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須須神社について

能登半島の最先端、石川県珠洲市三崎町に鎮座する須須神社(すずじんじゃ)。鳥居の前には日本海が広がり、古来より日本海の守護神として鬼門除け災難除けの社として篤く信仰されてきました。



ご由緒

歴史

須須神社は、第10代崇神天皇の御代(紀元前97年~紀元前29年)に山伏山(鈴ヶ嶽)の山頂に創建されたと伝わります。その後、天平勝宝年間(749–756年)に現在の地へ遷座された歴史深い神社です。延喜式内社であり県社にも列せられ、古代より日本海側一帯の守護神として尊崇されてきました。

また、室町時代には「三崎権現」「須須大明神」とも呼ばれ、加賀藩主・前田利家が巡見の際に祈願所と定め、神田を寄進したのもその象徴です。

2015年には「灯り舞う半島 能登 –熱狂のキリコ祭り–」の構成文化財として日本遺産に認定されています。



御祭神

寺家高座宮では主神天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほににぎのみこと)、金分宮に木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りし、相殿に美穂須須見命(みほすずみのみこと)がお祀りされています。

式内社・県社としての格式を有し、縁結びや生成化育の神、繁栄の神としても信仰を集めています。



催し・祭典

神事

鬼や天狗を思わせる面をつけ、太鼓に合わせて舞う勇壮な神事芸能が伝えられています。五穀豊穣や悪霊退散を祈るこの舞は、地域に受け継がれる大切な文化です。



的打ち神事

流鏑馬から派生した神事で、悪神を矢で退治し一年の平安を祈ります。

毎年3月15日に実施。参拝者が的に命中させると幸運になると伝えられています。



キリコ祭り

須須神社の夏を代表するのが「キリコ祭り」です。高さ十数メートルにも及ぶ大きなキリコ灯籠が町を練り歩き、夜には幻想的な光を放ちます。勇壮さと美しさを併せ持つ祭礼として知られています。



境内案内

宝物殿

宝物殿には、平安時代の作とされる国指定重要文化財の木造男神像、数々の古文書が収蔵されています。
源義経ゆかりの品々も多く、義経が海難を救われたお礼として奉納した宝物の一つ「蝉折の笛」など、歴史を物語る貴重な品々を収蔵しています。



自然

境内には国指定天然記念物の社叢(照葉樹林)が広がり、スダジイを核とした常緑広葉樹林の中に温帯・冷温帯の植物も混在し、多様な自然美を楽しめます。

各種御祈願もおこなっております。



能登半島地震の被害

令和6年能登半島地震により、社殿や地域の集落も大きな被害を受けました。往時の写真と比べるとその傷跡は大きく、復旧には時間を要しています。地域の人々とともに、祭礼や伝統を守りながら復興への歩みを続けています。



須須神社は、能登半島の最果てにおいて、日本古来からの人々の祈りを千年以上にわたり受け継いできた社です。
大鳥居に射す光、勇壮な神事、幻想的なキリコの灯り。
そのすべてが、海と共に、自然と共に生きる人々の信仰を今に伝えています。

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