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【四国横断紀⑤】Day2「早明浦ダム編」~四国の水がめ・さめうらダムを訪ねて~


1 本日Day2の行程


RVパーク(ゆとりすとパークおおとよ)出発→早明浦さめうらダム」→「四国カルスト・天狗高原」→宇和島市方面へ

Day2の行程(GoogleMap)

本日Day2は、予定では、早明浦ダムを見て、四国カルストから四万十市まで酷道ヨサク(国道439号線)を行くこととしておりましたが、四国カルストまで行ってからは行先を宇和島に変更し、四万十市には立ち寄らないことにしました。

そうすると、宇和島方面へは国道197・320号線を走ることになるのですが、実はこのルートの方がヨサクよりも、地図上「四国横断ルート」の王道のように見えるし、もう一つ、宇和海に面した愛南町(宇和島市の隣)でぜひ見たいところを見つけてしまったことがあります。これが変更の理由です。

そんなわけですが、本記事は予定どおりの、「早明浦ダム編」となります。(長くなりそうなので「四国カルスト編」は次回記事とします。)


2 早明浦さめうらダムに着きました


「早明浦ダムって、どんなダム?」と関心をもち、一度は行ってみたいもの、と思っていました。

なぜかというと、関西に住んでいても、渇水になると、必ず四国のこのダムの名前と、湖底の建物が現れた池敷の映像が、TVニュースに流れるからです。

なので今回の旅では、「早明浦ダム見てやろう!」もミッションの一つでした。

早明浦ダム直下流の広大な駐車場(?)に到着
四国三郎・吉野川の上流に造られた早明浦ダム。高知県にあるが四国4県の水がめである


3 ダムの概要


ダム便覧によると、早明浦ダムの規模(総貯水量)は、日本全国で第10位の大きさです。むろん四国随一の規模です。

ダム概要
 河川名     吉野川水系吉野川
 所在地(堰堤) 高知県土佐町(右岸)、本山町(左岸)
 集水面積    472Km2
 地質      石英石墨片岩(結晶片岩の一種)
 型式      直線重力式コンクリートダム
 堤高      106m
 堤頂長さ    400m
貯水池
 名称      さめうら湖
 湛水面積      7.5km2
 ダム天端     EL.345m
 総貯水量    316,000千m3
 有効 〃    289,000千m3
水没・補償
 水没戸数    一般:387戸、公共:56棟
(以下略)
※ダム管理者:「水資源機構吉野川上流総合管理所」HPより

洪水吐ゲート6門中2門が放流中


4 ダム新規開発水の用水供給計画


話しが長くなるので、簡単に言うと、早明浦ダムは、洪水調整、新規利水開発、発電などの役割を担う多目的なダムです。
※「など」は河川の正常流量の確保。

 早明浦ダムの水は四国4県に送られていた!

そして、利水についていえば、早明浦ダムの水は四国4県に送られていたのです!

(香川県HP 「香川用水の概要」より)

 利水-香川県の例

早明浦ダムに新規開発された水量年間8億6,300万トンのうち、吉野川中流の徳島県池田地点からトンネルで香川県へ分水される年間2億4,700万立方メートルの用水のことを香川用水と呼びます。阿讃山脈を貫く8キロメートルの導水トンネルで旧財田町まで導き、ここから更に東西に延びる幹線水路によって県内に導水する計画で、農業用水や都市用水として県内のほぼ全域に導水されており、昔から悩まされてきた水不足を解消し、生活や産業活動の重要な役割を担うライフラインです。(香川県HP 「香川用水の概要」より)

実に香川県全体の農業用水の約25%、上水道用水の約50%が、この香川用水により支えられている。したがって、早明浦ダムの水位が低下し取水制限が実施されると、特に香川県においては、水利権劣後もあって、社会経済全体に与えるその影響がまことに大きいということのようです。(AI情報も参考にしました。)

このようなことから、香川県にとっては、香川用水は「友情の水」とされています(香川県HPによる)。

こうしてみると、観光客が讃岐のうどんを食べれるのも早明浦ダムのおかげ、といっても過言ではないかもしれません。←水量的にはわずかとの試算もあるようです。

ダムでは工事用クレーンが稼働していた


5 ダムは再生事業実施中!


さて、早明浦ダムでは、堰堤に巨大クレーンが設置され、鉄骨が組み立てられるなど、大規模工事中でした。放流設備(洪水)の増設工事らしい。

ダム管理を担う「水資源機構」の「早明浦ダム再生事業HP」を見ますと、こういうこと ↓ のようです。

すなわちダムの洪水放流能力をアップすれば、大雨の予報時にあらかじめ放流してダム水位を低下させ、洪水を溜める能力(洪水調整容量)を増やせるということ。効果としては、より安全な洪水管理ができる。総事業費はその他の整備工事含め約500億円で、完成は令和10年という。

放流設備増設工事中
ダム天端(左岸)は立ち入り禁止
(難しい工事のようです。ご安全に!!)

このようなことから、残念ながら、早明浦ダムの全貌を見ることができませんでした。どこかに広報のための情報館のような施設があったのかもしれないが、下調べしてこなかったせいでわからんかった。

ただダム構造物としての詳細はダム便覧やネットで知ることができる。大事なことは現場に立ってリアルに感じることだと思う。(と怠慢を隠す笑)

広いはずの湖面は見えない
水資源機構のダム管理所?
本日は薄曇り
放流設備の増設工事をしながらリアルに洪水放流中(雨の影響によりダム湖流入量がまだ多い?)
ダム稼働しながらの工事には高度な技術が必要(小さなミスも許されない)

ダム再生事業完成予定の令和10年まで生きていれば、そして元気であれば、早明浦ダムを再訪したいと思う。


6 おまけ


最初のコンビニで朝食。このちっちゃい弁当が430円! うぬ、、、



次回の記事では、Day2「四国カルスト」の高原を散策します。


2026.6.30
投稿  7.11



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