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shinsukesugie
心理学から見る親の先回りが奪う「子どもの生きる力」
ジュディス・ロディンの研究では、「親の過保護が子どもの魂をいかに無気力にするか」という、少し胸が痛む真実です。
ロディンは、老人ホームでの実験を通じて驚く結果を導き出しました。「自分で決めていいですよ」と言われたグループは元気に長生きし、逆に「私たちが何でもしてあげます」と至れり尽くせりのお世話を受けたグループは、急激に無気力になり、死亡率さえ高まったのです。
これを親子関係に置き換えると、親の「良かれと思って」という先回りが、実は子どもの「生きる力」を削っていることがわかります。
何でもしてもらえる環境にいると、子どもは「自分の力で環境を変えられる」という実感を失い、心理学で言う「学習性無力感」に陥ります。これは「自分には能力がない」と自分自身に呪いをかけてしまうようなものです。
本当の愛とは、子どもの代わりに問題を解いてあげることではなく、子どもが自分で選び、失敗し、そこから立ち上がる「コントロール感」を尊重すること。
「何もしないで見守る」ことは、親にとって一番勇気がいることです。でも、その手放す勇気こそが、子どもの中に眠る自立の芽を大きく育てていくのです。
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