R06【0907建設部門-道路】選択問題Ⅲ『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
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🔷R06_III-1|過去問題
急速に進む人口減少と少子高齢化、巨大災害リスクなどの増大するリスクに加え、低成長期を迎える我が国の国際的地位は低下しており、その危機感は、今次策定された新たな国土形成計画において、「時代の重大な岐路に立つ国土」として示されている。こうした状況の中、今後の我が国が経済成長を取り戻し、安全で活力ある国土を形成していくためには、世界水準の、賢く安全で持続可能な国土の基盤ネットワークの構築が鍵となる。
今後、日本を取り巻く社会経済情勢を踏まえ、2050年の将来を見据えた次世代の高規格道路ネットワークの求められる役割などを考慮し、適切な対策を実施していく必要がある。このような状況を踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)次世代の高規格道路ネットワークの求められる役割の実現に向けて、道路に携わる技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
🔷R06_III-1|骨子案
1.次世代高規格道路の課題
1)観点1:持続可能性と環境配慮
・カーボンニュートラルへの技術対応
・生態系保全と環境アセスメント強化
2)観点2:レジリエンスと防災
・災害に強い道路構造物の整備
・緊急輸送路としての機能確保
3)観点3:技術革新と社会変化への適応
・次世代モビリティへの対応
・人口減少と担い手不足への対策
2.最重要課題に対する解決策
〇最重要課題
・レジリエンスと防災における強靭性確保
▽解決策1:構造強化と冗長性確保
・災害リスクを考慮した道路構造の強化
・ミッシングリンク解消によるネットワーク強化
▽解決策2:ICT活用災害対応強化
・センサー・AI技術による災害対応システム構築
・迅速な状況把握と交通制御の高度化
▽解決策3:防災拠点機能強化連携
・戦略的防災拠点の整備と機能強化
・関係機関との連携体制構築と訓練実施
3.新たなリスクと対策
▽リスク及び対策1:財政負担増大対策
・ライフサイクルコストに基づく最適設計
・民間活力導入と効率的維持管理の推進
▽リスク及び対策2:システム脆弱性対策
・多層的セキュリティと代替システムの整備
・専門人材育成と非常時対応能力の向上
▽リスク及び対策3:環境・社会分断対策
・環境に配慮した道路設計とグリーンインフラ
・地域連携強化と合意形成プロセスの構築
🔶R06_III-2|過去問題
東日本大震災以降、災害初動時における道路啓開の重要性が大きく認識され、関係機関との連絡体制の構築、発災直後から対応可能な人員及び資機材の確保など、全国各地で事前の備えが進められてきた。しかしながら、令和6年能登半島地震では、道路啓開に時間を要するなど、被災地支援の初動対応が取りづらい状況が発生した。このような状況を踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)大規模災害時において道路啓開を迅速に行うに当たり、道路に携わる技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
🔶R06_III-2|骨子案
1.道路啓開の迅速化における課題
①情報収集・共有の観点「情報収集・共有体制の課題」
・被災状況の把握困難性と情報共有の遅延
・広域災害時の情報一元管理の不備
②資源配分の観点「人員・資機材の確保・配置の課題」
・重機・資材の最適配置の困難性
・熟練作業員の確保と輸送の時間的制約
③意思決定の観点「啓開作業の優先順位設定と柔軟対応の課題」
・柔軟な判断・変更体制の欠如
・二次災害リスク評価と計画変更の遅延
2.最重要課題とその解決策
〇最重要課題「情報収集・共有体制の不備」
・根本的問題としての情報共有の重要性
・他課題への波及効果
▽解決策1「統合型情報システム構築」
・AI・ドローン活用による被災状況収集
・クラウドベース情報共有プラットフォームの実現
▽解決策2「官民情報連携の強化」
・住民・民間企業との情報収集協力体制
・関係機関との訓練・プロトコル確立
▽解決策3「IoT監視システム導入」
・センサーネットワークによる自動検知体制
・AI画像解析による継続的監視体制
3.解決策実行後に生じうるリスクとその対策
1)システム障害対策強化
・バックアップシステムと分散型データ管理
・オフライン代替手段による堅牢性向上
2)人的判断力の維持向上
・訓練プログラムによる技術者育成
・ハイブリッド型意思決定プロセスの構築
3)情報保護体制の確立
・個人情報保護と透明性確保
・法的枠組み整備とモニタリング体制
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