旧国名でゆく 服をめぐる「いとへん」の旅
旅をあきらめたわけではないのです。
noteのクリエイターサポートプログラムには選ばれなかったけど、旅そのものをやめるわけではないのです。
応募していた「服をめぐる いとへんの旅」は、残念ながらサポート対象には選ばれなかったけれど、計画だけはどんどん壮大になっています。(大丈夫か)
旧国名とは
どういうことかというと、旅先を47都道府県としていたところを、県単位ではなくなんと日本の昔の地名「旧国名」でやろうと思っているのです。これには理由があるのですが、それはあとで説明しますね。
旧国名とは「武蔵」とか「尾張」とか「播磨」といった日本のむかしの国名です。「武州」とか「尾州」とか「播州」とも呼んだりしますよね。47都道府県ではなく、この昔の地名をもとに旅をしていこうと思いました。
ひとことで昔の地名といってもいろいろな解釈があると思うのですが、わたしはひとまず明治2年(1869年)の地図を参考にすることにしました。数えたらたぶん83カ国くらいです。(このへんはちゃんと基準を定めないといけないと思うのですが、まだ勉強不足なので、引きつづき調査してわかりやすくしていきます)
なんと当初の47都道府県からうんと増えてしまった! サポートもないのにハードルをあげてどうする。
さて、noteクリエーターズプログラムには、つぎのような内容で応募していました。
47都道府県「服をめぐる いとへんの旅」
47都道府県の「服をめぐる いとへんの旅」をしたいのです。地元に古くから伝わる「繕い」「補修」の技術や、新しい試みをされている地場産業や、衣服に関する博物館や、繊維や布に関する資料館などをめぐる「服をめぐる旅」です。


もともと日本には、「もったいない」という精神のもと、衣服を長く大切に扱う文化があったのだと思います。たとえば、津軽の「こぎん刺し」や山形や青森の「刺し子」は、ほんらい補修や補強の技術ですし、秋田の「端縫い衣装」も様々なはぎれを無駄なく使って美しい衣装を仕立てる技術です。最近では、洋服を染め直す京都の黒染めなども、サステナブルの視点からも注目されています。
伝統的な技術だけではなく、日本の地方にはたくさんの「いとへん」の地場産業があります。岡山の帆布やデニム製品、広島のデニム、兵庫の播州織(シャツ生地)、群馬県の絹織物(シルク)…。それぞれの産地が、サステナブルな視点で新たな試みをされていることと思います。

「いとへん」とは
さて、「いとへん」とは、漢字の「糸へん」のことです。糸へんは、縫う、編む、結ぶ、繕う、織る、繊維、など「糸」にまつわる漢字のへんであることから、糸に関係のある産業、つまり繊維産業のことも「いとへん」と言ったりします。例えば、「大阪の船場には『いとへん』の会社が多い」みたいな使い方をします。
わたしはかつて会社員として「いとへん」の仕事に携わっていました。いまはフリーランスでドレスの仕立てやリメイクの仕事をしています。最近ではとくにリメイクに力を入れていることもあり、古くからの繕いの技術をもっと学びたいと思うようになりました。
また、サステナブルという観点からの繊維業界の新しい試み、また問題点などを知りたいと思っています。会社員のときも生産現場には足を運んでいましたが、今になってあらためて理解できることもあり、もういちどちゃんと「いとへん」をめぐる旅がして、歴史から未来までちゃんと学びたいと思いました。ある意味これもわたしの学び直しです。

noteのサポートは残念だったけど出会いもあった
さて、noteのサポート対象に選ばれなかったのは残念でしたが、すばらしい出会いと学びもありました。
繊維業界で働きながら、独立開業の準備をされているみさきさんから応援コメントをいただき、やりとりをさせてもらうなかで、繊維産業は「昔の地名」で成り立ち、いまも使われていることなどを教えていただいたのです。
たしかに、いろいろ産地についての下調べをしていく中で、「播州織」や「武州染色」など、繊維製品や産業には〇〇州や〇〇国などの昔の地名がついています。そして、繊維製品の歴史をひもとくと必ず「〇〇藩の政策により」みたいな文章を目にすることになります。繊維産業は、昔の地名をベースに発展していたのですね。
でもさいしょは正直、「うわあ、こっちかあ」と思ってしまいました。じつはわたし、日本史が苦手で…。漢字を書き間違えてテストでバツになるのはイヤ、というしょうもない理由でずっと世界史を専攻してきたので(世界史もわかっているわけではないけど)、日本の歴史があんまりよくわかってないのです。ゴールデンカムイでようやく土方歳三のなんたるかを知るくらいのレベルでして…。
でもいま、神戸が開港したころの歴史や文化に興味を持ちはじめていて、文楽にも興味があるので、これは服にからめて日本の歴史を学べるいい機会だと思いました。
そういった理由で、日本全国の繕いの技術や服をめぐる旧国名でゆく「いとへん」な旅を始めようと思います。国数がうんと増えましたし、予算のこともあるので、のんびりペースで。でもできるだけ1ヶ月にひとつの国には行けたらなぁと思っています。
旅の報告
旅行記や、旅の報告は、そのつどnoteに投稿していこうと思います。「いとへん」以外の旅のエッセイはどんどんあげていくつもりですが、「いとへん」の旅としてがっつりと取材をもとにエッセイを書くときは、のちに有料マガジンにするつもりで、ちょっと勝手に雑誌連載みたいな心づもりで書こうと思います。そして有料記事がある程度たまってきたら、有料マガジンにしていくつもりです。
どちらにしてもその有料記事も有料マガジンも、メンバーシップで読めるようにします。(わたしのメンバーシップのプランはひとつだけで、今後プランを増やす予定はありません)単品で読むよりもメンバーシップで読むほうが断然お得な設定にしようと思っているので、こちらもまたよろしくお願いいたします。旅先でうまいもんでも食ってくれ! という旅を応援していただくお気持ちや、純粋な応援やサポートもすごくうれしいです。
旅を祝福してくれる壁紙!?
ところで、わたしは今月が誕生日月なのですが、JALのマイレージプログラムからお誕生月のあなたへ。っていうことでプレゼントが届きました。なんだろう。ワクワク。プレゼントマイルかな、と思って受け取ろうとすると、PCから受け取ってくださいとある。なんでかな、と思ってPCからログインしたら、プレゼントはなんとこの壁紙画像でした。

これはある意味、旧国名でゆく「いとへん」な旅にぴったりです。これはきっと、旅のはじまりを祝福してくれているのかもしれません。
予告「但馬の国・豊岡、カバンと縫製業の街を旅して」
最初の「いとへん」の旅の旅先は、サイコロきっぷで向かった「但馬の国」です!但馬の国の豊岡は「カバンと縫製業の街」ですので、その話をしたいと思います。
その前に、もうすぐ新しい旅に出ます。その様子はまた、随時お伝えできればと思います。
行ってきま〜す!
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