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「イカゲーム3」がつまらない10の理由 ~カタルシス無き終焉の圧倒的失望感。

こんにちは、天豆(てんまめ)です。

全世界が待ち焦がれた『イカゲーム3』。

結論から先に言わせてください。

期待が大きかったぶん、その結末は壮絶に救いがなく、深い失望感と空洞を胸に残しました。

シーズン1の衝撃と興奮、シーズン2の高まる期待感を抱え、迎えたシーズン3。

けれど、「ここまで引っ張った挙句、この結末は辛すぎる」という感情以外、何も残っていないのです。

もちろん誤解しないでほしい。

シーズン3には見るべき瞬間もあります。

極限下でのデスゲーム、人間が自らを壊していく姿、そして社会風刺の刃――それらは確かに存在します。そして、キャストも多彩です。

「イカゲーム3」キャスト一覧

私の推しはヒョンジュ(パク・ソンフン)とジュニ(チョ・ユリ)

ですが、心からエンタメを愛するがゆえに断言したい。

『イカゲーム3』は、シリーズ史上最高傑作になり得たはずなのに、「1」「2」を超えられず、逆に喪失感だけを残した――そう思うのです。

以下、シーズン3がなぜ「つまらない」と感じさせてしまったのか、10の理由を痛烈に考察・検証します。

※ネタバレをご覧になりたくない方は、鑑賞後にご覧ください。

では、いよいよ「イカゲーム3」の本音感想レビューをスタートします。

「イカゲーム3」がつまらない10の理由
~カタルシス無き終焉の圧倒的失望感。


1. 主人公感の欠如 ― 主役なのに存在感が希薄


本作最大の違和感は、主人公ソン・ギフンがまるで影のように消えてしまったこと。

全6話中、特に前半3話では、ギフンは迷走し、逡巡し、傍観者としてしか機能しません。

シーズン2で築き上げた彼のリーダー性や成長はどこへ行ったのでしょうか。

親友を目の前で失い、手錠に繋がれ、魂は既に抜け落ちたよう――そんな彼を見て、「主人公がいるのに、主人公がいない」という違和感が押し寄せました。

多くの視聴者が「ギフンの心情描写が少なく、共感できなかった」と語っており、その“主軸の不在”が物語全体の軸をグラグラにしてしまっているのです。

後半に至っても、生きる希望や復讐の炎は消え去り、ただ託された赤ちゃんを守ること以外、能動的な動機づけが皆無なので、主人公ギフンに対する感情移入はとても薄くなったまま、退場となります。

2. フロントマン(リーダー)の中途半端な描写


支配者フロントマンに対しても、期待が大いに裏切られました。

シーズン3では彼の過去や正体が明かされると思っていたのに、回想シーンは一瞬だけ。

そのまま終盤に至り、彼だけが生き残る消化不良な結末に。

視聴者の「悪党が逃げ切るなんて納得いかない!」という声は共感できます。

あれだけ引っ張っておいて、フロントマンと兄弟ジュノの直接対決もなし。

宿命の兄弟対決が期待されたのに、結果はただの肩透かし。最後に赤ん坊を救う“人間味ある行動”も、前後の文脈がなく、まるで突然投げ込まれた魔法のように消えました。

3. ジュノ(弟)の無意味な島の上陸


シーズン1から続く謎だった刑事・ジュノ――彼は再登場しましたが、まるで“注目されたけれど使い道のない小道具”のようでした。

最終話にあれだけ苦労して、どうにか島に上陸して、ついに兄と銃口を向け合うシーンはありましたが、結局何もできぬまま、活躍0のお粗末退場。半年後にも後悔の念さえも見えず、いったいこの男は何をモチベーションに兄の行方を追っていたのか、途方に暮れます。

結局、肝心の結末にはほとんど影響を与えず。「兄弟の確執とは一体なんだったの?」という疑問だけが残ります。多くの視聴者は「彼の旅には意味が無かった」と心底思うに違いない。

最終的に、彼は赤ん坊を託されただけ――本編には彼の成長も決着も描かれず、ただ単に“次につながる伏線”として処理されただけのように見えます。

4. 後半は赤ちゃん中心に物語が展開の弱さ。


今作で最も安易に利用された存在は“ゲーム中に生まれた赤ちゃん”。

彼女は「未来の希望」象徴として導入されたはずなのに、結末ではフロントマンに救出され、半年後にジュノへ“託される”という異様な展開が待っていました。

「なぜそこでジュノ!?」と首をかしげた視聴者は多かったはず。もともとデスゲームで赤ちゃんを描くという設定自体が賛否を呼んでいたのに、その後の彼女の成長、未来、希望――何一つ描かれません。 結果、赤ちゃんは話題作りの“道具”に成り果て、物語の軸はガタガタに揺れました。

5. ノウルの最後も宙ぶらりんで消化不良

シーズン2で登場したノウル――ピンクの警備員で脱北者の女性。彼女もまた、本来物語に必要だったはずのキャラクター。作中では、自殺未遂を期した彼女がギフンの自己犠牲を見て思い留まり、後日談的に安直に死んだと思われていた娘が中国にいるらしいと連絡を受けて、娘へ会いに行く決意をした、という描写があるだけで、それで終わり。再会もその後の展開も一切描かれず、ノウルというキャラの存在意義は消えたまま。何とも言えない消化不良感だけが残ります。

6. ギフンの自己犠牲エンドが予想通りすぎた


最終局面――“赤ん坊 vs ギフン”。そして彼は自ら命を絶つ道を選びます。その覚悟には敬意を払いますが、展開としてはまるで王道の範囲を一歩も出ない予想通りのもの。多くの批評家や視聴者も「予測できすぎてしまった」との声で一致。シーズン1のような「先が読めない衝撃」は皆無で、ただそこに至るしかない必然の自己犠牲エンド――視聴中より、むしろ視聴後に感じた虚無が重かった。

7. 驚くほどカタルシスがない


シーズン1のラストでは、たとえ残酷でも「ここまで観てよかった!」と思える大カタルシスがありました。ところがシーズン3はその興奮をすっぽり抜き去った後、ただ徒労感と虚無だけを残します。

「風呂敷を広げただけで、畳む気配すらない」という感覚。

しかも最後の最後でとってつけたようにめんこをしている女優ケイト・ブランシェット(アカデミー賞主演女優賞の名優)が唐突に出て、アメリカで新たなゲームが始まるぞ、と示されて「え、まだ続くの?」というモヤモヤ…。心から期待していた「物語の完結による清々しい余韻」はどこにもなく、まるで“終わらないループ”に捕らわれたようなラストでした。

8. 最終ゲームのモブキャラ祭りと、しまりのない後日談

最終話は、応援してきたキャラがほとんど残っていない異様な状況。残されたのは赤ん坊と、不必要にヒョンジュ(1番正義感のある推しキャラでした)を殺し、ジュニ(チョユリ)にも嫌われた小狡い男ミョンギと他の参加者は見知らぬオジサンたちばかり。

「誰お前?」状態のモブで展開されるクライマックスは熱も響きも薄く、見ていて辛かった。

そしてギフンも死んで、フロントマンが赤ん坊と賞金を島から持ち出し、半年後にジュノに託すという、あまりに事務的で無味乾燥な後始末に、「フィナーレはただ淡々と事実を羅列して終わった」感。シンプルに「え、これで終わり??」という虚脱感だけが胸に残りました。

9. 悪党が記号的すぎて人間ドラマの深みが消えた

これまでのシリーズは、善と悪の狭間で苦悩する人間の描写が魅力でした。

しかし今作の悪党たちは最初から最後まで“ただの悪”。最後の決勝戦もまったく魅力のない小悪党が揃っているだけ。彼らは、全く善意も葛藤も見せません。他の参加者も容赦なく人を殺し、横並び。

そして高みの見物のVIPも芝居がかった芝居。彼らが最後懲らしめられるのか、成敗されるのかと期待したら、無言のまま退場して終わり。登場人物全員が二次元的で平坦で、人間ドラマの厚みがスッカスカ。「極限の中で生まれる本当の人間性」が見えなかったことは、本作を“つまらなく”感じさせた大きな要因でした。

10. とにかく後味が悪い ― カタルシス無き終焉

そして最後の最後に突き付けられるのは、救いのない静かな絶望感。誰一人報われず、主人公すら報われず死に――むしろ悪党が生き延びて希望とされる赤ん坊の未来すら見えない。その後味の悪さは、単なる視聴後の余韻ではなく、重苦しい怨嗟となって胸を締めつけます。

もちろん、「それがイカゲームらしい」「不条理でリアルな世界観を突き詰めただけだ」という意見もあります。

ですが、それでも私は問いたい――視聴後に“心がぽっかり穴が開く”ような救いを与える作品こそ、私たちが愛してきたエンタメだったのではないでしょうか?

この余韻は期待以上に濁っていて、むしろ「駄作」と言いたくなるほど後味は悪かった――それが素直な感想です。

はー、、6時間、ちょっと本当に時間を返してほしい。。

ここまで辛辣に書いてきましたが、エンターテインメントを心から愛する者として、この失望感と落胆とモヤモヤも含めてNetflixとファン・ドンヒョク監督に伝えたい。

私たちはまだ希望を捨てていません! シーズン3で残された伏線をすべて回収し、多くの人が納得できるようなカタルシスを与えてくれる次回作(シーズン4やスピンオフ)を、世界中のファンが待ち望んでいます。(か、もしくはもう今回の失望感で飽きられたかもしれないですが、、、)

どうか、この愛ゆえの苦言が届き、我々の心を再び鷲掴みにする大復活を遂げてくれますように!

次回作では心から「ここまで見て良かった!」と言わせてください。

ただ、今回ばかりは失望が大きすぎるので、「今際の国のアリス」のシーズン3を楽しみにしたいと思います(笑)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
是非、コメントや感想お待ちしています🎶


PS.いつも批判ばかりしてるわけじゃありません(笑)
今、日本中の映画ファンを虜にしている
映画「国宝」渾身のレビューも是非ご覧いただけたら嬉しいです。

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