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毎日飲酒女、本能に突き動かされる〜レス8年目の妊活前夜編

<ワンクッション>
こちらに投稿には性の内容や婦人病に関する記述があります。
苦手な方はお控えください。






■毎日飲酒女はレス8年目女でもある。

「妊活、不妊治療、始めます」 そう口で言うのは簡単ですが、
我が家には避けては通れない、山のような、エベレスト級の高い山がありました。

そもそも、私たち「セックスレス歴8年」なんです。

■ 「愛」はある、ただ「性」が行方不明なだけ

夫とは交際10年。結婚したときにはすでにレス真っ最中という、なかなかのストロングスタイルで夫婦になりました。
単純に二人とも性欲というものが極端に薄いんですよね。

最初の頃は「これってカップル・夫婦としてやばいのでは?」と悩んだ時期もありましたが、慣れとは恐ろしいもので今ではもはや何とも思っていません。
ここ数年は共通の友人に性事情も揶揄われても「変わらずレスだよ~」と普通に答えてます。
(だって聞いてくるから)

私たちにとって幸福度が高い夫婦生活は、ベッドの中ではなく「夜中のリビング」にあります。二人で美味しいお酒を飲みながら、仕事や趣味の話を、夜な夜な語り合っている時間。これが何よりの幸せなんです。
そう、言ってしまえば、
普通の夫婦が「そういう雰囲気」になるはずの時間、私たちはだいたい酔っ払っているのです。
しかもほぼ毎晩。

「愛」がないわけじゃない。手をつないでデートもするし、キスもハグもする。
ただ「セックス」という行為だけが、そのコミュニケーションが、お互いにとって精神的コストが高すぎて、いつの間にか省かれていった、そんな感じです。

人生のパートナーであり、一生の飲み友達。
私たちは、現代における一つの「友情婚」の完成形なのかもしれません。

■ 「うちら、そもそもしてないじゃん」という壁

そんな私たちが、なぜ今さら「子供」なんて言い出したのか。
きっかけは、もはや生物的な本能といえる気がします。

姉が出産し、共通の友人に子供ができ、私たちの周りに「小さな生命」がワラワラと増え始めたんです。これまで意識したことがなかったけれど、子供と接する機会が極端に増え、自然と「私たちも、あっち側の世界を見てみたいかも」という思いが芽生えました。
でも、決意した瞬間に気づくわけです。
「……待って。うちら、そもそもしてないじゃん(笑)」
この、根本的かつ絶望的な矛盾。 普通ならここで「じゃあ久々に頑張る?」となるところですが、8年のブランクはあまりに重い。重すぎる。世にある重さの単位じゃ測定不能なほどに重い。
今さらそういう雰囲気にするのは、もはや「部活の合宿の夜、ふざけ合っていた親友にいきなり真顔で告白されるような」逃げ出したくなるほどの気恥ずかしさがある。のです。
(そんな経験ないので想像で話してます)

■ 友情婚夫婦が出した、合理的な答え

私たちには、愛を育みなおし、性と向き合うような悠長な時間はありませんでした。
夫は10歳年上で、すでに40代半ば。
私は私で、持病のチョコレート嚢胞をはじめとする婦人科系トラブルのデパート。
ただでさえ「生命の奇跡」などと比喩されるような自然妊娠、こんな懸念要素を抱えた私たちにとっては絶対無理に決まってる。

せっかち且つ効率厨という私は悟りました。
「我々が自力でなんとかしようとするのは、無人島で火を起こそうとするくらい非効率だ」と。
「今さらセックスするのも難しいし、でも子供は欲しいし。……よし、医療を頼ろう」
こうして、私たちは「一生の飲み友達」のまま、不妊治療専門クリニックのドアを叩くことにしたのです。

次回、ついに迎えたドキドキの初診。
私なりのレポートです↓


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