【伝わるプレゼンの探求】 なぜ、内容を直してもプレゼンが通らないのか— プレゼンが通らない理由は、内容ではない|インセプション型プレゼンの構造
この話は、ここから続いています。
プレゼンが通らない。
提案が通らない。
なぜか納得されない。
理由を探そうとすると、
内容や説明の問題に見えてくる。
ただ、
同じ内容でも、
通るときと通らないときがある。
その違いは、
言っていることではなく、
そのときに置かれている状況の方にあることも多い。
少しだけ見方を変えると、
前提が変わります。
ここでは、
それを「状態」と呼びます。
状態は、
見つけるものではなく、
見えてくるものかもしれません。
状態は、どう見つけるのか。
そう考えたときに、
少しだけ前提が変わります。
状態は、作るものではありません。
すでにそこにあるものが、
見えてくるだけです。
ただ、
どこにでも見えているわけではない。
少しだけ、
見つけ方にコツがあります。
見る場所を変える
状態は、特別な場所にはありません。
いま起きていること。
そのまま進めば起きること。
ただ、
すべてが、
あらかじめ流れの中にあるとは限らない。
外にある状態が、
ひとつ置かれるだけで、
そこから流れが立ち上がることもある。
例えば、
ある製品が想定以上に売れ、
数ヶ月分の在庫がすぐに欠品した、という事実がある。
それだけで、
そのあとの見え方が変わることがある。
余計なものを外す
状態は、足してつくるものではありません。
むしろ、
外していくと見えてくる。
解釈。
評価。
意見。
それらを一度外して、
起きていることだけを残す。
すると、
説明しなくても成立している状態が見えてきます。
見え方には、少し癖がある
ただし、
そのまま見ているつもりでも、
見ているものは、
人によって少しずつ違います。
良いか悪いか。
正しいか間違っているか。
そういう判断が先に立つと、
起きていることそのものは、
見えにくくなります。
都合のいい部分だけを拾ったり、
見たくないものを外したりすることもある。
それ自体は、
特別なことではありません。
誰にでも起きていることです。
ただ、
一度それを横に置いて、
起きていることだけをそのまま見る。
そういう見方に変わると、
見えてくるものが変わります。
小さな違和感を拾う
大きな問題は、
誰でも気づきます。
むしろ、
なんとなく引っかかる。
少しだけズレている。
言葉にしづらい違和感。
それは、
まだ言葉になっていない
地形の歪みかもしれません。
そこに、
状態のヒントがあることが多い。
最後に
状態は、探しに行くものではありません。
すでにそこにあるものが、
見えてくるだけです。
ただし、
どこを見るか。
何を外すか。
その少しの違いで、
見えるものは変わります。
そして、
見えてきたものをそのまま置くと、
そこから流れが生まれる。
地形が立ち上がると、
そこに流れが見えてくる。
あとは、
その流れに触れるだけでいい。
