偉人の多くは遅咲きである
vol.1768
忘れていたのですが…、そういえば今月、noteを始めて丸6年が経ちました。
小学生なら学校を卒業しているくらいの長い年月。
子どもたちに負けないくらいたくさんのことを学べたような気もしています🤔
実際、
「noteは“ほぼ”人生を変えてくれる」
と思えるほど、多くの変化を経験することができました😊
そして、もうすぐ50歳を迎えます。
100年人生であるならば、いよいよ後半戦が始まるわけですが、ちょっぴり期待してしまうのが
「大器晩成」
の4文字です。
50歳から花咲く偉人たち
なぜなら、これまでも多くの偉人が50歳以降に花を咲かせているからです。
例えば、マクドナルドを世界に広めたレイ・クロックがマクドナルド兄弟と出会ったのは52歳。
それまではミキサーの営業マンでした。
また、カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキンを始めたのは65歳。
きっかけは仕事を失い、年金だけでは生活できなかったからです。
逆境から大成するというパターンは多く、昨日の記事で紹介した「冷やしカップヌードル」を生み出した日清食品の創業者、安藤百福さんも当てはまります。
47歳で投資により全財産を失い、再起をかけて取り組んだのが即席ラーメンでした。
『大器晩成列伝』の著者で、偉人研究家の真山知幸さんも
「マジ地獄落ちないと上がれない」
という逆説的な法則があると指摘されています。
〈TBSラジオ / 2025年7月25日〉
さらに、真山さんは“地獄を知る”ことが大器晩成の条件であることについて、このようにお話しされています。
「異業な人になるって絶対困難が立ち塞がるじゃないですか。困難がないと出てないんで、そこでやっぱり乗り越えられるかどうか」。
さらに重要なのは「絶対に行動を起こさなきゃいけない」ということ。
「行動を起こさずに成功した人って1人もいない」
と真山氏は断言しています。
経験と行動。
その重要性については、MITスローン経営大学院のピエール・アゾレイ教授たちが行ったアメリカ国勢調査局の調査結果からも感じます。
アメリカではスタートアップ創業時の平均年齢は42歳。
しかも、その中には成長の意図を持たない起業家も多数含まれているので、そうした人を抜かし、かつ高成長スタートアップに絞ったところ、平均年齢は45歳であることが分かりました。
さらに、成功確率も20〜30代の起業家が0.1%であるのに対し、50代では0.2%以上。
つまり、2倍以上の差があるのです。
多様な経験が大器をつくる
「経験」ということでいえば、さらに気になる調査結果があります。
スポーツ科学者のアルネ・ギュリッヒさんと心理学の国際研究チームが数十年に及んで行った才能研究なのですが、スローバーン(遅咲き)について以下のことが分かったのです。
(1)子どもの頃優秀だった人が、大人になってからもトップであるとは限らない。
(2)最終的に世界クラスの地位に達した人々は、活動の初期段階において、成長のペースが遅く、かつ不規則な傾向があった。
(3)将来のトップエリートたちが最初から一つの狭い専門分野に特化することはほとんどなかった。
〈Forbes JAPAN / 2026年7月26日〉
特にポイントとなるのが、(3)でしょう。
最終的な成功者(大器晩成の人)は、最初から1つの分野だけに打ち込むのではなく、様々なスポーツや学問、芸術などを経験しながら、自分に最も合った道を見つけていたという部分。
回り道をすることで、自分に適した分野を見極めやすくなるだけでなく、多様な経験から学ぶ力や柔軟な発想が身につき、結果として専門分野で大きく伸びることにつながっているそうです。
反対に、幼い頃から一つのことだけに集中し過ぎると、燃え尽きたり、けがをしたり、楽しさを失ってしまうリスクも高まる…
つまり、本当に大きな才能は、最初から一直線に育つものではなく、様々な経験を積み重ねながら、時間をかけて育っていくものなのだということなのです。
だからこそ、「早く結果を出すこと」よりも
「幅広い経験を通じて学び続けること」
が、長い目で見れば世界レベルの成功につながる可能性が高いと言えるでしょう。
ちなみに、多様な経験を経たのち、大器晩成の偉人となった一人がアインシュタインです。
彼は、物理学に打ち込むのと同じくらい真剣にバイオリン演奏に取り組んでいたとのこと。
ちなみにフランスの昆虫学者、アンリ・ファーブルもなかなかの経験をしています。
まず、10代の半ばで一家離散。
貧困の中、土木作業員として働き、後に教師になるも満足できない日々を送っていました。
そして転機となったのが50代。
『昆虫記』を書き始めてから人生が変わったのです。
苦難の多い人生の方が良い。
少なくとも大器晩成の大器をつくるには欠かせないということでしょう。
最後は誰かが見てくれる
また、人生のどんな経験が、のちに役に立つのかは分かりません。
それは、スティーブ・ジョブスも
「コネクト・ドット」(点をつなぐ)
という言葉を遺しています。
過去の経験や日々の行動が、あとになって思いがけない形で一本の線(意味や成果)としてつながる。
例えば、大学を中退した後、興味本位でカリグラフィー(文字のデザイン)の授業を受けたことが、Macintoshを開発する際、美しいフォントを生み出しました。
ほかにも、阪急電鉄の創業者・小林一三さんも
「新聞社とか受けたんですけど、全然受からなくて、銀行の仲間でも『あいつ小説書いてるらしいぞ』って広まって、当然出世もできず、結構ダメ社員扱いされていた」
と、偉人研究家の真山さんは説明していますが、小説だけではなく、青年時代、芝居小屋に好きなだけ通っていたことが、のちの宝塚歌劇団の成功につながっています。
〈ビジネス+IT / 2019年11月13日〉
ちなみに、私も大学時代に芝居に打ち込んでいたのですが、その経験がマーケターになってからのプレゼンに活きているのかもしれません🤔
そして、真山さんは最後に「自分の良さって自分で分かんなかったりする」ため、その才能を評価し、プロモーションしてくれる存在の重要性も強調。
「マルクスにとってのエンゲルス、野口英世にとっての血脇守之助のような理解者がいることで、偉人は生まれる」
と仰っているのです。
ちなみに、50歳ということでいえば、千利休が茶の湯を大成し、信長・秀吉の茶頭として政治的な力まで持ったのは50代以降だと言われています。
(北野大茶湯は65歳のとき)
やはり人生、長く生きれば生きるほど、どんな成功に恵まれるか分かりません。
今日、学んだ「大器晩成」の条件は
●様々なことに興味を持ち、多様な経験をする。
●苦労を肥やしにし、決して諦めない。
その2点を大事にしながら、明るく前向きに取り組んでいれば、いつか誰かに見出されるかもしれない。
そんなところでしょうか😊
59歳になった10年後の今日、どんな自分になっているのか?
…仮に“どんな自分にもなっていない”としたら、諦めずに次の10年に向かいたいと思います…(笑)
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
