あなたの「水族館愛」を聞かせてください vol.2|金沢美和さん
水族館が好きな人に「水族館愛」を語ってもらうインタビュー企画。
なぜ水族館が好きなのか?
こだわりの鑑賞方法は?
あの生き物のどこに惹かれる?
インタビューの目的は、半分が僕の興味本位。残りの半分は「こんな考え方・楽しみ方もあるよ」と、どこかの誰かに届けばいいなと。
第2回目の水族館インタビューでは、僕と同じライターコミュニティに所属する「金沢美和さん」にお話を伺いました。
■ 金沢美和さんのプロフィール
noteの発信のコツや共感できる文章の書き方を紹介しています。普段はWebライターとして記事を書いています。出身は鹿児島で「いおワールド」をきっかけに水の生き物たちが大好きになりました。takuさんの記事は勉強になるだけでなく、あったかい想いにあふれていて、きらっと光る面白さもあり、いつも読んでいて優しい気持ちになります。
(Xアカウント:金沢 美和|note案内人)
あなたはなぜ水族館が「好き」なんですか?
――好きかも?って思ったきっかけやエピソードを教えてください!
金沢さん 私が水族館を好きになったきっかけは、教員をしていた「聾(ろう)学校」の遠足での経験です。聾(ろう)学校には耳が聞こえないだけでなく、複数の障害を併せもつ子どもたちも多く在籍していました。彼らは普段から感情表現がとても豊かなのですが、水族館での喜びようは今でも印象に残っています。
目の前でイルカがジャンプすれば、水しぶきが少しかかっただけでも本当に喜ぶんです。子どもたちの純粋な姿を見ているうちに「実物を見る体験って、こんなにもすごいんだ」と私自身の心も大きく揺さぶられました。
そう思うと、この素晴らしい体験を提供している水族館の方々は「なんてすごい仕事をしているのだろう」と感動しました。もしかしたら私は、水族館の生き物たちを通して見える「人の姿」に心惹かれているのかもしれません。
僕自身も取材経験から水族館の裏側を知って、飼育員さんやトレーナーさんの仕事に心惹かれる気持ちに共感できます。金沢さんの場合は「遠足の子どもたち」だったように、水族館に関心をもつきっかけは人それぞれ違うんだなと思いました。
――子どもの頃から水族館が好きでしたか?
金沢さん 私の実家は海のすぐそばで、歩いて50メートルも行けば砂浜が広がっていました。海に入ってクラゲやワカメを投げて遊んだり、テトラポッドがある場所で釣り糸を垂らしてカサゴを釣ったりしていました。
あと、岩場で「ごもんちん(※)」って呼ばれている魚を釣ったりするのも楽しみの1つでした。自宅の近くに水族館は無かったのですが、遊び場だった海にいる生き物たちが身近な存在でした。
※ドンコという魚が鹿児島の方言で「ごもんちん」と呼ばれているらしい。
――印象に残っている水族館の思い出・エピソードはありますか?
金沢さん 先日、横浜・八景島シーパラダイスを訪れたときに、まだ結婚前の夫とデートしたときの懐かしい記憶が蘇りました。当時はスマホもない時代だったので、デジカメで記念写真をたくさん撮りました。
家に帰ってからパソコンの画面で写真を見たのですが、どれもこれも真っ暗。背景の水槽や魚たちはとても綺麗に写っているのに、肝心の私たちの顔は影になってしまって……。「ぜんぜん写ってないね」と、二人でしょんぼりした記憶があります。いまとなっては、そんな失敗も微笑ましい思い出です。
水族館の館内って基本的に暗いので、実は写真を撮るのがめっちゃ難しいんですよね。僕も水族館に通いはじめたころは、まともな写真を撮影できなかったのを思い出しました。
――あなただけ?のこだわりやお気に入りの過ごし方はありますか?
金沢さん アザラシやイルカのように大きな生き物が泳いでいる姿を、水槽の前でただぼーっと眺めているのが好きです。横浜・八景島シーパラダイスを訪れたときは、3頭のセイウチが飼育員さんと一生懸命に芸の練習をしていました。
一緒にいた息子が途中で習い事に行ってしまった後も、私は1時間くらいずっとセイウチの練習の様子を見つめていました。セイウチたちは飼育員さんのことが本当に大好きなように見えて、思わず胸が熱くなって涙が出ちゃいました。
セイウチって意外に賢くて芸達者なんですよね。僕も八景島のセイウチを見て、初めて器用にパフォーマンスできることを知りました。飼育下の動物に対する意見は色々とありますが、少なくとも飼育員さんとは「仲良し」だと思います。
あと、海遊館であればイルカやアザラシとか、八景島ならセイウチたち。大きな生き物が楽しそうにしている姿を眺める時間が、私にとって水族館でのお気に入りの過ごし方です。
――「ぜひ行ってほしい!」という推しの水族館はありますか?
金沢さん 1館だけ選ぶとしたら、迷わず鹿児島県志布志市にある「志布志湾大黒イルカランド」です。その理由は、施設のあたたかい想いに心を打たれたから。
私が訪れた当時の入場料は1200円ほど。イルカにふれたりウミガメにエサをあげたりする体験も、それぞれ500円くらいの手頃な価格で驚きました。あと、イルカセラピーにも力を入れている水族館です。私が訪れたときも、障害をもつ子どもたちが楽しそうにイルカとふれあっていました。
金沢さんのお話を聞いて、水族館の展示や取り組みの背景にある「人の想い」に魅力を感じているんだなと思いました。もちろん、そこに生き物の存在も欠かせないのですが、お客さんを楽しませる場所としての役割があることも再認識しました。
「イルカをもっと身近に感じてほしい」という施設のあたたかい想いが伝わってきて、すっかりファンになりました。本当に感動して「応援したい!」という気持ちから、館内のサービスを片っ端から申し込んだほどです。
あと、イルカランドは、ウミガメの保護活動にも取り組んでいます。生まれたばかりの赤ちゃんから大きなウミガメまで、たくさんのカメたちがいる光景にグッときました。イルカランドは心からおすすめしたい水族館です。
――推しの生き物または展示はありますか?
金沢さん ウーパールーパーを水族館で見たことがないんです(笑)
実は今年の春休みに長野県茅野市に旅行したとき、泊まったホテルの近くにウーパールーパーのいる水族館(※)があったらしいんです。しかし、気づいたのが夜中だったので、残念ながら立ち寄れませんでした。「また必ず来るね」と心に誓い、後ろ髪を引かれる思いでその地を後にしました。
※たぶん「蓼科アミューズメント水族館」だと思います。
いつかウーパールーパーに出会えるのだろうか……。
推しの展示でいうと、やっぱりイルカランドでの体験プログラムです。
イルカと一緒に泳いだり直接ふれあえたりするのはもちろん最高なのですが、楽しませるために労力をかけてくれる水族館の計らいに嬉しさを感じました。
最後に、あなたにとって水族館とは?
金沢さん 水族館は「人の想いをのせる場所」かなと思いました。今回のインタビューをとおして、私は自分自身が水族館のどこに魅力を感じているのか気づきました。
「どうすれば海の生き物の素晴らしさを知ってもらえるだろうか」
「どう伝えれば動物たちの現状が心に届くだろうか」
そんなメッセージや愛情が伝わる「見せ方」に、私は心を動かされるのだと思います。
インタビューを終えて|takuの感想
金沢さんのインタビューを終えて、水族館の展示や取り組みの背景にある「想い」にフォーカスしているのが印象的でした。過去(教員時代)のエピソードを聞いて、横浜・八景島シーパラダイスで「感動して泣いた」という感想が腑に落ちました。
僕自身も水族館の裏側を知るにつれて、取り組みや展示の背景を意識するようになりました。でも、金沢さんのほうが、より強く「人の想い」に感情移入している気がします。
僕は水族館の取材をとおして、そこで働く人たちのメッセージを直接聞きました。だからこそ、今回のインタビューで、人の想いにフォーカスする金沢さんの話を聞いて「水族館の人たちも嬉しいだろうな」って思いました。
あと、早く水族館で「ウーパールーパーに出会えるといいな」と。
▼インタビュー相手を募集しています!
私こそが「水族館好きだ!」と立候補してくださるインタビュー相手を募集しています。といっても、水族館に「ちょっと興味あります…」くらいの人も気軽に声をかけてください!
①インタビュー希望者は私(taku)のXアカウントにDMをください
「水族館インタビュー受けたいです!」とひと言いただければOKです!
②返信のDMにて以下いずれかの対応形式を選んでもらいます
A. インタビュー形式
(Zoom・40分~2時間・顔出し不要)
※時間は熱量次第で長引くかも
B. アンケート形式(回答記入のみ)
③インタビュー形式の場合はDMにて候補日をいくつか提案します
④インタビューの質問事項を共有します
※質問項目は全員共通です
※Googleドキュメントを共有します(直接記入可)
※アンケート形式の場合は回答の記入にて完了です
⑤候補日が決まったら当日のZoomリンクを共有します
⑥インタビュー実施
⑦インタビュー記事の下書きをご確認いただきます
⑧記事公開
