「ズルい」って感じて、当たり前だよ☺️
最近、長男が「なんとも言えない切ない」表情をしながら帰宅してくる時があります。

新年度が始まって3ヶ月弱。
『場面緘黙』の症状が保育園年長組から出てきている小学1年生の次男の不登校の頻度が、ここにきて上がってきました。
私たち夫婦(特にママ。本当に頭が下がります)は場面緘黙について情報収集して、次男がいかに今
「ハードな状況の中を日々生活しているのか」
を理解し、彼に寄り添おうと努めてきました。
読者の皆さん。
是非「自分に置き換えて」想像してみてください。
「人から話しかけられた時にすぐに返したいのだけれども、緊張して喉の奥が『キュッ』となって言葉が出てこない」
この『緊張』を例えると
「舞台に上がって何かを発表をする」
時と同レベルだそうです。
そりゃあ、次男にとってこの状態は「ハードモード」以外の何ものでもありませんよね?私たち大人だってこのような状況下に置かれたら、それを乗り切るのは相当難儀だと思いますから。
私たち夫婦は、そういった認識のもとで次男のことを見られるようになった現在、彼の一挙一動の意味が以前より格段に理解でき、落ち着いて対処出来るようにもなりました。
家から最初の坂道の下。校舎の周り。学校の玄関。
そこから「やっぱりダメだ」と踵を返して家に帰ってくることも多々。
周りの人には理解してもらいづらい彼の行動ではありますが、でも次男は「この状況をなんとか変えよう!」と彼なりに努力していることは、私たち夫婦にはひしひしと伝わっています。
その姿は若かりし時の私にも重なります。
ですから現状、彼にこれ以上の無理強いをすることはしていません。
我々もある程度今の状況に慣れてきて、かつ腹も括りましたから、多少のことで一喜一憂することも少なくなってきています。

でも、この状況を弟の近くで逐一見ている小学3年生の長男の気持ちはどうでしょうか?
「家から1歩も出ることなくお休みが確定する」ことも度々ある弟を横目に、「K(次男)ばっかり休んでズルいよ~」と、今にも泣き出しそうなしかめっ面で1人登校して行くことも、この間ありました。
「なんだよ~💢」と、弟との状況の不平等さに悶々としながら学校での1日を過ごせば、冒頭のような顔での帰宅になるのだと思います。
そりゃそうですよね。彼の気持ちは痛いほどわかります。弟だけでなく、彼だって「学校に行きたくない」と思う日も、当然あることでしょう。
実は長男が1年生の時も、今の弟と少し似たような状況がありました。
彼は保育園時代は結構な「人見知り」で、友達もほとんどいませんでした。
その中に『親友』と呼べるたった1人の特別に仲のいいお友達がいたのですが、学区の関係でその子とは別々の小学校になってしまいました。
そんなわけで、入学時は「ほぼ友達なし」からのスタート。
そんな状況の中、長男は「人を笑わせる」という手法を取り、友達を徐々に増やしていったのでした。
あまりにも彼がおちゃらけるので、クラスメイトから『酔っぱらい』というあまりありがたくニックネームまで進呈されましたが、めげずに頑張ったそうです。
そんなふうに「僕は必死にやったんだ」という自負がある長男にとっては、弟の「自分なりの努力」はまだまだ甘っちょろく映るのかもしれませんよね。
弟に「ズルい」と感じる長男の気持ちは、彼の8歳という年齢を加味しても「ごくごく当然のこと」だと感じます。
長男にも一応、次男の症状の概要は説明しました。ただだからといって、彼に「そんなわけだから、その弟に対するモヤモヤした気持ちは我慢して、心の中にしまいなさい」なんてことは、口が裂けても言えません。
上記の通り、彼はまだ『子ども』です。『子ども』が当たり前に感じる思いを「それはダメだ」なんて、私たち親がどの口で言えるというのでしょうか?
1年生の次男は「自分の歩幅」でちょっとずつコミュニティーを広げようとしています。
今では友達がたくさんになった3年生の長男も、1年生の時から引き続き何事にも積極的に取り組んでいます。
「兄弟2人の『努力の価値』に、何の差もない」
と、私たち夫婦の認識も一緒です。
長男と次男のそれぞれの思いを、今後もその都度しっかりフォローしていきたいと考えています。
長男には個人的に「Yがズルいって感じるのは当たり前だから、そんな時はKに聞こえるようには言わずにパパにそっと教えて」と伝えました。
彼もニッコリ「わかった~」と返事してくれました。
兄弟2人ともとっても聡く、優しい子です。
そんな彼らなら「『よき未来』を自ずと手繰り寄せるに違いない」と思っています☺️
