映画、アニメ、コンテンツ| 施策としてどうなの?
フィルムの保存・収集をやっている国立映画アーカイブが、運営費交付金の削減を受け、活動の存続のためにクラウドファンディングを始めるという。目標金額は一億円。
また一方では、コンテンツ産業の海外展開後押しのため、15社に計115億円を補助する方針のニュース。
これは、どうなの。
すごく身近な例えになりますが、私にはLINEスタンプを作っている友人がおり、その売れ行きや、流行り廃りの波があることを見聞きします。継続的に買ってもらえるLINEスタンプを作るには、ひとつのキャラクターでも物語性を変えたバージョンを作ったり、季節感を出してみたりと工夫は尽きないようです。
人気があるキャラクターを放っておいても売り上げが自然に伸びることはなく、その時々の話題をどう取り入れるか、1セット24個(程度)にどんなメッセージを盛り込むかを変えています。日々の会話のシーンを想像し、こんな挨拶なら使いやすいのでは、いや、思ったほど受けなかったなとトライアンドエラーを続けています。
何が言いたいかというと、キャラクターがあれば自動的に儲かるものではないということです。
このLINEスタンプの例でいえば、クリエイターがキャラクターを更新しているから常に買ってくれる人がいるわけです。つまりキャラクターと作り手はセットになります。政府の指針にある「コンテンツ産業」というくくりにも引っ掛かりを覚えますが、こういった地道な営為の結晶であることに想像が及んでいるのでしょうか。それを国として後押しするというのはいったいどういう関わりかたなのだろう。まるで予想がつかない。
アニメにおいても、今売れている作品は突然出現したわけではありません。過去の作品の積み重ねの上にあるものです。今はサブスクで過去作も見られるから安心、といってもいつまで見られるのか、誰にもわかりません。国立映画アーカイブの取り組みについては、以前noteを書きました。産業のベースを支える個々人にとっても、なくてはならない重要な施設だと思います。
クールジャパンという分析すべき先例があるので、これからどのような施策が取られるのかをよく調べていきたいと思います。うかうかしてると産業衰退待ったなし。
ready for に国立映画アーカイブのクラファンが開設されたようです。関心のある方はご覧ください。実績についてわかりやすく書いてあります。
いいなと思ったら応援しよう!
書籍購入や映像の研究に活用します🐈⬛ 