見出し画像

【AI時代こそ!】機械系開発エンジニアのすすめ

皆さん、
そろそろ AI に疲れてきていませんか?

仕事を取られるだのなんだの…
どの業界が生き残るだなんだの…


そんな方にこそ伝えたい

「実態のある機械の開発」が
強く磐石である
ということを。

こんにちは、帝国おじさんです。

私は普段、大手メーカーで機械系開発エンジニアとして働いています。

かくいう私もAIはちょこちょこ使ってます
(Noteの文章にはほぼ使ってないですが)

ただ、AI云々は日々アップデートがあって、今後タイムリーに付いていける自信はありません(時間的制約もあって)。

しかし、全く焦ってはいません。

なぜなら、
本業の機械の設計・開発で
「AIが主体になるとは到底思えない」
からです。

今回は
AI時代にこそ勧めたい
「機械系開発エンジニア」の魅力と
AIとの兼ね合いについて
お話したいと思います。

大前提、機械系職は食いっぱぐれない


世の中から機械が無くならない限り、
機械系の仕事は安泰でしょう。

製造・生産技術・研究・開発
どのエンジニアでも常に仕事はあります。

そして、それらは勝手に手に職が付くので、いざという時に転職もしやすいです。

会社に入ると、イメージと違った、上司と馬が合わないなど、どうしようもないガチャ要素があります。

そういった場合も潰しが効くので安心です。

この安定感こそ機械系の最大の魅力だと考えます。

実際、私は機械系メーカーに勤めてますが、
この恩恵をひしひしと感じています。

更に詳しい機械系職の魅力や欠点などは
以下のNoteでリアルに綴っています。
ぜひ、読んでみて下さい!


機械系開発エンジニアは AIに仕事を奪われるか?

試しにAIに聞いてみました。
それに対して、私のコメント(突っ込み)を途中で入れます。

結論から言うと、機械設計・開発エンジニアの仕事はAIによって“完全に奪われる”ことはないが、“仕事の内容は大きく変わる”というのが現実に近いです。  理由は、AIが得意な領域と、人間にしかできない領域がはっきり分かれているからです。

まあ、ここは変なことは言ってないですね。

◆ AIが奪う(置き換える)可能性が高い業務
AIは以下のような「定型化しやすい」「データ化しやすい」作業を高速でこなせます。

- CADの自動モデリング   
仕様を入力するとAIが3Dモデルを生成する技術はすでに実用化が始まっています。 

仕様を考えるのと、チェック&微調整は人間の介入が必要として、モデリングに関しても人がやった方が速そうだなという印象を受けます。
実際、人にやらせる時も相当面倒な形状じゃなければ、説明するより自分で手を動かしてやった方が速いですし、一度に大量にモデリングすることも稀なので恩恵は少ないと感じます。

ただし、単純に3Dモデルを図面化する仕事の人は、AIに潰されるかもしれません(これを開発とは言わないかもしれませんが)。

- 構造解析・シミュレーションの自動化   
最適化計算(トポロジー最適化など)はAIが圧倒的に得意です。 

補助的にAIは使えそうですが、
そもそもシミュレーション(有限要素法)で強度解析は完結しないので、丸投げは無理だと思います。
溶接部やボルト締結部など、複雑な要素は結局のところ人の経験頼りになります。
この辺りは各社の秘伝のタレでもあり、守秘義務の関係でAIへ情報も渡り辛く、AIの介入は難しそうに思います。

- 過去設計の検索・類似案の生成   
大量の過去データから最適な設計案を瞬時に提示できます。

1つの会社で大量の過去データなど到底集まらないことが普通です。
そんなに設計の違う機械をポンポン世に出してデータ取りできている企業は稀でしょう。

前述の通り競合他社の設計データをAIが知っている訳もないので、まともな設計提案が出るとは思えません。

加えて、何をもって「最適」かは
人間が様々な都合を加味して指定しなければいけないです。


◆ AIが奪えない(人間が強い)領域
逆に、以下のような領域はAIが苦手で、エンジニアの価値がむしろ高まります。

- 要求仕様の定義(顧客・現場との調整)    「何を作るべきか」を決めるのは人間の理解力と経験が必要。

これは非常に正しいです。
顧客要求に対して、それがどういう物理現象のことを指しているか、経験を元にエンジニアが汲み取らなければ、まともな機械は作れません。

- 安全性・信頼性の判断   
機械は人命に関わるため、最終判断は人間が行う必要があります。

これもその通りですね。
ゲーム開発とかはバグがあっても人は死なないので、許される風潮がありますが、
機械の不具合はそうはいきません。
「AIが安全って判断したので世に出しました」
こう言った瞬間、顧客は離れるでしょう。

- 新しい原理・構造の発明   
AIは既存データの組み合わせが中心で、未知の領域の創造は弱い。

これは確かにそうではありますが、「新しい原理・構造の発明」ができる人はかなり稀で、大半の開発は他社のまねをしたり、トレンドを取り入れたりになります。
なので、あまり胸を張って言えないところではあります。


- 現場での試作・検証・トラブル対応 
  実物を扱う作業はAIだけでは完結しません。

つまり、AIは“設計作業の一部”を自動化するが、“エンジニアという職業”を消すことはできないという構造です。

言うまでもなく、現場で発生する多種多様かつ複雑な要素が絡まった不具合を、AIが解決するのは無理でしょう。
エンジニアの機械工学のセンスが問われます。

以上、
機械系開発エンジニアがいかにAIに仕事を奪われ辛いか、分かっていただけたかと思います。

少しでも皆さんに機械系職に興味を持っていただけたら、幸いです。
それでは、皆さんのご活躍をお祈りしております。


いいなと思ったら応援しよう!