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『テニス・ベースメソッド』発刊に向けて――どんな内容なのか その①「一時にひとつ」

人間の認識は「一時にひとつ」。
見る・考えるを同時にやっているつもりでも、実際は切り替わっています。この切り替えのわずかなズレが、ボールの「見え方」や「ミス」を決定づけています。
5/25発売の新刊内容を先行公開。


▶人間の脳が持つ絶対原則「一時にひとつ」


人間の認識システムは、「一時にひとつ」が原理原則です。

「ながら」は不可。

この話をすると、「考えながら見ることもできる」「見ながら考えることもできる」といって、いぶかしむ向きもあるでしょう。

確かに、そう感じるかもしれません。

しかしそれは、集中力が分散していて、低い水準の場合です。

▶「人としてできないこと」をやろうとしない


考えながらぼんやり見ることはできるし、見ながらぼーっと考えることはできます。

しかしいざ、たとえば「指紋」を見ながら3+8-2は考えられないし、3+8-2を考えながら指紋は見られません

これは、「自分の計算能力が低いからだ……」などと考えてしまいがちですが、実は「人としてできない」のです。

禅はこの相関を「眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんい)」の6つの識に分類し、刹那の瞬間(今)を「識」が捉えられるのは、それがたとえ0.1秒差だとしても「一時にひとつ」と説き明かしました。

▶心は「お猿さん」だった!?


心は猛スピードで、見たり・聞いたり・匂ったり・味わったり・感じたり・考えたりと、目から耳へ、耳から鼻へ、鼻から舌へといった具合に、行ったり来たりします。

あたかも猿が木から木へとせわしなく飛び移る落ち着きのない様にたとえて「心猿」などと、言ったりしたのです。

四文字熟語「意馬心猿」の心猿です。

こう聞いて「そうなのかなぁ?」などとパッと考えたとしたら、その瞬間、心は頭へ飛んで「意識」へと移ったのです

▶「見る」に集中すると、見え方が変わる


同時にはできません。

高い水準で見ながら考えたり、考えながら見たりは、どうしてもできない相関です。

逆に言えば、「一時にひとつ」を実践し、たとえば「見る」だけに心を集中させれば、確かにしっかり考えることはできなくなるけれど、「よりはっきりと鮮明に見ることができる」ようになります。

それは対象(テニスでいえばボール)が大きく見えたり、ゆっくり見えたり、あるいは集中力がさらに高まれば「止まって見えたり」する道行きです。

▶「ゾーン」の入り口


野球選手はよく、ボールが「大きく」見えた、「止まって」見えたと言います。

ほかの競技でもゾーンに入ったプレーヤーは、バスケットボール選手であればリングが「フラフープ大」に、ゴルフ選手ならカップが「バケツ大」に見えたと言います。

そうなると発揮されるパフォーマンスは、打ち方や投げ方といった「フォーム」以前の問題

後ろ向きに打っても入ります(関連記事「体の向きが変わっても、コートの向きは変わらないから」)。

https://www.youtube.com/watch?v=6x_hyaB9pgg

▶歪んだイメージを描き換える「ベース作り」のコツとは?


テニスボールも同じです。

ただし特にテニスの場合は、「イメージ」を現実どおりに合わせる「ベース」作りが、上達していくための前提として必要です。

つまり「必ず要る」のです。

今後もテニスを続けていくのであれば――。

これがズレていては、どんなにボールに集中しても、テニスは上手くいきません

▶「畳の上の水練」になっていませんか?


5月25日発売の『テニス・ベースメソッド』には、認識システムの働きを確かめるための実験もご用意しています。

またイメージを現実どおりに、誰もが簡単に描き変えられる具体的な実践法も明かされています。

体験すれば腑に落ちます。

言い換えれば、頭の中で「そういうものか」と理解するだけでは、まだ何も変わりません。

それは「畳の上の水練」ということも、明記されています。

▶「フォーム指導」に一石を投じた内容


しかし一般的に行われている「フォーム指導」というのは、押し並べて「畳の上の水練」なのです。

打ち方を「3+8-2」などと、頭で理解する内容。

するとボールがはっきり見えなくなってしまうのでしたね。

歪んだイメージが形成されてしまいます

頭で理解したからといって、体(五感)による体験を経ずにスキップしてしまうほうが、上達していくにあたってよっぽど弊害です。

▶5月25日発売、予約受付を開始しました


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どうせ手に入れるなら、「考えて」からではなく今がいい。

それが「タイミング」です。

▶疑問や不安、すべてお受けします


ご購入に関してご質問等がありましたら、どんどんお尋ねください。
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ご不安が微塵でもあれば、それを解消してすっきりとしたお気持ちで、手にとっていただければと思います。

ご購入以外のテニス悩み相談も、ご購入後のメールサポートも、随時受け付けています。

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テニスゼロ代表 吉田無型(よしだ・むけい)



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