超!A&G+終了に思うこと
文化放送の超!A&G+(以下「AGQR」と略す)が3月末で終了することが発表された。
アニラジの行く末を案じる
僕とAGQRとの出会いはアニスパのサイマル放送だった。
当時、遠く離れた東京の文化放送でやっていたアニスパがインターネットを介して(公式に)聴ける!とあって、アニラジ好きだった自分は大喜びした。
そこからたくさんの番組と出会い、別れを繰り返してきた。
ちょろい、としたい、星ひな、超ラジ、LadyGO、FIVE STARS、GTR・・。
僕のアニラジ人生の半分くらいはAGQRでできていたと思うくらい。(もう半分はアニたまとVステ)
そんなAGQRがサービス終了。「閉局」って言ったほうがいいかもしれない。
正直、ここ数年番組がどんどん終了していったり、放送していない時間が増えたりしていたのである程度は覚悟していた。
でも「QloveRへ配信移行」の言葉を見て、ほっとしていた。この時点では。
しかし「ヨルナイト」や「思春期が終わりません」が終了するという発表でその期待はなくなってしまった。
おそらくだが、特定の制作会社が作っているものはそれぞれのチャンネルに移行されるだろうけど、QloveRへ移行される番組はそう多くないんじゃないだろうか。
もう文化放送はA&G、アニラジを作っていく気がない。そう思われてしまっても仕方がないと思う。
少なくとも、僕にはそう見えた。
ラジオ関西がアニたま枠を縮小しても、ラジオ大阪がVステ夏の陣とかをやらなくなっても、文化放送のA&Gは変わらず続いていた。
でもその文化放送がAGQRを閉局したことで、地上波放送局が手掛けるアニラジが減る。
配信中心で行っている音泉などもアニラジをやってるけど、地上波ラジオを長らく聞いてきた人間からすると、なんか違うなーと思うこともある。
地上波は時間制限がしっかりあるけど、ネットラジオはそれがないに等しい。
制限があることで生まれるもの・こともあって、それに慣れてしまっているからだと思う。
端的にトークをまとめなければならない、それによって中身は薄れてしまうかもしれないけどもインパクトのある部分が強調されるというメリットもある。それに慣れてしまうと時間制限がないネットラジオとはなんかちがうなーと思っちゃう。
そんな地上波的作り方のアニラジが今後減っていくんだろうなと思うと、古からのアニラジ聴くだけリスナーとしてはさみしいなと感じる。
文化放送の巌窟王
そして文化放送で長らく放送を続けてきた鷲崎さんの番組が、この閉局によってすべて終わってしまう。僕にとってはこれが一番つらい。
星野源さんに「文化放送の巌窟王」「文化放送にいる所さんみたいな人」と称された鷲崎さんが、文化放送の番組からいなくなってしまうのだ。
もちろん鷲崎さんは文化放送以外にも出演されているのはあるけども、やっぱりどこかで「文化放送の鷲崎さん」というのはあった。
そりゃ「鷲崎さんって文化放送の社員さんですか?」と誤解されるわけだw
鷲崎さんの番組をずっと追い続けていた自分としては、結構なショックを受けている。え、これが厄年ってことなの?ってくらい。
平日の月曜日から木曜日の夜0時になったらヨルナイトを聴いて、聴きながらそのまま寝るという習慣が今もずっと続いている。
この習慣がなくなるのだ。
鷲崎さんのトークの魅力を書き出すとキリがないというか、言語化するのがとても難しい。1万字超えると思う。
そんなときに放送作家のミラッキさんのnoteが心に刺さった。
この記事を読んで、鷲崎さんのあのときのリッスンの話を語ろうと思った。
東日本大震災で沈み切っている上、まだ不安を抱える人が多かった、発生してから4回目の夜。
鷲崎さんが文化放送の深夜の生放送で代理パーソナリティをしていた。
僕も聞いていた。
このとき、まだradikoのエリアフリー機能はなかったんだけど、震災時の特例として、全国で首都圏や東北の放送局を聴けるようになっていた。
月曜日だったので、「POAROのあと何分あるの」が短縮放送になって、その時の告知で「この後、リッスンに出まーす」とおっしゃっていて、そこから文化放送を聴いた覚えがある。
鷲崎さんは阪神淡路大震災でご自身が被災している。
前回書いた震災の記事でも触れたが、鷲崎さんが被災した時の話をするとき、悲しい話はあまり出てこない。
どんどん起きる非日常に対して、どこか不謹慎ながらも楽しい話に変換して僕らに伝えてくれることが多い。
友人の家が平行四辺形になっていたとか、避難所でサッカーゴールを倒してハンモックみたいにして本読んでたとか、フラワーテントでしばらくテント暮らししていたとか・・。
僕が覚えているだけでもこれだけ出てくる。
だから白羽の矢が・・というだけではないと思うけども、災害発生後の非日常であることに対して、言葉を紡いでいたのを僕も覚えている。
でも震災直後、暗いニュースがずーっと続いていた中、この番組を境に少しづつ元気づける番組がラジオの中で増えていったように感じた。
不安をあおる、淡々と情報を提供する番組が多かったその時。
不安を共有することで、同じ不安を共有する仲間がいることを感じれば、少しでも力になるんだなとか。
不謹慎に思えるかもしれないことをラジオに投稿したり話したりすることで、それがどこかの誰かに届いて不安を和らげるんだなとか。
「文化放送の巌窟王」は文化放送を筆頭にラジオの良さを感じさせてくれたのだ。僕はただただ感謝しかない。
そんな巌窟王が文化放送を去る時が来てしまう。
鷲崎さんにはトカトントンという新しい場所があるにはあるけども、やはりさみしい。
願わくば、もう少しだけでも「文化放送の巌窟王」でいてほしいなと思う。
AGQRの閉局というより鷲崎さんのことがメインになっちゃったな・・。
