法務視点で読むマンガ〜法務あるある?編㉓〜

今回は、法務あるある?編の第二十三話です。前回は「会議ではさらっと流れたのに、あとから議事録はしっかり見られる」について取り上げました。
前回はこちら:
今回のテーマは、「最初の相談より、その後の雑談の方が気になることがある」です。
法務には、事業部や他部署からさまざまな相談が寄せられます。
相談内容は比較的整理されていることも多く、
「この点を直せば大丈夫そうです」
「この条件であれば、進められそうです」
と、ある程度見通しを立てることができます。
ところが、着地点が見えたタイミングで、別の話が出てくることがあります。
「そういえば、この件とは別で、今こんな話もあるんですよね」
「追加で雑談ベースなんですが…」
そして、その「ついでに出てきた話」の方が、よほど気になる。
後から出てきた懸念点の方が、実はリスクが大きい。
そんなこともあります。
例えば、
「実際の運用では、契約と異なる方法で業務を回している」
「社内の承認を得たスキームとは別のスキームで先方と合意している」
などがあり、法務としては「今の話の方が、むしろ本題では…」と思うこともあります。
もちろん、相談する側に悪気があるわけではありません。
ただ、本人にとっては補足のつもりでも、法務の目線では見過ごせないこともあります。
だからこそ、法務は最初に聞かれたことだけで終わらせず、会話の中で出てきた周辺事情にも耳を傾けます。
相談の本題だけでなく、その背景や実際の運用まで含めて見ないと、本当のリスクは見えてこないこともよくあります。
最初の相談はむしろ無難で、後から雑談のように出てきた話の方が気になってしまう。
少し困った話でもありますが、これもまた、法務ならではの、あるあるの一つと言えそうです。
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ここまで読んでいただいて誠にありがとうございます!少しでも皆様のお役に立つことを祈っております。