哲学対話書簡 「大人になるってどういうこと①」
哲学というと、なんだか難しく思えますが、実は意外と身近なものだと思います。あたりまえと思っていることをもう一度、ちょっとだけ考えてみたい。気になるテーマがあれば一緒に考えてみませんか。「#哲学対話書簡」で投稿お願いします。
前回のテーマは「かわいいってなんでしょう」でした。テーマが変わっても、遡っての投稿、歓迎です!
子どもの頃、大人になりたくなかった。
それなのに、早く大人になりたいとも思っていた。
子どもゆえの不自由さをずっと感じていた。
自分のいる場所から抜け出すには、理不尽から遠ざかるには、大人になることが一番の近道なのだとずっと思っていた。
「子どものうちの自由は守られているけど、大人になってからは、その自由の上にあぐらをかいて、もっと自由でいい。」
小学生の頃に読んだ漫画のセリフをずっと自分の中にしまい、大人と言われる年齢になった。
大人になって、あぐらをかけたかというと、それほどでもなかった。自分が大人になることに期待し過ぎていたのかもしれない。
子どもの頃よりも少しだけ自由な部分、不自由な部分、どっちも増えた。
今も、細い平均台の上を歩くみたいに、自由と不自由のあいだを行ったり来たりしている気がする。
一緒に暮らしていた姉の結婚で、ひとり暮らしになった。
大きな西瓜をまるごと1個買った。半分に割って、真ん中だけをスプーンでくり貫いて食べ、残りを小さな冷蔵庫にしまった。
スーパーに値下げの時間を目指して向かい、雲丹を買った。わさび醤油を少しだけつけ、炊きたての白米と一緒に食べた。雲丹を乗せた木の舟は、想像していたよりずっと底が浅かった。
この話をすると、こどもたちは「いいなぁ!大人!」と言う。「大人になったら、何を思い切り食べようかな?!」と真剣に考えている様子は微笑ましい。
少なくとも、子どもたちは「早く大人になりたい」とは言わない。
ただ、大人になることを避けられないことを知っている。
あの頃の私は、大人になることに自由を重ねていた。
今の私は、何を重ねているのだろう。
#哲学対話書簡 #往復書簡#おはぎとけいこ#大人になるってどういうこと
はしさん、早速ありがとうございます!
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学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!