介護日記 #2 |親の介護をしていたら、感情が停止していた話
※今回のお話には介護と切っても切り離せない、「お下のお話」が出てきます。
苦手な方、お食事中の方はご注意ください💩
先日、久しぶりに家を空ける予定が入った。
次女に、
「日曜日、じいちゃんばあちゃんと下の子2人を見とってくれん?」
とお願いしたら、二つ返事で引き受けてくれた。
しかも、
「お母さんも休みが必要やろ?土曜日は好きに過ごしたらいいよ。」
って。
何て素敵な娘に育ったんだ…。
親の顔が見てみたいわ!
……あ、私じゃん!!鏡みとこっ(笑)。
結局、土曜日は末っ子の「プール出してー!」攻撃に負けて、庭の片付けと草抜きに一日潰れたんだけど。(社畜ならぬ子畜)
それでも不思議なくらいスッキリした。
父が倉庫中の物を引っ張り出して散らかしたままになっていた庭。
片付ける時間も気力もなくて、ずっと見て見ぬふりをしていた。
でも、キレイになった庭を見て気付いた。
私、ずっと気になっていたんやなぁって。
爽快感が半端なかった。
翌日は、高校の部活仲間のお見舞いへ。
今でも年に2回集まる大切な友人の一人が入院することになり、みんなで激励に行こうという話になった。
片道3時間半の距離。
そして、女ばかりの日帰り旅行。
……予定が大幅にズレ込むのは、もはや確定事項である(笑)。
父の認知症が進んできていても、半日くらいなら何とかなる。
でも、さすがに下の子2人だけに任せるのは心配で、県外に住む娘を召喚した。
ありがとう、次女。
私の雑な子育てで、グレもせず、本当に良い子に育ったよ、あんた…。
家事をしなくていい週末。
プライスレス。
呼ばれたら座ってご飯が出てくる幸せ。
外の作業が終わったら、
「お風呂入ったら?」
って準備してくれている幸せ。
感涙。
嫁に出したけど、嫁に欲しい(笑)。
……と、ここまでは余談。
父は数年前、直腸がんを患ってから、肛門の感覚がうまく働く時と働かない時があり、以来ずっとオムツ生活になっている。
今までは自分で処理できていた。
でも今年に入ってから、少しずつ混乱することが増えてきた。
春先からは、ほぼ毎日。
そもそもオムツを履き忘れる。
で、汚れたズボンをそのまま天日干ししていたり。
(父談:日光に当てたらキレイになるんや)
トイレットペーパーで拭いてくれたらいいのに、タオルとか自分の着ているTシャツで股間を拭いたものをそのまま干したり。
(洗えとは言わないがバケツに入れて欲しい⋯)
仕事から帰ると、まず洗濯物の中に汚れた物が紛れていないか確認して、見つけたら汚れを落としてもう一度洗う。
それが、日常。
……改めて文章にすると、
え、結構大変な日常じゃね?
しかし。
最近の私は、特に腹も立たない。
心配もしない。
「あ〜、やっぱ今日もか〜。」
そう思いながら、父のオムツチェックして、ほぼTシャツをオムツインしてるから着替えさせて、洗って、片付ける。
ただのルーティン。
そんな感じだ。
でも、この週末。
娘が父の失敗と行動を見て、
かなり衝撃を受けていた。
娘「お母さん!!!
お爺ちゃんめちゃくちゃ認知進んどるやん!!!!!」
私「そうなんよ〜。最近だいぶ進んだ言うとったやろ?大変なんよね〜(笑)」
と返しはしたが、
娘のその、なんとも言えない顔を見て、私は初めて気付いた。
娘にとっては笑い事では無かったらしい。
あぁ、これって普通じゃないんだ。
そんな顔するくらい大変なことなんだ。
私はいつの間にか、慣れすぎてしまっていた。
悲しいとか、しんどいとか、汚いとか。
そういう感情を全部置いてきてしまったんだなって。
介護をしていると、感情が停止する。
もちろん、本当に冷たい人間になったわけじゃない。
毎日を回すために、心が勝手に省エネモードになる。
そうしないと、やっていけないから。
でも、たまに誰かの反応を見て、自分がどれだけ頑張っているのかに気付かされる。
「あぁ、実は私結構、頑張ってったんだな。」
って。
だから、たまには家を離れることも必要なんだと思う。
好きに過ごす時間。
何もしない時間。
誰かに頼る時間。
介護をしていると、そんな時間に罪悪感を覚えてしまうけれど。
私は日曜日、久しぶりに息ができた気がした。
そっか〜頑張ってたんや私。
ちなみに、友人たちとの日帰り旅行は、ギリギリ日帰り旅行となりまして。
家に帰ってお風呂に入った頃には、日付が変わってた(笑)。
気付いたんやけど、
私、ちょっと出掛けていても、無意識にいつも家のことを心配してた。
父は大丈夫かな。
母は困ってないかな。
子どもたちはどうしてるかな。
頭のどこかで、ずっと考えている。
でも、その日は違った。
次女に全部押し付けて、思い切って逃避行。
家のことを考えなくていい時間。
めっちゃ最高(笑)!!
たまにはこんな日も必要だ。
介護をしてると、自分のことは後回しになってしまうけれど。
子育て中も然りだよね〜。
感情が死なないためにも、たまには思いっきり息抜きしよう。
……娘よ、その節は本当にありがとう。
また、よろしく(笑)。
