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テニス上達メモ530.1ミリの違和感が教えてくれる──テニスも人間関係も「合う道」の見つけ方

グリップが1ミリズレただけで「強烈な違和感」──。
でもそれは失敗ではなく、心身が教えてくれるサイン。
テニスも人生も、違和感を通して「自分に合う道」を見つける旅


▶ダメな感覚・感情なんてない。すべて意味がある


グリップはデリケートな部分。

少し変えるだけでも、強烈な違和感を覚える人は少なくないでしょう。

これは、体感値として納得できる話だと思います(この「感じる力」が大事なのは、テニスも試着も人間関係も同じという話を、後述します)。

普段、イースタングリップでフォアを打っているのに、試しにセミウエスタングリップで握ってごらんなさい。

1ミリズレるだけでも、ものすごい違和感があるでしょう。

グリップも形ですから、「フォーム」です。

テニスを習い始めた初日に習うのがグリップかもしれません。

ですから、常識的なテニス指導だと、初日からつまずく

その人に「合う道」から、逸れ始めるのです。

▶意見も打ち方も「人それぞれ」が正解


「違和感は先生だったんじゃないの?」と、思われるかもしれません(関連記事「『違和感』は心が伝える重要なシグナル」)。

そう、ですから私たちにとって味方なのです。

フォームに正解がないように、感覚、感情にも、間違いなどありません。

どんな感覚、感情も感じていい、心身からのシグナルです。

たとえば試着して窮屈感を覚えるなら、その違和感は「今の自分には合っていない」と教えてくれている先生。

もちろん、洋服のサイズや形に、正解も間違いもないのと同じように、窮屈と感じる感覚に、良いも悪いもなくて、違和感はただ「合わない」ことを教えてくれている先生です。

「この意見(フォーム)は正しい! あの意見(打ち方)は間違っている!」などというのは勝手な決めつけで、「人それぞれ」が正解です。

▶最速上達の近道は「たくさんの違和感」


テニスも同じ。

グリップを変えて違和感を覚えるなら、それは正解でもなく間違いでもなく、今の自分には合っていないと心身が伝えてくれているのです。

グリップだけではなく、テイクバックもインパクトもフォロースルーも、みんなそう。

違和感を覚えることは、決して悪いことではありません。

そうして違和感のフィルターにかけて、自分には合わない対象を絞り込んでいく取捨選択によって、自分にいちばん合うやり方や、方法、考え方、そして人に、出会います

ですから、できるだけ速く、たくさんの違和感を体験するのも、最速の上達(幸せ)を叶えるためのポイント。

最終的に自分にぴったり合う正解が残るのが、小脳運動機構による「あみだくじ理論」とそっくりです(関連記事「小脳の回路を配線・整理する『あみだくじ理論』」)。

▶失敗なんてない。あるのは発見という「成功だけ」


そういう意味では、「失敗」はありません(関連記事「失敗学の本質」)。

「この素材は電球のフィラメントとして、ふさわしくない発見であった」とトーマス・エジソンが伝えたとおりです(関連記事「その失敗は『成功の種』」)。

その時点で最適解であった竹のフィラメントを見つけるには、できるだけ速く、多くの違和を試せばよかった、というわけです。

▶人間関係にも応用できる「違和感センサー」が自信を育む


人間関係も同じかもしれません。

「この人なんか違う……」と感じる違和感は、心身が伝えてきてくれているサイン。

試着した服と同様、別にその人に、正解も不正解もないのだけれど、「今の自分には合っていない」窮屈感を伝えてくれているサインです。

無理して付き合おうとするから、おかしくなる(関連記事「『友だち100人』で苦しむ人たち」)。

スペックなどではなく、そういう感覚(フィーリング)を、信じる(関連記事「※1-2・選ぶ基準はスペックorフィーリング?」)。

その「感覚」が、自分を信じる「自信」を育みます

▶違和感を無視すると、大やけどする


感じて無駄な感覚も感情もありません。

すべて必要。

痛みも感じてくれなかったら、指を包丁でスパスパ切り続けてしまうのでしたね(関連記事「痛みを感じてくれる体。不安を感じてくれる心」)。

熱さは確かに不快かもしれないけれど、感じなかったら沸騰するやかんに触っても、手を引っ込める反射神経が働いてくれず、大やけどしかねません。

▶フォームはレディメイドよりオーダーメイドで


テニスの違和感も、確かに不快な感覚だけど、感じてくれないと大やけどするのです。

服も見た目(フォーム)に目を奪われて、無理して着てみたとて、結局は着なくなるし、ストレスが溜まりますよね。

テニスも、レディメイド(お仕着せ)のスイングではなく、型(フォーム)にはめない、あなただけのオーダーメイドスイングでプレーするのがいちばん。

ストレスフリーでテニスを楽しむ(幸せをする)秘訣です(関連記事「お仕着せでなく、オーダーメイドスイングの作り方」)。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

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即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO(テニスゼロ) スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero