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【記憶と連想について】ドルチェ&ガッバーナのフラワー柄プリントは華やかでいい感じだけれど、でも、おもいだすのはあの人のこと。

なにかを見るとなにかをおもいだす。
それは誰にだってある心の働き。
たとえば遠いむかしの映画をあらためて観てあなたはおもう、
あの娘と観たなぁ、
あの娘はいまどうしてるだろう。
おれも歳をとった、
あの娘だけはむかしのままならいいのになぁ。


むかしのヒット曲を聴いておもう、
歌のなかの17歳はサイコーに輝いているけれど、
他方、あの頃おれは田舎暮らしで、
田んぼのカエルの合唱を従えて、
ニキビ面でハモニカ吹いて、
フォーク・ギターをかき鳴らし、
歌を唄ってていたよなぁ。


さて、いま、
ドルチェ&ガッバーナの、
華やかなプリントを見て、
あなたはどんなことをおもいだすかしらん?



ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ、
イタリア人ゲイの二人がダイレクションするこのブランドの、
イタリア人が見る東洋オリエンタリズムをおもわせもする
華やかなドレスたち。
ぼくの場合、おもいだすのはもちろん
国際政治学者の三浦瑠璃さんである。
ぼくにとってはもはやドルチェ&ガッバーナと
ルーリー三浦は、
しっかと抱き合いくちづけを交わす恋人同士のように、
離れない。


これが果たしてドルチェ&ガッバーナにとって、
幸福なことかどうかはぼくにはわからない。
そしてまた、こういうことは、
さまざまなハイ・ブランドでよくあることではあるでしょう。
たとえばシャネルを見て、
ナオミ・キャンベルをおもいだす人もいれば、
はたまた益若つばささんを、あるいは
泉ピン子さんをおもいだす人もいるでしょう。



誰かがなにかを見てあなたのことをおもいだす。
果たしてその人がなにを見てあなたをおもいだすか?
あなたはそれを選ぶことはできない。







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