【テキスタイル】リバティ・プリントの花々は花粉を散らし、150年経ったいまなおおもいがけない場所で咲き誇る。Dior のFALL2025。
その後ぼくが新宿3丁目の、
伊勢丹のショウ・ウインドウを見ると、
本館1階ザ・ステージで5月6日まで開催中の
Dior のFALL2025の展示紹介がなされていた。
ショウ・ウインドウの展示は、
紗のような透光性のあるはかなくあえかな素材に
花々のプリントをほどこされ、
平面裁断によって作られたロング・ドレスの背景に、
花々を、西洋人が描いた和風の水彩画みたいなタッチで描かれ、
また同じ絵柄で飾る和紙を使った提灯もあしらわれ、
なかなかぼく好みだった。
余談ながら、去年2024年のディオールは、
えらく文化左翼的なコレクションを発表したものだけれど、
しかし打って変わって今年のコレクションは、
ひらすら審美主義的でオリエンタルだ。
この変わり身の早さがさすがです。


ドルチェ&ガッバーナと、
「同じ」草花のモティーフを使いながらも、
Diorはよりいっそうオリエンタルだ。
リバティ・プリントが
(アール・ヌーヴォーと江戸の型紙の影響を受けつつ)流行らせた、
花々は、花粉を散らし、
百年経ったいまなおおもいがけない場所で、
咲き誇る。
