あしたのために#19:フェデラーの「禅テニス」
ロジャー・フェデラーの発言を紹介したITmediaエンタープライズの記事。
フェデラーは「すべてのポイントを同じ強度で戦う必要はない」と語りました。
その姿勢は、ミスとの向き合い方にも通じます。
上達する人ほど、ミスそのものよりも、「ミスへの反応」に振り回されません。
▶心の暴走を食い止める
こちらでは、フェデラーが「選ぶ」ことによって集中を残していた、という話を書きました。
テニスでは、ミスそのものよりも、ミスした後の心の動きのほうが、問題になります。
「ああ、またやってしまった」
「どうして入らないんだ」
そんな思いが頭の中でしゃべるほど(セルフ1によるセルフトーク)、集中は削れていきます。
心が暴走してしまわないように、見張っておくことが大事です。
▶「反応しない練習」が上達を加速する
思い出していただきたいのが「小脳運動機構(あみだくじ理論)」。
人の脳は試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ効率よく精度の高い動きを覚えていくことが科学的に証明されています。
その仕組みを踏まえると、ミスそのものよりも、ミスへの「反応」のほうが学習を妨げるのではないか。
科学的に調べたわけではないですけれども、心の観察を通じて如実に実感されるところです。
つまり、学習過程で本当に大切なのは、ミスに反応しないこと。
「うわっ」
「しまった」
「またダメだ」
そんな反応が強いほど、非効率で精度も上がりにくくなる。
逆に、「何事もなかったかのように」次へ進めると、脳は配線整備を速やかに進めてくれると感じられます(関連記事:練習しないと「反応してしまう)。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
