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【伝わるプレゼンの探求】 なぜ、その結論は「自分で気づいた」と思うのか — 自明の理が立ち上がる条件|インセプション型プレゼンの構造

プレゼンで目指しているのは、
相手を説得することではありません。

相手の中で、
「それしかないよね」と思われる状態。

結論が、
“自分で辿り着いたもの”として立ち上がることです。



では、それはどうやって起きるのか。

いくつか条件があります。

状態を先に置く(結論として)

結論を最初に置きたいのであれば、
アクションではなく、状態を置く。

「何をすべきか」ではなく、
「そうなっている状態」を先に示す。

例えば、

競合がこう動いている。
このままいくと、こうなる。

ここまでで止める。

まだ、何をすべきかは言わない。

状態が先に置かれると、
その状態に対して、
人は自然に、その違和感を解消しようとします。

そのときに浮かんでくる一手は、
与えられたものではなく、
自分で見つけたものになります。

比較をつくらない

AかBか、という形にすると、
人は一度、外に出ます。

「どちらが正しいか」を判断する側に回る。

そうではなく、

ある状態に対して、
自然に次の一手が浮かぶ形にする。

選択肢を並べるのではなく、
流れを置く。

少しだけ、余白を残す

すべてを説明すると、
思考は止まります。

一方で、

少しだけ説明されていない部分があると、
そこを自分で埋めようとする。

そのときに出てくる答えは、
「与えられたもの」ではなく、
「自分で辿り着いたもの」になります。

矛盾を消さない

きれいに整理された話は、
理解はされますが、
動きにはつながりにくい。

少しだけ引っかかる部分があると、
そこに思考が残ります。

完全に納得するのではなく、
少しだけ考え続ける状態。

そのほうが、
あとから効いてきます。

最後に

自明の理は、
つくるものではありません。

“成立してしまう状態”を整えたときに、
結果として立ち上がるものです。

だからこそ、

何を言うかよりも、
どんな状態を置くか。

そして、
その状態から、何が立ち上がるのか。

そこにすべてがかかっています。


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