自動翻訳をONにした。なのに、英語にならない記事がある。
自動翻訳をONにした。なのに、英語にならない記事がある。
noteの「自動での多言語対応」が始まった。 日本語で書いた記事が、自動で英語に翻訳される。 海外の検索結果にも表示される。 SNSやAIサービス
経由で、これまで届かなかった読者に届く可能性がある。
私はすぐにONにした。
ところが、自分の記事を確認していると、英語翻訳に関するバナーが出る
記事と、出ない記事があった。
設定はON。記事は公開中。本文は日本語。 なのに、?hl=enを付けても本文は日本語のまま。
これは私だけの現象なのか。 それとも、note側に何らかの判定基準があるのか。
気になったので、実際に確かめてみた。
私は、日本企業・職場文化・キャリア・ビジネス英語・組織の意思決定などをテーマに書いている。
なぜ会議で本音を言わないのか。 なぜ根回しが必要なのか。 なぜ決定事項が会議前に決まっているのか。 なぜ英語ができる人ほど、会議で黙ってしまうことがあるのか。
こういうテーマは、日本語圏だけで閉じるには、もったいない。
だから私は、noteの多言語化機能をかなり前向きに見ていた。
ただ、実際に使い始めてみると、ひとつ大きな疑問が出てきた。
自分の記事は、本当に自動翻訳されているのか。
「翻訳されています」バナーが出る記事と、出ない記事がある
私の記事を確認していると、英語翻訳に関するバナーが出る記事と、出ない記事があった。
バナーが出る記事では、「英語の読者にも届いています」という趣旨の表示が出る。
一方で、同じような構成で書いた記事でも、バナーが出ないものがある。
最初は単純に、 「バナーが出ている記事は翻訳済み」 「バナーが出ていない記事は未翻訳」 なのだろうと思った。
ただ、note公式ヘルプを見ると、確認方法として、記事URLの末尾に?hl=enを付けてアクセスすると説明されている。
英語に翻訳された記事が表示されれば、多言語対応の対象になっている。 逆に、?hl=enを付けても本文が日本語のままなら、少なくとも現時点では英語版が生成されていない可能性が高い。
公式発表はこちら。 https://note.jp/n/n7422a5bd3191
私の記事で実際に確認してみた
私の記事は最近、以下のような構成で書いている。
タイトル:英語
見出し:英語
目次:英語
本文:日本語
入り口は英語にしている。ただし本文は日本語で書いている。 日本の現場の空気を正確に書きたいからだ。 そのうえで、自動翻訳によって海外読者にも届く可能性を探っている。
確認した結果はこうなった。
バナーが出ている記事
初回 https://note.com/takaseryo2410/n/n383c5d985006
No.1 https://note.com/takaseryo2410/n/nf641bc09c9ed
No.3 https://note.com/takaseryo2410/n/n0acfe4c429f3
バナーが出ていない記事
No.2 https://note.com/takaseryo2410/n/n4fac159a2e64
No.4 https://note.com/takaseryo2410/n/n2d5f3aa49b43
No.5 https://note.com/takaseryo2410/n/n6c61d957452d
No.6 https://note.com/takaseryo2410/n/n368a80b26b06
?hl=enで確かめてみた
バナーが出ていない記事の中で、まずNo.2を確認することにした。
同じシリーズの中で最も早い段階の記事だからだ。 URL末尾に?hl=enを付けて確認した。
https://note.com/takaseryo2410/n/n4fac159a2e64?hl=en
結果はこうだった。
タイトルは英語。見出しも英語。でも本文は日本語のまま。
英語版として全文翻訳されている状態ではなかった。 「Show original」のような翻訳版の表示も確認できなかった。
少なくともNo.2については、現時点では自動翻訳されていないと判断した。
設定はONだった
念のため記事の設定も確認した。 No.2の自動翻訳設定はONだった。
つまり、翻訳されない原因は「設定がOFFだったから」ではない。
設定はON。記事は公開中。本文は日本語。 でも、?hl=enを付けても本文は日本語のまま。
では、なぜ翻訳されないのか。
マガジン登録が原因だった可能性はないか
調べていくうちに、note公式ヘルプに重要な記述を見つけた。
「マガジンに追加されている記事は現在対象外」
これが関係している可能性は十分ある。
ただし、それだけで説明しきれない部分もある。
バナーが出ていた記事(初回・No.1・No.3)と、出ていなかった記事(No.2・No.4・No.5・No.6)。
両方ともマガジン登録済みだった。 それでも差が出た理由は、翻訳が生成されたタイミングの違いだと考えられる。
翻訳生成後にマガジンへ追加された記事は英語版が残り、マガジン登録済みの状態で翻訳処理が走った記事は対象外になった——そういう挙動だったのではないか、という仮説だ。
もちろん、断定はできない。 note側の内部処理は外からは見えない。
ただ、この仮説が正しいとすれば、対策は明確だ。 自動翻訳を有効にするには、記事をマガジンから外した状態にする。
私はNo.1〜7をマガジンから外した。 翻訳が確認できたら、マガジンに戻す予定だ。
同じ疑問を持つ書き手は少なくないはずだ
note内を見ていると、自動翻訳機能について確認している投稿はいくつか見つかる。
?hl=enを付けて確認している人もいる。 一部の記事は英語化されているが、別の記事は日本語のままだと書いている人もいる。
これは私だけの疑問ではなさそうだ。
自分の記事は本当に翻訳されているのか。 翻訳されていない場合、理由は何なのか。 設定をONにしていれば、いずれ翻訳されるのか。 マガジン登録は影響するのか。
ここが見えないために、期待と不安が同時に出てくる。
小さな実験をはじめた
そこで、No.2の記事を使って小さな実験をしてみることにした。
タイトルや見出しは変えない。 変えたのは、本文の冒頭だけだ。
その理由はひとつだ。
タイトルや見出しが英語だと、note側のAIが「これはすでに英語寄りの記事ではないか」と判定してしまう可能性がある。冒頭を日本語で明示することで、「これは日本語記事です」というシグナルを送ることができるかもしれない。あくまで仮説だが、試す価値はある。
以下の2行を本文の一番上に追加した。
この記事は、日本企業の会議と意思決定の構造について書いた日本語記事です。 海外の読者にも、日本の職場文化の見えにくいルールが伝わるように整理しています。
さらに、No.2をマガジンから外した。 記事の自動翻訳がONになっていることを再確認し、更新した。
24〜72時間後に、以下のURLで再確認する予定だ。
https://note.com/takaseryo2410/n/n4fac159a2e64?hl=en
もしこれで本文が英語表示になれば、マガジン登録の解除と冒頭の日本語追加が効いた可能性が高い。
逆に、それでも日本語のままであれば、note側の内部基準や処理順によるものである可能性が高い。
一人の書き手による小さな実験でしかない。 厳密な検証ではない。 でも、実際に使いながら確かめることが大事だと思っている。
結果は72時間後に
この記事は、実験の事前報告だ。 結果が出たら、改めて報告したい。
なお、この記事自体も自動翻訳の対象になる可能性がある。 海外の読者がこれを読んでいるなら、それはそれで興味深い。
日本の現場を書くことには、海外に届く価値がある
私はこれからも、日本のビジネス現場について書いていく。
日本企業の会議。根回し。意思決定。 英語が話せないのではなく、話せなくなる空気。 AIを入れても動かない組織。正論が通じない職場。
これらは単なるテーマではない。 会社員として、海外駐在員として、外資系企業のマネジャーとして、そして人材紹介会社の代表として、実際に現場で見てきたことだ。
日本の職場には、外から見ると説明しにくい独特の構造がある。 でも、きちんと言葉にできれば、海外の読者にとっても意味があるはずだ。
noteの自動翻訳が、その入口になるなら、使い倒したい。 ただし、期待するだけでなく、実際に自分の記事で確かめながら使っていきたい。
バナーが出る記事。出ない記事。 ?hl=enで英語になる記事。日本語のままの記事。
その違いを見ながら、書き方も少しずつ変えていくつもりだ。
日本語で書くことの射程が、少し変わるかもしれない。
それを期待しながら、今この機能に向き合っている。
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