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「税金が安くなる」だけでは会社は潰れる?25年現場を見た税理士が語る、本当に正しい事業承継の順番

こんにちは。税理士法人日根野会計事務所 広島事務所の末永です。

日々、広島の中小企業の経営者様や次世代を担う後継者の方々から、事業承継や相続に関するご相談をいただいています。

その中で、ほぼすべての社長様が最初に口にされる言葉があります。

「やっぱり、一番税金がかからない方法で引き継ぎたいんだけど、どうすればいい?」

もちろん、それは税理士として一番の腕の見せ所です。株価を計算し、特例をフル活用し、1円でも納税額を抑えるシミュレーションを作る。
これはプロとしてきっちりとお応えします。

しかし、同時に私はいつも、心の奥でこう思っているのです。


「綺麗な節税シミュレーションだけで、会社は絶対に引き継げない」と。


少し厳しい言い方かもしれませんが、これまでに「税金は1円もかからずに引き継げたけれど、その数年後に社内がガタガタになって経営危機に陥った」という会社を、私は何社か見てきました。

なぜ、そんなことが起きるのでしょうか?
それは、事業承継の「順番」を間違えているからです。


大手税理士法人が教えてくれない「経理の現場のリアル」

私は、税理士になる前に25年間、民間企業の現場で経理実務の最前線に立ってきました。

毎日帳簿をつけ、資金繰りに頭を悩ませ、予算と実績の集計に追われ、経営陣と現場の板挟みになりながら、泥臭いバックオフィスの戦場を生き抜いてきました。

その25年の経験から断言できることがあります。
会社を動かしているのは、紙の上の「株」や「節税スキーム」ではありません。

日々の「現場の数字」と、それを動かす「人間関係」です。

多くの事業承継コンサルタントや大手税理士法人は、上流の「綺麗な計画書」を出してくれます。

しかし、いざバトンタッチした翌日から、後継者社長がどんな現実に直面するかまでは教えてくれません。

いざ、息子さんや次の社長がデスクに座ったとき、最初にぶつかるのは次のような「泥臭い壁」です。


「先代の頭の中にしか、資金繰りの予定が入っていない」

帳簿上は黒字なのに、なぜか今月の支払いがギリギリ。

理由を聞こうにも、先代は『感覚』で動かしているのでマニュアルがない・・・

先代には長年培ってきた「信頼」があるから「それ」で問題なかったでしょうが、後継者には「信頼」はありません。

そうです、会社は後継者に引き継いだ瞬間「リセット」された状態と考えた方がベターです。


「ベテラン経理社員が、新しい後継者の言うことを聞いてくれない」

 『先代の時はいつもこうでしたから』と、新しいやり方を拒絶される。

ベテラン経理社員は、変化を嫌う傾向にあります。
それにより、ベテラン経理社員の日々の業務が「ブラックボックス化」していて、後継者が口を出せない。

ベテラン社員の身の振り方は、先代が元気なうちから手を打っておかなければ、後継者が苦しい思いをすることになります。


「売上や利益の『クセ』が、試算表を見てもさっぱり読めない」

毎月上がってくる数字のどこをチェックして、どう経営判断を下せばいいのか分からない。

これらは、税金の書類をいくら綺麗に作っても、1ミリも解決しない問題です。

株式だけを譲り、現場の「仕組み」を譲らないまま承継を進めると、会社はあっという間に機能不全に陥ります。




本当に正しい「事業承継の3ステップ」

では、会社を潰さず、次の代へ確実にバトンを繋ぐためにはどうすればいいのか?

私が現場経験から導き出した「本当に正しい順番」がこちらです。

ステップ①:経理の「見える化(仕組み化)」

まずは、先代社長の「勘と経験」や、特定の社員の「属人化」に頼り切っていたバックオフィスを徹底的に解剖します。

誰が見ても「今、会社にお金がいくらあって、来月いくら必要なのか」が10秒でわかる仕組みを整えます。

これが、後継者を守るための最初の防具になります。


ステップ②:後継者の「財務リーダー化」

後継者の方に、難しい会計理論を学ぶ必要はありません。

大事なのは「明日から、自社の試算表のどこを見て、どう経営判断を下すか」です。

私は「先生」としてではなく、現場を知る「元・先輩経理マン」の目線で、後継者の方が自社の数字を完全に乗りこなせるようになるまでマンツーマンで並走します。


ステップ③:ここで初めて「税務・節税スキーム」

現場の仕組みが整い、後継者が数字を読めるようになって初めて、自社株の移動や特例の活用といった「税金対策」が100%の価値を発揮します。

土台がグラグラの家に、高価な屋根(節税)を載せても意味がありません。順番が逆なのです。


まとめ

「3代先も、家族に笑顔を」

私たち日根野会計事務所が掲げているコンセプトがあります。

『 3代先も 家族に笑顔を 会社に未来を』

事業承継は、単なるビジネスの引き継ぎではありません。先代が命がけで守ってきた「歴史」と、それを支えてきた「ご家族の想い」、そしてこれから会社を背負う後継者の「未来」が交差する、人生の一大イベントです。

だからこそ、目先の税金を安くすること「だけ」を目的にしてほしくないのです。

今だけの節税で終わらせず、3代先、4代先までその会社が健全に、そしてご家族が笑顔で続いていくための確かな土台を作ること。
それこそが、私の本当の役割だと思っています。

「綺麗な机上の空論」はいりません。

あなたが命がけで育ててきた会社だからこそ、私は25年の現場経験と承継税務の知識を総動員して、あなたの「一番泥臭い右腕」として伴走します。

「うちの会社の経理、今の状態のまま次の代に渡して本当に大丈夫かな?」 「節税の話は聞いたけど、現場の引き継ぎが不安だな……」

そう少しでも感じた方は、まずは現状の「会社の健康診断」から始めてみませんか?

いつでも広島の事務所で、あなたのお話をお聞きします。



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