ドーナツ盤600円の頃~79年3月24日週
伝説のブルースギターリスト、デュアン・オールマン。
清澄白河のレコードカフェにて60年代後半から70年初頭にかけてデュアンが、セッション参加した曲が収録されているアルバム「アンソロジー」「アンソロジーVol.Ⅱ」を手に入れることができました。
ボズ・スキャッグスとの「ローン・ミー・ア・ダイム」なんて最高だね!
この週のデビュー曲は2曲。

40位(前週46位)「ウォッチ・アウト・フォー・ルーシィー」
エリック・クラプトン、78年アルバム「バックレス」より。
本作を最後にジョージ・テリー(ギター)とマーシー・レヴィ(ボーカル)がバックバンドから脱退となりました。
9位まで上昇した「プロミセス」のB面に収録、両面ヒットとなりました。
クラプトン自作の軽快なナンバー。最高位は40位。
同じタイトル「Watch Out For Lucy」。
ドビー・グレイが歌う同名異曲はチャート記録こそ残っていませんが、こちらもノリノリのロックン・ロール。邦題は「いかすぜルーシー」。
作者はロニー・マック。元祖白人カントリー・ブルース・ロック・ギタリスト、「三大ギタリスト」のジェフ・ベックにも影響を与えた人物だそう。

そー言えば、中学の頃にミュージック・ライフなどで良く目にした「三大ギタリスト」の言葉はレコード会社がキャッチフレーズとして作り出した日本独自の固有名詞だそう。
ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンのトップ40ヒットを紹介済なので、今回はエリック・クラプトンの70年代前半のヒット曲のおさらい。
「いとしのレイラ」はデレク&ドミノス時代の曲。
CMでも良く流れた印象的なギターイントロ、あのデュアン・オールマンを客演としてギターバトルしたロック史に残る傑作曲のひとつですね。
デュアン・オールマンの「アンソロジー」にも収録されていました。
ちなみに日本シングル盤のプレイ時間は3分7秒、後半の美しいピアノ&スライド・ギターがカットされていました。

「いとしのレイラ」以来4年ぶりのスタジオアルバム「461オーシャン・ブールヴァード」に収録された「アイ・ショット・ザ・シェリフ」はジャマイカのボーカルグループ、ウェイラーズの曲でした。
この曲を大変気に入っていたバンドメンバーのギターリスト、ジョージ・テリーがクラプトンにカバーを進言。「絶対にシングルヒットするから」と他のメンバーも説得したそう。結果、全世界でヒット。
ドラック地獄から抜け出し凛々しいクラプトン、ボブ・マーリー作のレゲエリズムが心地よいです。バックボーカルはテリーとイボンヌ・エリマン。
38位(前週50位)「愛のバラード」
ジャズ・ギターリストのジョージ・ベンソン、76年ファンク・グループのL.T.D.がヒットさせた曲をカバーしました。最高位は18位。
L.T.Dバージョンの方がしっとり感あり、チークタイムに相応しい曲かな。

ところで、ジョージ・ベンソンが75年に発表した傑作アルバム「ブリージン」に収録された「マスカレード」は1976年度グラミー賞で最優秀レコードを受賞したことはご存じでしたでしょうか?
日本で言うところの大晦日「日本レコード大賞」にあたる名誉ある賞です。
当時、最終候補としてノミネートされたのは、ポール・サイモン「恋人と別れる50の方法」、シカゴ「愛ある別れ」、バリー・マニロウ「歌の贈りもの」、スターランド・ボーカル・バンドの「アフタヌーン・ディライト」はどれもヒットチャートの1位を記録、知名度からしても勝ち目無しと思っていましたが、ビックリの受賞でした。
でも一番のビックリは作者のレオン・ラッセルかもしれません。
スワンプロックの盟主は、ソングライターとしても数々の名曲を提供しましたが、今回自身のヒット曲をご紹介。

1位(前週2位)「哀愁のトラジディ」
ビージーズ、通算8曲目のナンバーワンヒット。

次回は78年4月1日週です。
ではまた!
