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質問204:ワイパースイングでうまく打てない

なぜ、ワイパースイングしようとしても、できないのでしょうか? 手段が目的化してしまっている恐れがあります。「ワイパースイングでうまく打てない」のご質問に回答。

質問
最近、フォアのワイパースイングをやってます!
ワイパースイングができるようになるコツを教えていただきたいです。

実践的なボールになるとうまく打てなくなります(>_<)

回答


▶手段の目的化


なぜ、ワイパースイングしたいのでしょうか?

恐らく、スピンをかけたいからではないでしょうか。

なぜ、スピンをかけたいのでしょうか?

恐らく、ボールが飛びすぎるからではないでしょうか。

なぜ、ボールが飛びすぎるのでしょうか?

打球タイミングが合っていないからです

打球タイミングが合っていないのに、ワイパースイングしても、スピンはかからず、ボールは飛びすぎてしまいます(あるいはネットに引っかかります)。

▶素振りではできるのに、実践でできなくなる理由


「実践的な」とあえて断り書きなさっているのは、練習(素振り)では、ワイパースイングできているからだと思うのです。

なぜなら打球タイミングが、素振りには「ない」からです。

つまりできているのに、タイミングが合わないから、フォームが崩れます。

ですからタイミングさえ合ってくれば、フォームは洗練されてきます。

▶グリップがスイングの方向性を決める


ワイパースイングも、そうする目的ではなく、そうなる結果です。

グリップが厚くて、打球時に体が前を向いたほうが打ちやすい場合、スイングは必然的に(右利きの場合)、右から左へ振り抜かれるのが自然。

それがワイパースイングです。

面の作りやすさと、手首・ヒジ関節の構造によります。

薄いグリップの場合は、体が横を向いている局面で後ろから前へ押し出すスイングのほうが面を作りやすいから、前へ向かう言わばフォワードスイングになります。

▶ワイパースイングは結果


目的は、ボールを相手コートに収めることであり、ワイパースイングすることではないはずです。

あまりおすすめはしませんが、グリップを厚くして打点を極端に前にすれば、それ以上には前方へ振り抜く余地がなくなるから、結果的に横へ振り抜かれるワイパースイングになります。

ただし打点を位置(前)で合わせようとすると、時間(タイミング)は合いづらくなる傾向ですから、結果としてスピンがかからず、ボールも飛びすぎてしまう懸念は強まります。

またワイパースイングしようとすると、その時点で力が入るから、鋭いワイパーになりにくい。

あくまでも振り抜かれてしまう結果として、言わば惰性で、ワイパースイングになります(関連記事「筋力ではなく慣性で打つ──『腕重』が生むボールパワー」)。

▶リバースフォアハンドも「する」のではなく「なる」


一方では勢い余ると、逆側へ返ってくるリバースフォアハンド(バギーウィップ)になります。

あるいは打点が、後ろだったり低かったり遠かったりしても、振り抜く余地として体の左方向ではなく上方向が選ばれて、リバース気味になったりもします。

その見た目から、ラファエル・ナダルは意識的にリバースさせていたなどと、勘違いしがち。

しかし意識するとボールは見えなくなりますから、ますます打球タイミングが合わなくなってアウトするので、自然なスイングが破壊されます。

一般的なテニス指導のなかには、「ワイパースイングすれば、リバースフォアハンドを身につければ、スピンが打てる」と説明する向きも少なくありません。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)


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