“心の天才”になる
vol.317
「“手の込んだもの”(その熱意)が贅沢になる」。
【人の手が、いちばん贅沢になる時代へ——「ボランジェ」が教えてくれたクラフツマンシップの価値】というフォーブズの記事は、AIによって飲食業界は二極化すると語っています。
〈Forbes JAPAN / 2026年6月24日〉
AIや調理ロボットが進化することで、一定水準の料理やサービスはより効率的に提供することが可能に。
そして、オペレーションはどんどん省人化されて、リーズナブルで便利な飲食店は増えていくでしょう。
実際、ファミレスなどでは接客もロボットが代替するようになっています。
一方、記事の中で紹介されているフランス・シャンパーニュ地方の老舗メゾン「ボランジェ」は創業以来、効率だけを追求するのではなく、職人の経験や感覚を大切にしながらシャンパーニュ造りを続けています。
ブドウ栽培から醸造、熟成に至るまで、機械では完全には代替できない繊細な判断を積み重ねることで、唯一無二の品質とブランド価値を築いてきたのです。
AIによって多くの作業が効率化される一方で、「速く・安く・大量に作れること」が差別化になりにくい時代になっています。
そのような時代だからこそ、時間をかけて人が磨き上げた技術や、美意識、哲学、そしてつくり手の物語そのものが大きな価値を持つようになる。
つまり、これからのラグジュアリーとは高価な素材だけではなく
「誰が、どのような想いと技術で生み出したのか」
という背景まで含めて評価されるという考え方です。
これは、一昨日お届けした【意味の意義】にも通ずる話だと思います。
商品や仕事は人が「自分にとって意味がある」と感じて初めて価値を持つ。
つまり共通するのは、これからの企業はモノをつくるだけでなく、心が動く理由や共鳴したくなる物語を生み出すことが重要だということです。
手の込んだものの背景には、こだわり・想いがある。
だからこそ、そうした熱意を持つことが、これから人間がAIにはない価値を提供する上での欠かせない源泉になると思うのです。
「熱意にまさる才能はない」
「経営の神様」と称された松下幸之助さんの言葉ですが、同僚も消費者も熱意によって人は引き寄せられていく。
まさに成功要因の源は心の熱さであると思います。
「素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分のやっていることを愛することだ」
スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式で、そう語りましたが、愛せるから妥協せず、世に驚きを与えるプロダクトを生み出すことができる。
これまで活躍してこられたビジネス界の偉人たちの言葉を紐解いていくと、一番のコアにあるのが“心”。
一“手”間、ふた“手”間、手をかけられる熱意こそがきっと、AI時代はますますキーポイントになるのでしょう🤔
自分の仕事を愛する人。
困難を楽しめる人。
お客さんの喜ぶ顔を何よりも求める人。
そうした“心の天才”になる。
そんなことが改めて大事だと感じ、志していきたいと思う今日この頃です😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
