動けなかった日、涙が止まらなかった朝。|自己紹介シリーズ⑦【世界からベッドへ】
うご…けない…

どうも、タカツダです。
今回は、とうとう「動けなくなった日」の話を書きます。
頭ではわかっているのに、体がまったく動かない──そんな朝のことです。どうぞ。
研究室の朝ミーティングは、週明け月曜の10時からのはずだった。
でもその日、僕はベッドから一歩も動けなかった。
起きなきゃ。行かなきゃ。
頭ではわかってるのに、体がまるで壊れた機械みたいに動かない。
メールを開こうとしても、怖くて開けなかった。
カーテンも、電気のスイッチも、何ひとつ触れられなかった。
部屋は真っ暗なまま。
目を閉じているのか、開けているのかわからない。
そんな時間が、何時間も続いた。
買い物に行く元気なんて当然ない。
たまたま残っていたパックご飯と卵で、卵かけご飯をかき込んだ。
味なんてわからなかった。たぶん、それがその日の“唯一の行動”だった。
次の日の火曜日も、同じだった。
スマホにLINEが来ていた。誰かが何かを聞いている。でも返せない。
メールも開けない。ただ、通知の数字だけが増えていく。
世界だけが、僕を置いて先に進んでいく感じがした。
教授からメールが届いていた。
「明日水曜日、軽くでいいので、一度お話ししましょう」
その文面を目にしたのは、水曜の夕方だった。もう、完全に手遅れだった。
「すみません、メール今確認しました。木曜でお願いできますか」
ようやく絞り出したその一文を送って、木曜日。
僕は研究室に向かった。
そして、教授の前で、何も話せないまま、泣き続けた。
止まらなかった。涙も、動悸も、震えも。
何を話されたか、ほとんど覚えていない。
ただ、心の中で何かが壊れていくのを感じていた。
「とにかく、一度病院に行きましょう」
「外に出て、散歩するだけでも、少しは変わるよ」
「日光浴びるとセロトニンがでるからね」
──わかってる。頭では、そんなこと。
でも、それができないから、今こうして壊れてるんやってば。
その夜、僕はママツダ(母)にLINEを送った。
「うつになったかもしれん」
数秒後、電話が鳴った。
次回、「ママツダが来た日」。
抱きしめられて、泣き崩れた。
それが、僕の“回復”のはじまりだった。
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