サロン楽屋話020:脳科学と仏道──時空を超えて響き合う叡智
▶フラれるのが怖いガラスのハート
異性に告白できないのは、「こんな自分なんて」という自己肯定感の低さが、大いに関わっていると言えるでしょう。
プライドが高いと、フラれたら傷つくガラスのハートだから、自分から告白できないのです。
よしんば付き合えたとしても、パートナーと意見が食い違えば自分が「否定」されたように感じるからイライラします。
イライラするから喧嘩が絶えません。
だけどプライドが高いと自分から謝るなんて、プライドが許さないのでしょう。
すると、(悪い方の)沈黙をする(関連記事「2種類の沈黙『混ぜるな危険』」)。
俺のイライラを「察せ!」とばかりに。
▶自分の「気持ち」「やりたいこと」が、分からない!
一方では承認欲求が強いから、そういう人は外では、いわゆる「いい人」です。
自分で自分を認められないから、他者から認めてもらわずに居られない(文字どおり居場所がない)のです。
しかし、本当の自分を隠して「いい人」を演じるのは他人を騙すディスリスペクトなので、自己肯定感はさらに下落。
嘘の自分を演じているから、本当の自分の気持ちや、本当に自分のやりたいことが、分からなくなるのです。
▶自己肯定感を上げるには「公文式」
では自己肯定感を上げるためには、どうすればいいでしょうか?
公文式の「ステップダウン」にならいます(関連記事「公文式を参考にした「ステップダウン」で飛躍する」)。
いきなり自分の肯定感を上げるのは、主観的に(思い込みで)自分を見てしまうから難しい。
特に自己肯定感の低い人は、自分に厳しすぎるきらいがあるので「こんなんじゃダメだ」という見方をします(関連記事「完璧主義が、人を苦しめる」)。
なので客観視できる他人の肯定感を、まず上げる。
つまり「自己肯定感」と言いながら、自分に目を向けるのではなくて、他人をリスペクトするのが、無理なくステップアップするための「スモールステップ」なのです。
「何か(仕事や勉強やテニス)ができるから」「何か(地位や財産や人脈)を持っているから」などといった、条件なしに。
▶自己肯定感が上がるメカニズムは「のうだま」
他人をリスペクトしていると、なぜ自己肯定感が上がるのでしょうか?
ここが、ポイント。
「のうだま」なのです(関連記事「『のうだま』のすごみ」)。
自己肯定感は、評価、比較、決めつけ、押しつけ、DV、虐待、ネグレクト、罪悪感はもちろん、失敗するのが前提のスポーツであるテニスのミスなど、ありとあらゆる条件によって下がります。
特にコーチの言うとおりにやっている“のに”、自分には上手くできない思いがあると、自己否定にさいなまれるのも無理はありません。
ですから“のに”と“から”との峻別が大事と、申しているのです。
コーチの言うとおりにやっている“から”、できていないだけなのてす(関連記事「コーチの言うとおりにやっている〝から〟、できない」)。
▶自己肯定感、条件いりません。ゼロ円です
さまざまな条件づけによって下がる一方、自己肯定感は、ありとあらゆる“条件なし”に、上がります。
条件は必要ないのです。
テニスが上手くできるからといって、自己肯定感は上がりませんよ。
よしんば「何か(地位や財産や人脈)を持っても、上がらないものは上がらないのです。
上手くなって、強くなって、カッコよくなって、何かを手に入れて、「自己肯定感を上げよう!」と腐心する人は大勢いますが、そうした条件なし“だから”こそ、上がるのです。
テニスができる“自信”と、テニスができなくても自分を大切にできる“自己肯定感”とは、似て非なるもの。
むしろ、痩せた自分になって自己肯定しようとすると、「それでもやっぱりダメだったわ」と、自己否定感を強めてしまいかねないのです。
▶「うそも100回言えば本当になる」by中央大学・安野智子教授
他人の、主観的には受け入れられないような言動 さえ、事情があるのだと受け入れていると、「自分も受け入れていいのかも」と、脳が騙される「のうだま」。
下記では、「ウソも100回言えば本当になる」と伝えていますが、この脳の性質「確証バイアス」を、賢く利用するのです。
「ウソも100回言えば本当になる」
— NHKニュース (@nhk_news) July 17, 2025
そんなことあるの?と思いますよね
どういうことなのか
NHKのWEBサイト「選挙の前にたしかめて」でわかりやすく解説します↓https://t.co/aOZsYTgT00
#参議院選挙2025 #選挙の前にたしかめて pic.twitter.com/MRWGZ2NYo1
https://x.com/nhk_news/status/1945762989329789173
「騙されない人」なんて、いません。
「自分は絶対に騙されない!」と自信を持っている人ほど、目の前で空中浮揚を見せられると、「これは本物だ!」と信じ込んでコロッと騙されるのでしたね(関連記事「『騙されない』と信じている人がだまされる」)。
特殊詐欺に引っかかる人は、騙されない自信が満々だった。
「自分は大丈夫!」と。
しかし何ぴとたりともバイアスから、逃れられないのです。
▶7月5日の大災難、大騒ぎになった理由
脳は騙されやすいと言いました。
くだんの中央大学・安野智子教授によれば、「うそも100回言えば本当になる」。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250617/k10014834251000.html
ですから、それがいいか悪いかは別として、予言を信じ込む人たちが続出したのです。
デマだとしても、100回聞けば、ホントに起こるような気がした。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
