皇位継承をめぐる議論が再燃 高市首相の慎重姿勢と保守派の警鐘
2026年3月に入り、皇位継承問題が再び注目を集めています。特に女性天皇・女系天皇の容認をめぐる議論が活発化しており、産経新聞の阿比留瑠比論説委員が19日に掲載したコラム「女性・女系天皇がダメな理由」が話題を呼んでいます。このコラムでは、過去の小泉純一郎首相と安倍晋三官房長官(当時)のやり取りを振り返りながら、男系継承の歴史的意義を強調しています。
きっかけとなったのは、3月16日の参議院予算委員会です。立憲民主党の蓮舫参議院議員が高市早苗首相に対し、「世論調査では6割から8割が愛子内親王殿下を天皇として認める声がある。女性天皇への法改正へ歩みを進めるのか」と質問しました。これに対し、高市首相は政府の有識者会議報告書(令和4年提出)を引用し、「次世代の皇位継承資格者として悠仁親王殿下がいらっしゃることを前提に、この皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」と明確に答えました。また、「悠仁親王殿下の次代以降の皇位継承を具体的に議論するには機が熟していない。皇位継承を不安定化させることも考えられる」と、慎重な姿勢を崩しませんでした。
保守派の論客である門田隆将氏は、自身のYouTubeチャンネル(3月19日配信)でこのやり取りを取り上げ、女性天皇が容認された場合のリスクを強く警告しています。門田氏は、日本が2600年以上にわたり男系継承を維持してきたことが、世界最古の王朝・国家を支えてきた基盤だと指摘します。権威(天皇)と権力(政治家)を分離する独自の仕組みにより、王朝交代を免れてきた歴史を振り返り、「女系天皇となれば王朝が変わってしまう」と主張しています。
具体的には、女性天皇(例:愛子内親王殿下)が即位した場合でも、そのお子様が天皇になると女系となり、父方を遡っても歴代天皇に繋がらなくなる可能性があると説明します。国際結婚の場合には外国系の王朝誕生すらあり得るとし、皇統の断絶が日本のアイデンティティ喪失につながると警鐘を鳴らしています。安倍晋三元首相の言葉を引用し、「正当な継承者から皇位を奪うことは簒奪だ」とも述べています。
一方で、反対勢力として左翼や中国の影響を挙げ、SNS(特にX)での工作活動や旧メディアのキャンペーンを懸念しています。これに対し、解決策として旧宮家の男系男子を皇室に迎え入れる皇室典範改正を提唱し、悠仁親王殿下の系統を安定させるべきだと訴えています。
今国会では、令和8年度予算成立後に皇室典範改正や関連法案が本格議論される見通しです。世論の忘却や外部勢力の浸透を危惧する声が高まる中、男系継承の伝統を守るかどうかが、日本の将来を左右する重要なテーマとなっています。
【152】改めて「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」を考えませんか
番組スプリクト(概要)
1. 挨拶と近況報告
皆さん、こんにちは。門田隆将です。門田隆将チャンネル第152回にようこそ。今日は2026年3月19日木曜日、午後2時32分です。
選抜甲子園が始まりました。WBCが終わったと思ったら、もう春の甲子園です。第1試合から去年の夏優勝の沖縄尚学が敗れました。大会は最初から波乱含みです。世界も波乱です。
今晩、高市早苗首相が無事にワシントンに到着したようです。今晩の日米首脳会談は、日本の歴史に立っている日本にとって、東アジアの平和や中東問題を含め、非常に重要なものです。保守現実政治家である高市首相に大きな期待をしています。明日、また動画を撮りたいと思います。
2. 女性天皇・女系天皇問題の最近の盛り上がり
女性天皇の話題がXでトレンド入りしたり、かなり驚くような状態になっています。その理由を考えてみました。
産経新聞の阿比留瑠比氏が「女性・女系天皇がダメな理由」というコラムを書いてくれました。これを紹介します。
昨日、ビジネス社の方から連絡がありました。5年前に私と竹田恒泰氏が出した『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』という本が、5年ぶりに増刷になりました。びっくりしました。新刊を2冊出したばかりなのに、5年前の本が増刷になるなんて珍しいことです。
今、女性天皇が非常に話題になっています。高市早苗首相が、先週のカルダ優勝チャンネルでもお伝えしたように、3月16日の参院予算委員会で、女性天皇を容認する法改正の考えについて言及されました。
蓮舫参議院議員が質問し、高市首相が否定したやり取りが大きな山場になりました。世論調査では6割、7割、8割が愛子天皇を認めるという声があると言われましたが、高市首相はこれを否定しました。
今国会中に皇室典範の改正が、おそらく4月以降大きな議題になるでしょう。だからトレンド入りするような戦いになってきているのがよくわかります。
3. 国会での最近のやり取り(2026年3月16日 参院予算委員会)
産経新聞の見出しは「愛子天皇の実現を蓮舫氏に問われた高市首相『悠仁さま、いらっしゃるではありませんか』」というものです。
立憲民主党の蓮舫参議院議員が3月16日の参院予算委員会で、高市早苗首相に対して「世論は6割、7割、8割が愛子天皇を認めるという声がある。女性天皇への法改正へ歩みを進めるのか」と質問しました。
これに対して高市首相は、「次世代の皇位継承資格者として悠仁親王殿下がいらっしゃることを前提に、この皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」と答えました。また、「悠仁親王殿下の次代以降の皇位継承を具体的に議論するには機が熟していない。皇位継承を不安定化させるとも考えられる」と強調しました。
高市首相は政府の皇位継承に関する有識者会議の報告書(令和4年1月提出)を引用し、継承の流れを揺るがせてはならないとガンとして跳ね返した形です。
これが大きな山場となり、女性天皇議論が再燃したわけです。
4. 男系継承の歴史的意義と重要性
なぜ女系天皇で日本が滅ぶのかと言ったら、それは王朝が変わってしまうからです。
ずっと男系で続いてきた唯一のルールがあります。父親を辿っていけば神武天皇にたどり着く。これが皇統のルールです。2600年以上、2000年以上の長い歴史で男系で皇統を繋いできました。
そのおかげで日本は世界最古の王朝となりました。日本も世界最古の国となりました。どの国も王朝が変わったり、帝国がひっくり返ったり、前の王朝の人たちは処刑されたりする攻防の歴史が普通です。
その中で日本だけが男系によってずっと繋いできたことにより、世界最古の王朝となり、私たちもこうして日本の天皇陛下をお守りしている存在となっています。
これを分かりやすく言うと、信長が天皇になろうとしても、織田信長はお父さんを辿っていっても神武天皇に行かないから資格がないわけです。だから権威と権力を分けたんです。
天皇は権威を持ち、権力は独裁政権でも何でもいい。織田でも秀吉でも徳川家康でもいいですが、権力は持ちなさい。しかし権威と権力を分けることによって、日本はずっと一つの王朝、すなわち皇室が続いてきて、そのおかげで日本は最古の国となったということです。
5. 女系天皇が「日本滅亡」につながる理由
女系天皇が日本を滅ぼす理由は、王朝が変わってしまうからです。
女性天皇(例:愛子内親王殿下)は男系です。お父様である今上陛下を辿っていけば神武天皇にたどり着くので、皇統は維持されます。しかし、女性天皇がご結婚されてお生まれになったお子様が天皇になられた場合、それは女系天皇になります。
女系天皇とは、父方を辿っていっても歴代天皇にたどり着かないということです。もし国際結婚でイギリス人と結婚されたらイギリス系、中国人と結婚されたら中国系になる可能性があります。
これが皇室の伝統の断絶、すなわち王朝の誕生を意味します。先人たちが皇室の長い歴史の中で一度の例外もなく男系継承を守り抜いてきた事実が何より重いです。愛子様が皇位につき、そのお子様が天皇となれば、それは皇室の伝統断絶です。
安倍晋三元首相はかつて「正当な皇位継承者である悠仁親王殿下から皇位を奪うことになる。それは簒奪でありえない」と語っています。
女系天皇容認は、皇室の廃止を目論む左翼勢力の思う壺でもあります。例えば、憲法学者の奥平康弘氏は「皇室と民主主義は両立しない」と主張し、女性天皇の誕生に期待を表明していました。天皇性の正当性の根拠である万世一系イデオロギーを侵食するのだと述べています。
皇統断絶⇒天皇という存在の消滅⇒日本滅亡。これこそが反日勢力の最終目的です。日本が世界最古の王朝・国家として続いてきた基盤が崩れ、日本という国のアイデンティティが失われるということです。
6. 反対勢力の存在と工作
この男系による世界最古の王朝が続いていることが気に入らない勢力がたくさんあります。それは左翼です。そしてお隣の中国です。軍事大国化した中国は、日本がそんな長い歴史で世界最古の王朝を続けていることが気に入らないわけです。
共産国家ですから、今いろんな工作が入っています。中国系と思われるXアカウントがどんどん増えていて、女性天皇・女系天皇を推進する投稿が目立ちます。具体的に女性天皇を創設して、そこを新たな皇室として将来の女系天皇への道を作ろうとしているわけです。
これに対して保守現実派は、終戦まで続いてきた旧宮家(男系の宮家)がまだ存在することを指摘しています。皇室典範を改正して旧宮家の男系男子を養子縁組や皇籍復帰で皇室に迎え入れましょう、という案です。これを認めれば、悠仁親王殿下の系統が脈々と続き、複数候補が生まれるので安心です。皇統の確保も含めてこれが可能になります。
今、この皇室典範改正が進んでいる最中ですが、中国をはじめ左翼の人たちがこれを阻止しようとしています。
蓮舫議員が3月16日に質問したやり取りもその一環です。左翼はものすごい攻勢をかけています。
今こういうところで日本が危ういのは、天皇さえ女系にさせれば皇室は断絶し、当絶するということです。皇室が途絶えて新たな王朝が始まるということなので、日本という世界最古の伝統の国がそうではなくなるということです。
日本攻撃を続けている中国が、左翼勢力を焚きつけ、そしてXなどのSNSを通じて色々な工作をやっています。
7. 解決策としての旧宮家・男系男子の活用
保守現実派の方は、もうずっと終戦の時まで続いてきた旧宮家(男系の宮家)が存在することを指摘しています。
皇室典範を改正して、旧宮家の男系男子を皇室に迎え入れる制度を認めようではありませんか、という案です。
これを認めれば、悠仁親王殿下の系統が脈々と続き、複数候補が生まれるので安心です。皇統の確保も含めてこれが可能になります。
今、この皇室典範改正が国会で進んでいる最中です。これにより、悠仁親王殿下の系統が続くことが期待されています。
8. 歴史的事例の引用
さらに、女性系天皇容認は皇室の廃止を目論む左翼勢力の思う壺でもあります。
安倍晋三元首相はかつて阿比留瑠比氏に語ったそうです。「正当な皇位継承者である悠仁親王殿下から皇位を奪うことになる。それは簒奪でありえない」と。
安倍氏が官房長官時代、小泉純一郎首相との間でこんなやり取りがありました。秋篠宮妃殿下のご懐妊が発表された時のことです。
安倍官房長官は「誠におめでたいことですが、皇室典範改正はよくよく慎重にしなければならなくなりました」と述べました。
小泉首相が「なぜだ?」と聞くと、安倍氏はこう答えました。「もし生まれてくるお子様が男子でしたら、典範改正は正当な皇位継承者であるこのお子様から継承権を奪ってしまうことになります。講師同士が継承権を争った壬申の乱になりかねません」。
小泉首相は「そうか」と納得したそうです。
これは壬申の乱(天智天皇の皇子・大友皇子と大海人皇子(後の天武天皇)の争い)を例に挙げ、女性天皇容認の典範改正は皇位継承争いを招く危険があると警告したものです。
また、憲法学者の奥平康弘氏は「皇室と民主主義は両立しない」と主張し、女性天皇の誕生に期待を表明していました。「天皇性の正当性の根拠である万世一系イデオロギーを侵食するのだ」と述べています。奥平氏は共産党の理論的支柱だった人物です。
9. 今後の見通しと呼びかけ
今こういういろんなところで日本が危うい状況です。天皇さえ女系にさせれば皇室は断絶し、当絶するということです。皇室が途絶えて新たな王朝が始まるということなので、日本という世界最古となった伝統の国がそうではなくなるということです。
日本攻撃を続けている中国が、左翼勢力を焚きつけ、そしてXなどのSNSを通じて色々な工作をやっています。アビールさんと私は今話してはいませんが、今度会ったら話しますが、このタイミングを見て阿比留瑠比氏がコラムを書いてきたのはよくわかります。
予算案が通った後、令和8年度予算がまもなく通るでしょうが、その後皇室典範改正やスパイ防止法などいろんなことが議題に上ってきます。その時に左翼が、朝日新聞、毎日新聞、NHKをはじめとする左翼オールドメディアを使って、女性天皇を実現しようとものすごいキャンペーンを張ってきます。
その前に阿比留氏がズドンとコラムを書いてくれました。そして私の本、竹田恒泰氏との『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』も5年ぶりに増刷されるという、恐ろしいことになってきています。
皆さんにそのことをお伝えしたいと思いました。日本がこのまま進んでいけるかどうかは、私がこのチャンネルで発信していきますが、皆さんが想像している以上に左翼勢力、特に中国の浸透と工作、ネット工作が進んでいます。
日経新聞や読売新聞も、中国系アカウントがどれぐらい動いているかを総選挙の例を出して記事にしていました。私たちがしっかりしていなければ、本当に女性天皇が実現してしまうんですよ。これは悠仁親王殿下の皇位継承権の簒奪ということです。
恐ろしいことを左翼は目論んでおりますので、そういうものに負けないように私たちも頑張っていきましょう。
今晩の日米首脳会談は本当に日本の歴史の運命にかかわる重要なものです。中身は明日動画で取り上げます。大阪でテレビの仕事があって帰りが遅くなりますが、明日お会いしましょう。
(了)
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