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ワールドシリーズ第1戦:トロントの青、11点の衝撃

ブルージェイズ 11 – 4 ドジャース
2025年10月25日(土) ロジャース・センター
先発:トロント=イェサベージ(22歳)/ロサンゼルス=スネル(サイ・ヤング賞2度)
1番DH 大谷翔平、敵地でブーイングの中スタート。

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第1章:序盤の緊張──満塁の攻防(1回)

ワールドシリーズの幕が上がる。
ドジャース先頭、大谷翔平。歓声というより、敵地の低いブーイングが響く。
イェサベージが投じた5球目、スプリットに大谷のバットが空を切る。空振り三振。
ベッツはショートゴロ、フリーマンはセカンドゴロ。ドジャース三者凡退。

裏のマウンドにはスネル。序盤から制球がやや不安定だった。
スプリンガーがショートゴロ、シュナイダーが浅いショートフライで簡単に二死。
しかしここから流れが変わる。
3番ゲレロJr.が粘って四球。4番ビシェットがライト前ヒットで一、三塁。
さらにカークもフルカウントから四球で満塁。
二死満塁、打席には6番バーショ。

スネルが4球目を投げる。高めの速球。
バーショの打球はセンターの定位置。スネルが帽子を取り、深呼吸。
ブルージェイズ先制ならず、0–0。
1回から互いにヒヤリとする立ち上がりとなった。


第2章:ドジャース先制──大谷に再び回る(2回)

先頭のスミスが四球で出塁。
マンシーが左前打でつなぎ、一死一、二塁。
打席は7番キケ・ヘルナンデス。
センター前へ痛烈な当たり! ドジャース先制(1–0)。

続くエドマンもヒットで満塁。
一死満塁で再び大谷翔平。
スタンドはブーイングとどよめきが混じる。
イェサベージの4球目、低めスライダー。大谷は強振するも、ファーストゴロ。
得点はこの1点止まり。
裏のブルージェイズはクレメントが左前打を放つも、走塁死でチャンスを潰す。
ドジャースが先手を取った。


第3章:追加点、そして反撃の気配(3回)

ドジャースの攻撃は再び上位打線。
ベッツ、フリーマンが連続四球でチャンスを作る。
4番スミスがライト前へ運び、2–0。
だが、フリーマンが三塁を狙ってアウト。
大事な場面で走塁ミスが出た。

裏のブルージェイズは、シュナイダーが三振。
ゲレロJr.が左前打を放つも、ビシェットが3–6–3のダブルプレー。
スネルが要所を締め、流れを保つ。


第4章:一振りで振り出し(4回)

イェサベージの投球はここまで粘り強かった。
4回表、ドジャースは三者凡退。
裏、ブルージェイズの反撃。
カークが右翼へ先頭打。
そしてバーショが初球を強振。
打球はセンター奥、バックスクリーン直撃の2ラン!
球場が揺れる。2–2、同点。
若いイェサベージは4回を2失点で降板。
試合は再び振り出しとなった。


第5章:静けさの前触れ(5回)

イェサベージに代わってフルハーチが登板。
先頭の大谷は見逃し三振。ストライクの判定に苦笑いを見せる。
ベッツが中前打で出るが、フリーマンが中飛。
ここで右腕ドミンゲスにスイッチし、スミスを一球でライトフライ。
ドジャース無得点。

裏、スプリンガーが左前で出るが、シュナイダーが併殺打。
ゲレロJr.は二ゴロ。
均衡が続くが、スネルの球数はすでに80を超えていた。


第6章:崩壊の六回(TOR 11–2)

裏の攻撃、ブルージェイズが火を噴く。
ビシェットが四球、代走にカイナーファレファ。
カークが右前打、バーショが死球で無死満塁。

ドジャースはスネルを降ろし、シーハン投入。
しかし流れは止まらない。
クレメントがセンター前タイムリーで逆転(3–2)。
代打ルークスが押し出し四球(4–2)。
ヒメネスが右前タイムリー(5–2)。
さらに一死満塁で代打バーガー。
バンダの4球目、満塁ホームラン。 球場が爆発する。
(9–2)

それでも止まらず、ゲレロJr.中前打、カークが再びライトへ2ラン。
この回だけで9得点。
スコアは11–2。
ドジャースのダグアウトは沈黙に包まれた。


第7章:大谷、ワールドシリーズ初本塁打(11–4)

静まり返ったロジャース・センターに、ドジャースが一矢報いる。
一死一塁で大谷翔平。
4番手フィッシャーのカーブをすくい上げ、
ライトスタンドへワールドシリーズ初本塁打。
2試合連続の2ラン。
敵地の空気が一瞬止まり、打球音だけが響いた。
スコアは11–4。
裏はロブレスキが三者凡退に抑え、ようやく落ち着きを取り戻す。


第8章:反撃ならず(11–4)

8回表、ドジャースはバシットに対し一死からT・ヘルナンデスが四球。
だがマンシー、K・ヘルナンデスが連続三振。
裏のブルージェイズもバーガーが左前で出るが、ゲレロ、カイナーファレファが外野フライ。
試合は動かないまま最終回へ。


第9章:最後の打席(試合終了 11–4)

ラウアーがマウンドに上がる。
エドマン、パヘスが連続アウト。
二死から大谷が四球を選ぶ。
しかし、ベッツが空振り三振で試合終了。
ロジャース・センターのファンが立ち上がり、青い波が揺れる。
ブルージェイズが第1戦を制し、シリーズ初勝利。


試合後の余韻

  • ドジャースは序盤に2点を先取しながら、6回裏で一気に崩壊。

  • ブルージェイズは押し出し、代打満塁弾、2ランと“つながる打線”で11得点。

  • 大谷翔平は7回に初のワールドシリーズ本塁打を記録。

  • スネルは5回0/3で8安打5失点。イェサベージは4回2失点で降板も、後続が完璧に試合を締めた。


まとめ

第1戦は、静かな序盤から一瞬で崩れる6回裏がすべてだった。
ブルージェイズは若さと勢いで流れをつかみ、地元で最高の形でシリーズを開幕。
ドジャースは痛恨の大量失点の中でも、大谷が意地の2ラン。
この一撃が、次戦・山本由伸へバトンをつなぐ希望の象徴となった。

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