R06【18生物工学部門】必須問題Ⅰ『解答論文例』問題Ⅰ-2 - 技術士第二次試験 -
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🔶R06_I-2|過去問題
バイオリソース(生物遺伝資源)とは、研究開発の材料となる動物、植物、微生物、遺伝子、細胞、及びそれらの情報であり、生命活動の基本的なメカニズムの解明や、バイオプロセスの構築、及びマーカー探索などに利活用されている。
バイオリソースの利活用を促進するうえでは、より多様で利用価値の高いバイオリソースを体系的かつ戦略的に収集し、利用しやすいように整備することが重要である。
(1)生物工学分野の技術者として、バイオリソースとして整備する生物や生体組織の例を1つ挙げて、「バイオリソースの整備」のために必要な課題を多面的な観点から3つ抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題の解決策を3つ、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じるリスクと、リスクへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。
🔶R06_I-2|骨子案
1.バイオリソース整備の課題
〇バイオリソースとして整備する例
・再生医療・創薬研究用ヒト由来iPS細胞
・多様な用途での活用事例
〇観点1:品質管理の観点
・未分化性維持と分化能力安定化
・次世代シーケンサーによるモニタリング
〇観点2:バイオセキュリティの観点
・高度セキュリティ対策の必要性
・固定化酵素技術応用の汚染検出
〇観点3:データ統合管理の観点
・多層オミクスデータの標準化
・国際データベースとの相互運用性
2.最重要課題およびその解決策
▼最重要課題
・品質管理の標準化
・品質ばらつきがもたらす問題
▽解決策1:多階層評価法確立
・CRISPR-Cas9によるマーカー導入
・リアルタイムモニタリング実現
▽解決策2:自動培養導入
・大量培養と連続培養の融合
・バイオセンサーによる環境制御
▽解決策3:国際規格策定
・細胞特性評価法の標準化
・バイオアッセイ技術の活用
3.リスク及びその対応策
◇リスク及びその対応策1:遺伝子変異発生
・オフターゲット効果の問題
・次世代シーケンサーによる検証
◇リスク及びその対応策2:環境制御不全
・センサー誤作動のリスク
・膜分離技術による環境安定化
◇リスク及びその対応策3:多様性喪失
・標準化による画一化問題
・カスタマイズ培養法の整備
4.業務遂行に必要な要件
☆技術者としての倫理の観点
・ドナー権利尊重と同意取得
・安全性確保と情報公開の推進
☆社会の持続可能性の観点
・SDGsを念頭にした整備
・公平なアクセスと利益共有
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