ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)次世代手術支援ロボット「Ottava」のFDAへのDe Novo申請を発表
何が起こった?
J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)という企業に対して、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
かつてのJ&Jは、間違いなく手術室の「信頼の象徴」でした。
しかし、以前執筆した解説記事(『J&Jはどこへ向かってしまうのか──新規ロボットと企業の信頼をめぐる迷走』)でも触れた通り、近年の同社は大きな変節点にあります。
タルク訴訟をめぐる法廷闘争や、長年の柱であった整形外科部門の分社化。
これらは、医療現場の信頼よりも「投資家の目線」を優先し、高収益な「製薬型モデル(Pharma-like)」へと突き進む、ある種の延命戦略にも見えました。
特に手術支援ロボット「Ottava」については、開発の遅延や、中国企業との「プランB」とも取れる、まさかの提携など、その戦略的整合性を危惧する声が絶えませんでした。
ところが、2026年1月、そんな疑念を吹き飛ばすような「巨大な一撃」を放ちました。
2026年1月7日、医療技術の巨人ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が、次世代手術支援ロボット「Ottava」のFDA(米国食品医薬品局)へのDe Novo分類申請を発表したのです。
J&Jが選んだDe Novo申請は、先行者に追従することではなく、手術室のルールそのものを書き換える、まさに「宣戦布告」。
なぜJ&Jは、あえて「最も険しい道」を選んだのか。
その裏に隠された、かつての巨大企業の「勝算」はあるのでしょうか。

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