星曜日✨図書の光景3,フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ
星明かりに照らされ 本を読みたくなるとき
図書ある絵画を 愛でたいとき
七曜(しちよう)に共通するのは"星"
「星曜日」へ滑り込み愉しむ 図書の光景
不定期連載が出航(出稿)いたします

La Nuit Étoilée Sur La Rhône, septembre 1888

3, フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(蘭語: Vincent Willem van Gogh、1853年3月30日 - 1890年7月29日)
存命中に売れた絵画が僅か1枚…とも伝わるゴッホ。現代では巨額の落札価格で決済されても、サホド驚かない代表的巨匠。静物化した図書を扱う作品2点を見つけました

1885年
聖書の傍ら手前にある黄色い本は、ゴッホが敬愛した Émile Zola の小説『La Joie de vivre(生きるよろこび)』と考えられている
後年、仏国画家アンリ・マティスも同じタイトルを信条に、切り絵(Cut Out)技法で創作の楽しさを表現した。体調悪化を克服し、命を削り創作に向き合う系譜を見詰める
聖書が表す古典的価値観と、新しい評価軸が螺旋階段のように絡み、化学反応し生命を紡ぐのはヒトの恒常性(ホメオスタシス)か。ページを捲る質感と、黴の臭いが同期し嗅覚に伝わる。蝋燭が灯れば背景・全景は如何に表現されたろう。想像が気儘に廻る

1887年
造作無く配置された20冊内外の書籍。カテゴリーごと分類し、縷々積み上げたか。読み掛け図書や愛読書ほど手前に在りがちな「置き癖」か私に顕在する。几帳面なゴッホの選定感を知りたい
蒼い表紙の本とグラスに水を湛える薔薇の、淡い寒暖色の対比。テーブルクロス、壁材、カーテンとおぼしき室内の背景。それら凡(すべ)てがオーケストラに変貌し構図を楽しませて呉れる

書店で働いた経験も『星曜日』の発案動力源。独特な流通形態へ、電子書籍も割り込む実状。本ある絵画を亦耽溺したい📚✨
