サロン楽屋話082:安青錦は、なぜ3年で日本語を「一生モノ」にしたのか
来日わずか3年で、安青錦は「一生使える日本語」を身につけました。文法も、受験勉強も、ほぼ関係ない。なぜ、日本人は10年学んで英語が使えず、彼は生活の中で言葉を獲得できたのか。そこには、語学にもテニスにも共通する「まず受信」という、シンプルな原理があります。
▶安青錦の日本語力
文法などの「フォーム」は、一切意識していないのです。
日本語にも、4文型とか5文型とかが、あるそうですね。
だけど、日本語をいちいちウクライナ語に頭のなかで変換したり、あまつさえ大学入試クイズよろしく、副詞節をカッコでくくったりしないのです(関連記事「英語なんて言葉なんだ。こんなものやれば誰だってできるようになる!」)。
▶10年学んで、使えない現実
実に「無駄」だと思いませんか?
私たちは英語を3・3・4年の10年も勉強して、大学受験クイズを突破したあとは、その後の人生で全然使えない。
最初に習う“This is a pen.”なんて、一生使わないというじゃないですか(関連記事「常識的なテニス指導だと、テニスを始めた初日からつまずく」)
どれだけの人数の、どれだけの人生の時間を、無駄にしてきたかを思うと、「もったいない」と悔やむのは私だけ?
それは、テニスの10年選手も同じです。
▶言語は、国力そのもの
安青錦と同じように学べば、今ごろ「日本国民総バイリンガル」ですよ。
そのほうが、防衛費予算を上げるより、国際競争力は、よっぽど高まると思いませんか?
事実、伊達公子は、英語の壁が競争力に影響したと顧みます。
テニスは基本的に、現地大会会場で練習相手を自ら誘って練習します。
「言語化」が要らなくなるのは、そのあと。
練習を始める以前に、言葉の壁が立ちはだかるのは、想像に難くありません。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
