フィリピン親子留学─【#9】世界が居場所になるということ
こんにちは、サチです。
我が家は2026年2月1日〜2月21日までの3週間、フィリピンに親子留学に来ています。
今週の週末は、子どもたちと話し合って、遠出のアクティビティはしないと決めました。
アポ島でウミガメと泳ぐという「おすすめプラン」も、見送り。
子どもたちの希望は、ウミガメではなく、「大きいスーパーで買い物したい」でした。
お土産ではなく、記念品でもなく、ただ、スーパーで食料を買いたいらしい(宿周辺には、個人店がほとんど。セブンイレブンもありますが)。
体はフィリピン、意識は日本
午前中はプールに入り、そのあとジプニーという乗り合いバスで市内の大きなショッピングモールへ向かいました。

私は、フィリピン特有の景色をぼんやり眺めていました。
強い風に揺れるココナッツの木。

「私って今、本当にフィリピンにいるんだよなぁ…」
そんなことを考えていたら、幼稚園のクラスLINEの通知。
「謝恩会のお知らせ」
あ、そういえばアルバム作るって言われてたな。
次男が先生と写ってる写真、探して送らないと。
頭の中は完全に日本。
目の前はフィリピン。
体はここにあるのに、意識は日本に飛んでいる。
なんとも不思議な感覚でした。
でも同時に、「あぁ、私って、どちらにもいるんだな」と思いました。
スーパーは、世界を広げる場所
市内で一番大きなショッピングモールの「ロビンソンズ・プレイス」へ。
宿周辺とはまるで違う雰囲気で、イオンモールっぽい。

腹ごしらえをしたあと、目的地のスーパーマーケットへ。


子どもたちは、インスタントラーメンやお菓子の棚に大興奮。

「これ、日本のやつ!」
「これ、ニュージーランドでも売ってたよね」
「これ50ペソだって!安くない?」
そんな会話を聞きながら、この子たちの世界は、確実に広がっているなと思いました。
観光地よりも、生活の匂いがする場所で。

カートいっぱいに商品を入れて、合計金額を予想して一喜一憂して。
その時間が、なんだかとても豊かでした。
危うさの中で、抱きしめた
外に出ると真っ暗。
どこからバスに乗ればいいのか分からない。
横断歩道もない、交通量の多いメイン通り。
ちょうど通りかかったトライシクルに声をかけ、「いくら出せる?」と聞かれて、「800ペソ」と答える。
本当はジプニーやバスの方が安い。
でも、大荷物を持ってどこから乗れば良いのかを探す気力はなく。。。



横にはドアなどなく、下手したらブレーキの弾みで落ちちゃうかも…な造り。
最初、私は子どもたちで向い合わせで座っていましたが、怖くなり、2人席に私と長男が並んで座り、次男は私の膝の上に乗せました。
そして、乗っている間、私は2人をずっとギュッと抱きしめていました。
長男の肩に腕を回しながら、「こんなにくっついたの、いつぶりだろう」と思いました。
ちょっと怖かったからこそ、自然とくっつく。
その瞬間、なんだか急に愛おしさが込み上げて、さらに力が入りました。
45分後、無事に宿に到着。
心の底からホッとしました。
Keep the change.
運転手さんに1000ペソ渡して、“Keep the change.”と伝えました。
先日レッスンで習ったばかりのフレーズ。
まさかこんなに早く使う日が来るなんて。
“Are you Korean?” と聞かれて、“No, Japanese.” と答えたら、「ありがとう」と言われました。
いや、こちらこそありがとう。
ちょっと怖い経験も含めて、私たちを終始気遣いながら運んでくれた人。
もしバスやジプニーに乗っていたら、こんなに子どもたちとくっつく時間はなかったかもしれません。
そう思うと、200ペソの「ちょい高チップ」も、価値あるお金の使い方に思えました。
世界が居場所になるということ
昨日は、めちゃくちゃ疲れました。
でも、めちゃくちゃ満たされました。
世界が居場所になるということは、安全であることではないのかもしれません。
怖さもある。
分からなさもある。
英語もまだ拙い。
それでも、
自分で判断して、
子どもを抱きしめて、
感謝を伝えて、
無事に帰ってくる。
その積み重ねが、
「どこへでも行ける」
「どこでも生きていける」
という感覚を、着実に育てている気がします。
体はフィリピン、意識は日本。
でも私は、どちらにもちゃんといる。
それが今、とても嬉しいのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次の#10では、いよいよ帰国前夜。
今回の留学を通じて、私が英語力以上に「回収」することができた大切な感覚について、等身大の言葉でまとめています。
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