ポジティブ心理学的”謙虚さ”
”謙虚”という言葉からどのようなイメージが湧きますか?
「いやいや、そんなことないですよ~」や「それほどでも…」のような謙遜している姿が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?(そして、あまり良いイメージではないかもしれませんね)
実はこの”謙虚”はポジティブ心理学の中では強みの1つとして数えられており、他の強みにも良い影響を与えるとされるとても大切なものなんです!
ポジティブ心理学で説明される謙虚さは言葉から生まれるイメージとは異なりとても魅力的なものなので、今回はポジティブ心理学的”謙虚”を紹介します!
早速ですが、ポジティブ心理学での謙虚さは個人内と個人間の2つの側面があるとされます。
個人内:自分自身の強みと限界を理解すること
個人間:他者の強みを優越感や劣等感を抜きにして認めること
※限界とは自分の現在地を知るという意味合いが強いです。そのため、正確に自分の位置を理解することは成長の余地があるということを示します。
また、謙虚さから現れる行動は”他者志向”が特徴とされます。
まずは自分自身と他者を認めること。
そして他者志向の行動の結果、周囲とのやりとりが増え、他者から学ぶ機会を多く持てるようになり自己成長に繋がるという流れが想定されています。
つまり、ここでの謙虚とは”ありのまま自己と他者を受け入れること”であり、さらには”他者から学べると信じること”を指します。
この謙虚さは人間関係との相関関係を示した研究が多く、学校、職場、医療現場など幅広い分野で良い人間関係に繋がることが認められています。
良い人間関係に加え、学業、仕事上の成果、医療における良い効果などにも繋がることが示されているのも特徴です。
最近だと謙虚なリーダーが求められているとされ、様々な書籍が出版されています。職場の上司がこのような姿勢でいてくれると環境が良くなり、成果も上がりやすくなりますよね。
ただ、謙虚に関する研究はまだまだ発展段階で「こうすれば伸ばせる!」という方法が少ないのが現在の状況です。
少ないながらも可能性はいくつか提案されており、その中の1つはマインドフルネスです。
マインドフルネスの「今この瞬間を客観的に観察する力」を養うことが自分自身や他者を批判なく受け入れることに繋がるのではと考えられています。
確かに思考や感情に左右されにくい状態を作ることができたら自身や他者を評価することなく見ることができそうですよね。
そこからさらに強みに目を向けることが加わるのでもう一工夫必要そうです。
このように方法論は今後に期待ですが、強みを伸ばすときには「どのような行動をすればその強みを伸ばすことができるのか?」と考えることも有効です。
自分を受け入れるために何ができるか?
他者の良さを優越感や劣等感なしに認めるために何ができるか?
みなさんは上の問いにどう答えますか?
なかなか難しい問いではありますが、意識すること、考えることが強みを伸ばすための第一歩になります。
そして、この謙虚さを身に付けるための問いから行動を考え、実践・修正していくことで人間関係が良くなっていくことが想定されます。
ぜひ、自分なりの行動を起こして周囲との良い相互作用を起こし、他者から多くを学びながら謙虚さを高めていきましょう!
