WWEの歴代エースは誰だ?(前編)
【前置き】
左からハルク・ホーガン、スティーブ・オースチン、ジョン・シナ、ロマン・レインズ。
アメリカにある世界最大のプロレス団体「WWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)」で大活躍し、
一時代を築いたスーパースターたちだ。
ここでクイズ。
WWEの数十年にわたる長い歴史の中でも、この4人しか達成したことがない偉業がある。
それは何だろうか?
あのザ・ロックも、トリプルHも、ブロック・レスナーも成し得なかったこと。
それは、
WWE年間最大の大会「レッスルマニア」のメインイベントで、複数年(=2年以上)連続で勝利すること。
つまりレッスルマニアのメイン連覇だ。
ミスター・レッスルマニアと呼ばれたショーン・マイケルズですら果たせず、
レッスルマニアで不滅の21連勝を記録したジ・アンダーテイカーでさえも不可能だった快挙だ。
ホーガンは1985〜87年と91~93年に、
オースチンは1998〜99年に、
シナは2006〜07年に、
レインズは2016〜17年と21~24年に達成している。
自分は勝手にこの4選手をWWEの歴代エースだと思っている。
WWEはドラマや映画と同じように脚本があることを公言しているため、筋書き通りに試合やストーリーが進行する。
よって他のスポーツのように番狂せが起きることもない。ある意味、実力社会以上に厳しい世界である。
そのため、2年連続でレッスルマニアのメインに勝利するという、超重要な配役が与えられることは、
WWEの絶対的な主人公、
すなわちエースを意味するのだと思う。
それもただのエースではなく、エースの中の大エース、つまりスーパーエースだ。
団体の顔、看板、象徴という言い方もできる。
もうすぐ終わってしまうが今年(2025年)は、昭和100年、戦後80年、
ほかにもさまざまな節目の年であるが、
レッスルマニアの第一回大会が行われたのが1985年なので、レッスルマニア40周年の年でもある。
それを記念して、彼らの功績を当時のWWEの時代背景と併せて簡単に振り返ってみよう。
【WWE歴代エースの系譜】

🟡初代エース:ハルク・ホーガン🟡

1980年代半ば、
WWE(当時の名前はWWF)は、まだ珍しかったテレビ中継の導入によって人気を急拡大。
主役を担ったのが、日本でも活躍していたホーガン。愛称は「リアル・アメリカン」
意訳すると全米のヒーローといった感じか。
彼の熱狂的なファンを意味する「ハルカマニア」が由来となり、レッスルマニアという伝説の大会が生まれた。
まさにホーガン中心のイベントであり、スポーツとエンタメを融合させた今大会は、今も続く世界最大のプロレスの祭典となった。
プロレス史に革命を起こし、WWEの地位を確立させたホーガンこそ、アメリカンプロレス最大のスターと言えるだろう。
彼はその後、ライバル団体 WCWに移籍し、今度は悪役として全米を熱狂させることとなる。
🔴2代目エース:スティーブ・オースチン🔴

1990年代中盤、
ホーガンが加わったWCWの勢いに押され、WWFは人気低迷してしまう。
そのピンチを救ったのが、「ストーン・コールド(冷血漢)」というニックネームで大ブレイクしたオースチン。
中指を立てたり放送禁止用語を連発したりと、従来のヒーロー像からは大きくかけ離れていたが、
当時のWWFは、打倒WCWを掲げて「アティチュード時代」と呼ばれる過激路線に舵を切ったこともあり大ウケ。
爆発的なブームを巻き起こし、団体の救世主となったオースチンは、30人参加バトル「ロイヤルランブル」では史上最多3回も優勝。
しかし彼は長年 首の怪我に悩まされ続け、早々と引退。
もう一人の主人公格だったザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)も映画俳優に転身し、WWEはまたもエース不在となってしまう。
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