法務視点で読むマンガ〜法務あるある?編㉒〜

今回は、法務あるある?編の第二十二話です。前回は「一度離れると、答えが見えることがある」について取り上げました。
前回はこちら:
今回のテーマは、「会議ではさらっと流れたのに、あとから議事録はしっかり見られる」です。
取締役会や重要な会議において、議論などもなく、テンポよく進んでいくことがあります。
起案者からの説明が終わり、特に異論もない。
「では、この件はその方向で」と、あっさり進みます。
その場では、そこまで深く議論されなかったように見え、法務としても、「今回はスムーズだったな」と思うことがあります。
ただ、そこで終わらないのが、会議事務局の実務です。
会議が終わった後、議事録を作成して関係者に確認を回すと、あとから意外と細かい指摘が入ることがあります。
「この表現だと、少し違う印象になります」
「この補足は入れておいた方がよいのではないでしょうか」
「当日の説明趣旨としては、もう少しこういう書き方が適切です」
会議の場ではさらっと流れた案件でも、議事録になると急にシビアになる役員がいることもあります。
特に取締役会の議事録は、単なるメモではありません。
会社の意思決定の経過や内容を記録する重要な文書であり、記載の仕方が後から問題になることもあります。
そのため、
・どのような説明がなされたのか
・どのような意見や質問が出たのか
・最終的にどう整理されたのか
こうした点を、できるだけ正確に残しておく必要があります。
だからこそ、その場では大きな反応がなかった案件でも、議事録の確認段階では慎重になることも理解できます。
もちろん、そのようなことを踏まえて議事録を作成するのですが、思っていたよりも指摘が入ることもあり、たまにびっくりします。
会議ではさらっと終わったのに、議事録になると急に細かく確認される。
少し意外にも感じますが、重要な会議であるほど、むしろ自然なことなのかもしれません。
これもまた、法務ならではの、あるあるの一つと言えそうです。
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ここまで読んでいただいて誠にありがとうございます!少しでも皆様のお役に立つことを祈っております。