40代最後の一年、所信表明
会社の健康診断。
全項目を、一発でパスできる年がなくなって来た。
血圧、尿酸値、LDL(悪玉)コレステロール、肝機能、血糖値…。
そして今年。
尿検査の紙コップを提出すると、その場で試験紙を突っ込まれ、検査結果用紙に+と記入されるのを見た。
そこは、尿蛋白の欄だった。
このような状況にある人も、多いのではないだろうか。
健診に先駆けて、全社員一斉に配信された動画では、年々の小さな異常値が、重大な健康疾患に繋がるのだ、といったことを、それはそれはわかりやすく解説してくれた。
完全に、僕の事例と一致する。
その動画によると、僕は心筋梗塞や脳卒中といった、誰でも聞いたことのある重大な症状の、一歩手前ということになるそうだ。
じわりじわりと、外堀が埋められ、内堀までも埋められ始めた夏の陣直前の大阪城状態か。
動画によると、重大疾病には、トライアングル型の道筋が描かれていて、3段ある危険因子のピラミッドのうち、僕は2段目事項のコンプリートに向けて邁進している最中ということになる。その上にあるのが、死に直結する症状だ。
正直、まだ自分とは縁のない話だと、思い込みたかった。
でも、間違いなく、僕の現状は、ごまかし切れないほど、動画に酷似していた。
このままでは、数年以内に脳卒中で倒れ重い後遺症に苦しむか、心筋梗塞で断末魔でポックリ逝くか、らしい。
さすがに、ゾッとした。
人は、必ず死ぬ。
そんなことはわかっているが、それが間近に迫るとなると、話が変わって来る。
ほとんどの人が、死の到来は知識として持ってはいるものの、それが次の停車駅だとは思っていない。終着駅は、当分先だと勝手に思い込んでいる。
僕も、同じだ。
会社が配信する動画を見て、脅かされたんだ。どうせなら、この動画で謳っている対策を実践してみよう。そう素直に思えたのは、やはり他人事に思えぬ事態に自分が踏み込んでいることを実感してしまったからだ。
冷静に考えると、この健康動画を制作した人は、かなり優秀だといえる。僕のごとき健康に対する意識の低い人間を、たった数分の動画で行動変容にいたらしめたのだから。
それによると、改善方法は「ダルマ落とし」戦法が効果的らしい。
ゆっくりと悪化の一途をたどる血圧、尿酸値、LDL(悪玉)コレステロール、肝機能、血糖値…。
これらは、ある日突然に悪化するわけではない。しっかりと序曲が流れていたというのである。
そこでいくつか挙げられた例の中に、僕にもピタリとはまる事例があった。
それは。
「二十歳の頃から10kg以上、体重が増加している」
Yes!
よく目にする設問だ。
僕は二十歳くらいまで、50kgを切るほど痩せていた。身長は170㎝ちょうど。高校時代は陸上部長距離だったこともあり、ガリガリだった。
今だって、60kg程度だ。決して肥満体型ではない。
だから、僕にとってはこの質問はまったく的外れで、ここから導き出せる結論は、僕の場合は当てはまらないと思い込んでいた。
しかしこの動画では、今が太っているかどうかよりも、その頃との比較が大切なのだ、と繰り返されていた。
要は、適正体重は個々によって異なり、二十歳の体形は、その目安のひとつになるのだという。
つまり、僕がその頃よりも10kg以上太ったことは、多くの数値が悪化する「根拠」であるというのだ。
そして、この10kgの過剰な体重を減らすと、それによって悪化した血圧や尿酸値といった数値が、まるでダルマ落としのように順番に正常化していく。
これが健康改善の奥義なのだという。
実に、おもしろい。
パチン。
僕はこの時、意味不明な、闘志とも呼べる「やる気」スイッチが入る音を聞いた。
それで本当に健診のデータが良くなるのか、実証してみようではありませんか。
皆さんは、二十歳の頃と比べてどうですか?
サウナ上がり、鏡に映ったお腹周りをこの際、スッキリさせてみましょう。
55kg台です。
目標体重は55kg台に設定します。
いや、痩せすぎだろ、の声が聞こえてきそうです。
でも、もともと手足は細く、当時とほとんど変わらないのに、やはり、腹回りには、余分な肉が付いているのがわかります。
内臓脂肪というやつなのでしょう。
昨年から、FUJIFILMの「メタバリア」を服用し、60kgを切る程度に軽くなりました。が、一度の暴飲暴食で、すぐに60kgを突破してしまうこともあります。
55kg台を平均値とすれば、どんなに飲み食いしても60kgには到達しないはず。文句はあるまい。
ちょうど、本日より、40代最後の一年が始まりました。これを機会に、よせばいいのに、全世界に対して宣言です。
このnoteで定期的に報告を続けていこうと思います。
最終結果は、来年の健康診断にて。
さて、どうやって痩せよう。
5kgって、なかなかですよね。
来年の健康診断まで、公開人体実験開始です。
