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テニス上達メモ518.伊藤あおい、緩さが生む勝機と試金石の戦い


▶「へにょへにょテニス」が切り開く新たな勝利の形


対戦相手のボールが「へにょへにょ」だったら普通、勝てると思いませんか?

そんなボールが飛んで来ても、ミスしませんよね。

だけど自称「へにょへにょテニス」の伊藤あおいが、ツアーを賑わせています。

伊藤が何を持って「へにょへにょ」なのかは、ショットなのか、フィジカルなのか、メンタルなのか、私のあずかり知らないところであり、彼女自身、躍進の理由について「わからない」とのことですが、私が言えることは、「相手のイメージをズラしたら、いくらでもミスを誘える」という事実です。

https://news.tennis365.net/news/today/202412/150709.html

『テニス・ベースメソッド』は、自分の中にある「現実に対するイメージのズレ」をなくしてミスしないテニスができるようになる方法論ですが、逆に伊藤あおいは、現実に対する相手のイメージをズラすことで勝利していると言えるのです。

▶イメージのズレが招く、「打球タイミングの壁」と「箱の中の驚き」


私たちは、イメージの前では無力です。

どんなにボールに集中しようとも、イメージがズレていては、打球タイミングは絶対に合いません(合わないなりに、へなちょこボールで相手コートへ返る場合はありますが)。

こちらで例を挙げている「箱の中身は何だろな」です。

箱の中身が、「噛むもの」「刺すもの」「ヌルっとするもの」などというイメージに支配されると、本当に岸みゆさんよろしく、大げさではなく、飛び よけてしまうのです。

https://youtu.be/jUkhENNIMqE?t=226

いえ、番組だから多少オーバーリアクションだとしても、一般人の私たちであっても触れた瞬間、飛び回りはしないにしても、かすかに「びくっ」となったりする。

これが「イメージの力」です。

イメージがズレたら、ロジャー・フェデラーでさえ、お手上げです。

https://youtu.be/vvjKnE4Fc1E?t=7

▶緩いボールに潜むミスの罠とイメージの真実


伊藤の「へにょへにょテニス」でなくとも、これをお読みのご自身も、対戦相手から飛んで来る緩いボールに限って、たとえばサーブが不得手な相手の選手が打つポ~ンと放ったアンダーサーブを、リターンでふかしたり、ネットに引っ掛けたりしたご経験はないですか?

それは、「緩いボールだから強く叩きに行きすぎた」とかが原因ではなくて、イメージがズレているから犯すミスです。

別に、強く打つからミスするわけではありませんよ。

だとしたら、一般 プレーヤーより何倍も強く打つプロのショットが、相手コートへズバズバ入る理由が見つかりません(関連記事「バックアウトするのは、『力を入れすぎ』なの?」)。

逆に皆さんは、ビビってしまった時、相手コートへ置きに行くようなチョコンと当てるだけのショットなのに、バックアウトさせてしまった経験もあると思うのです。

「強く打つから入らない」「弱く打つから入る」などという単純な話ではないのです。

▶研究されてからが本当の勝負、試金石のとき


伊藤あおいが活躍するにつれ、周囲に研究されてきてからが、真価が問われる試金石のとき。

イメージのズレを修正されてきたときに、どう対応できるか否かです。

欧米のパワーテニスには、日本ならではの忍者のような(今も言ってみれば「くノ一」ですが)プレースタイルが強みになるかと。

いえ今の時点でも「SABR」を披露するあたり「くノ一」らしくて、良い(にこっ)

https://news.tennis365.net/news/today/202507/153610.html

いずれにしても、伊藤あおいには「本物の素直」のままに(周囲にヒザを曲げろとか言われても「気が向いたら」と言ってスルーしつつ)、どんどんどんどん、伸びていってほしいと思います(関連記事「伊藤あおい、錦織圭、そしてイチロー」)。


即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

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