきた場”として見られる。写真を撮るタイミングも気配りしてくれて、リラックスした気持ちで楽しめたのは彼のおかげ。

そしてもうひとつ心に残ったのは、「英語ツアーを理解できる」という実感。説明がすっと頭に入るたびに、「ああ、自分がここまで勉強してきたことってちゃんと報われてるんだな」と思えて胸がじんわりする。旅の思い出と英語学習のモチベーションが一度に手に入る。だから私は海外に来るたびに「もっと話せるようになりたい」と強く思うし、帰国後の勉強にもつながっていくんだと思う。

ガイドさんの英語がなぜこんなに分かりやすくて上手なのか。単に個人の資質や努力だけじゃなく、ブルネイの教育制度と密接に関わっていると聞いて納得した。

実はブルネイの公用語はマレー語。でも、幼稚園の段階から英語での教育が行われていて、英語力は東南アジアの中でもトップクラスと言われている。

道理でガイドさんの英語がすごくクリアで聞き取りやすいわけだし、街中のサインや会話でも英語がすんなり出てくる。旅行者にとってはこれ以上ない安心感で、「この国では言葉の壁に悩まされないな」と思えたのは大きかった。ラオスやタイの田舎では片言のやりとりで必死だったのに、ブルネイでは英語で文化や歴史を深く掘り下げられる。その違いが、旅の質を大きく左右することも実感した。

ショッピングモールでついに人の気配が

昼下がりはThe Mallへ。ここでツアーのガイドさんが解散にしてくれたのだ。やっと「人がいて、声がして、東南アジアっぽい雑多さ」に触れられて安心したほどだ。笑
巨大な歯ブラシを見つけて「これで磨けば“洗ってます!”感すごそう」と即買い。旅先ではこういう“くだらない必需品”に惹かれてしまう。


エンパイアホテルのアフタヌーンティー

現地の電話番号がなかった私は、運転手さんのスマホを借りて自力で英語予約していたのだった。「できた…私、電話予約できた!」と密かにガッツポーズ。

エンパイアホテルのアフタヌーンティーは圧巻。世界に二つしかないと言われる七つ星ホテル、エンパイアホテル。その施設の豪華さは、もう「ホテル」というより宮殿w 外には広いプール、ヤシの木に囲まれたリゾート感あふれる空間。まるでテーマパークの一角に入り込んだようで、時間を忘れてしまいそう。

ホテルに一歩足を踏み入れると、大理石のフロア、そびえ立つシャンデリア、そして目の前に穏やかな海。息を呑むほどの豪華さに「ここ、ほんとにホテルなの?宮殿じゃなくて?」と母と顔を見合わせました。笑ってしまうレベルです。

私たちはアフタヌーンティーで訪れただけだったけど、十分すぎる非日常感を味わえた。エンパイアホテルの敷地に立っていると、ブルネイという国が「小国なのにとてつもなくリッチ」と形容される理由が体感できる。

優雅なティータイムの始まり

午後3時、予約していたラウンジ席へ案内されると、大きな窓から海が一望できる特等席が広がっていました。残念ながら窓際ではなく真ん中の席でしたが、それでも空間全体が広々としていて落ち着ける雰囲気。

3段のティースタンドに並ぶスイーツとセイボリーはどれも美しくて、目でも楽しめました。コーヒー・紅茶はそれぞれ6種類ほど。普段の生活を忘れて、一品一品をゆっくり味わう時間はなんとも贅沢。。。

料理の感想と小さな発見

スイーツは期待通り美味しかったのですが、特に印象に残ったのはセイボリー。野菜だけを使ったホットミールが驚くほど濃厚で、「あれ、これどこかで食べたことある味だな」と考えていたら、以前ホステルでインド人スタッフが作ってくれた料理に似ていることに気づきました。
するとスタッフから「実は昨年からシェフがインド出身に変わったんです」と教えてくれてびっくり。私の舌の記憶は間違っていなかったんだ、と妙に嬉しくなりました。

思わぬ会話の喜び

食事の終わりに、マネージャーの女性と男性スタッフがテーブルに立ち寄り「いかがでしたか?」と声をかけてくれました。こういう時に英語でスムーズに会話できると、自分の学習がちゃんと役立っているんだなと実感。伝えたいことが伝わる、その小さな成功体験が地味に嬉しい。

「特にホットミールが美味しかったです」と言ったときに返ってきた説明が先ほどの“インド出身シェフ”の話。こういうやり取りが旅の醍醐味だし、英語学習のモチベーションにもなる!

ホテルでタクシーを待っている間にみた夕焼けは美しかった。

夜は再びナイトマーケットへ。

このデカさよ🍋🍋🍋🍋

胃はアフタヌーンティーで弱っていたけど、白身魚と1ドルのレモンジュースに負けた。ほんとうによく食べる母と私である。

たくさん美猫がいる


隣の兄ちゃんがそっと箸をくれて、「Thank you!」と笑う。こういう瞬間のために、やっぱり旅をしてるんだと思う。

2泊4日ブルネイ最終日。静けさの中で感じた「足りている国」

もう最終日。今夜の深夜便で帰国。2泊4日という弾丸スケジュールだったけれど、不思議と「まだ回りきれていない!」という心残りはゼロ。観光名所がコンパクトにまとまっているので、短い休暇の日本人にはすごくおすすめな国だと思います。

チェックアウトぎりぎりの12時まで部屋でダラダラしてから、街歩きへ。ブルネイの面白いところは、マレー語を話し、マレーシアと同じマレー系文化なのに、看板にアラビア文字が併記されていること。ベーカリーの看板の横にアラブ文字が入っているのを見て、「ああ、やっぱりイスラムの国なんだな」と感じました。

女性たちはヒジャブをかぶっているけれど、マレーシアやシンガポールのようにアイラインを濃く入れて目元を強調する人は少なく、どちらかというと薄いメイク。こういう違いを比べるのが旅の楽しみ。

突然のスコールにドキドキしながら歩き続け、見つけたのはマッサージ屋。イスラム圏らしく、きっちり男女別に分かれていて「さすがだな」と思わず笑ってしまう。30分15ドルのコースを選んだのに、お店が忙しくて20分×2人で40分に短縮、それで20ドル。まあ、気持ちよかったのでよしとしましょう。

ブルネイは、何を食べても大抵美味しい。街歩きの途中で頼んだ炒め麺も香ばしく、豆腐の揚げ物が入った「外(mee)」も満足度高め。そういえば台湾で買ったドリンクホルダーを持ち歩いていたのを思い出し、ここでようやく活躍。

夕方、エアポートモスクの奥に沈む夕日を眺めながら、この国の印象をあらためて振り返りました。とにかく静か。クラクションを一度も聞かなかったし、救急車やパトカーのサイレンもゼロ。ショッピングモールでも子どもが大声を上げることもなく、人々はみな穏やかで、街全体が静謐。こんな首都って他にあるだろうか?と思うほど。

犯罪の匂いも感じられず、治安が良いのはもちろん、どこか「すでに足りている国」という印象が強い。社会主義国家のような抑圧感もなく、逆に豊かさと満足感が漂っている感じ。初めて見かけたホームレス風の男性も、清潔なシャツを着ていて、むしろ昼寝しているだけに見えたほど。(ほんとに昼寝だったかも)

空港では、最後に残ったブルネイドルをどう使い切るかで悩み、食堂でフレッシュジュースや麺を頼んだものの、結局21ドル余ってしまったので、クロワッサン6個を購入。ラストまでお腹はいっぱいなのに“使い切りミッション”を遂行して帰国!

2泊4日、観光地が少なくて正直“暇”な時間もあった。そしていわゆる「東南アジア」みが少ない───バイクの喧騒やナイトマーケットの熱気、どこからともなく漂うスパイスの香りや活気ある混沌──はほとんど感じられません。

それがこの国のユニークさであり魅力でもあるけれど、バックパッカーとして旅をしてきた私からすると、ちょっと物足りなさもありましたw
ASEANの最後に訪れたブルネイは、「静けさ」や「足りている感覚」を象徴する国として心に残ったし、こういうアジアもあるのね という新鮮さもまた勉強になりました。


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